2019-03-30幌平山(718m)・イチャンコッペ南西ピーク(785m)

【山名・コース】幌平山(718㍍)・イチャンコッペ南西ポコ(785㍍)
【期間】 平成31年3月30日
【形態】 A・ C ・ P ・ 他
【天候】 晴   
【性別】 男性3名 
【メンバー】 CL吉 佐 松
【山行形態】尾根 縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー 
【地点時間】【記録者】吉
車止め8:20イチャンコッペ登山口出発 9:50 幌平山山頂着 10:10出発 11:30イチャンコッペ南西ポコ着 11:50 出発 13:05登山口着

【感想文】 吉
 前日に天気予報を見て、急遽山行計画を立てることにした。30日は晴れる確率がかなり高そうだ。ちょうど定山渓天狗岳Ⅲ峰Ⅱ峰山行が中止になった後なので、どこかに行きたいと思っている人もいると思い、兄弟に声をかけると二つ返事でOKとのこと。すぐに計画を作成し、実施することにした。
 恵庭岳には雲ひとつかかっていない。風不死岳も樽前山も全部よく見える。イチャンコッペ登山口に着くと登山道入口付近の急斜面には雪は全く見えない。気温も高く春の気配濃厚である。ワカン・スノーシュー・アイゼンは担ぎ、ツボ足で登山を開始した。すぐに踏みしめられた雪が現れた。表面がヌルヌルで滑りやすいので、アイゼンを装着し登山を開始。雪のあるところを選びながら、ときには泥の上を、時には笹を上をあるきながら、570㍍のコルを目指した。
 コルからは夏道を外れ、進む方向を大きく西に変え、西に伸びる尾根に取り付く。空はあくまで青く、風もない。温かい。トレースで崩されていないきれいな斜面を気持ちよく登っていく。見え過ぎるくらい全ての山が見えている。急遽、山に来ることにして本当によかったと思う。すぐに目の前に大きな恵庭岳の岩塔が見え始めた。おしゃべりをしている内にまもなく幌平山山頂に到着した。平で広い山頂で、支笏湖を眺めるためにつくられた展望台のような山である。山頂標識もしっかりとある。オコタンペ山山頂にあった標識と同じ人が作ったと思われるかわいい標識である。ちゃっかりとキツツキが標識に穴を開けてくれていた。
 休憩後、先ほどのコルまで引き返し、今度はイチャンコッペを目指す。ルートは夏道とほぼ同じである。
 ちょっとだけ急登でも、天気が良いと心が弾み、辛くてもつらくない。3月4月の天気の良い日は全て山に登りたいものである。ただ落とし穴はあちこちにあり、注意しないと直ぐに穴に落ちてしまう。滑落にもつながるので要注意である。
 875㍍ポコでは、絶景を満喫し、山座同定を楽しみ、ゆっくりと食事をした後、下山することにした。絶景を見ながらの下山であっと言う間に下山を完了した。