2019-12-17 奥三角山(354㍍)・西高山(340㍍)

 

【山名・コース】 奥三角山(354m)・西高山(340m)

【 期   間 】  2019年12月17日

【 形   態 】  尾根歩き

【 天   候 】  曇り

【 性   別 】  男性8名 女性6名

【 メンバー 】  CL古、SL藤、竹、金、多、塩、渡、美、高、佐、泉、松、椎、平

【 山行形態 】  ツボ足

 

【短信・感想】  平

今回は、札幌150峰の92番目奥三角山から93番目西高山に至る縦走登山です。

昨年11月23日の藻岩山~三菱山~西高山~奥三角山~三角山に至る「近郊トレーニング山行」の一部を逆行するルートの山行になります。

 前日、大倉山の近くに住む渡さんから古CLに大倉山には積雪がほとんどないとの連絡が入ったようで、古CLからメンバー各人に「スパイク長靴がベスト。スノーシュー不要。」とのメールを流していただきました。そんなことで、スパイク長靴に変更して山行に臨むことができました。(前日にメールチェックすることの大切さを再認識しました。)

 当日は、8時、大倉山シャンツェ駐車場に集合。オリンピックミュージアムに移動し古田車の到着を待って8時20分に曇天の中を登山開始しました。大倉山ジャンプ台の横に設けられている木製の階段はジャンプ台の最上部付近まで続いています。ジャンプ台の横ですからその傾斜は結構なもので、かつ、雪が少なく気温が高いことから滑りやすいので足元に十分注意しながら歩を進めます。約20分で札幌周辺自然歩道の小別沢・三角山の分岐点に到達し小休止。ここから小別沢方面の奥三角山に向かいます。大倉山からの下り坂は滑りやすく恐い感じでした。また、その登り返しが急登で、スパイク長靴でも難儀しました。この時期にはアイゼンを用意しておく必要があると強く感じた次第です。奥三角山の頂上に到達したのが9時20分。登山開始からちょうど1時間でした。

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 ここから西高山に向かうことになりますが、この後は傾斜のきついところがないので気分的には楽です。途中、小別沢と福井の分岐に小さい標識がありますが、一瞬間違えそうになりました。きちんと標識に従って小別沢方面に向かって行くと災害救助犬を育成する道警の施設に辿り着きます。その敷地の横を拝借して登山道に出るためそのまま直進を続けます。登山道の所々には、乾いてしわしわしわになった山ぶどうの房がそのまま落ちていました。上をみると、山ぶどうが鈴なりになっています。全員の意識が山ぶどう採りに向かい、少しの間山ぶどう採りに夢中になることができました。山ぶどうはツルを引っ張ると干しブドウが房ごと落ちてきます。(廃道に近い登山道だけあって人の手が入っていないようです。)それは、発酵して少し甘くなっており、子供の頃を懐かしく思い出しました。その後1.2kmほど進んで10時35分に宮の森から盤渓に至る道路と合流しました。依然として空はどんよりしていますが、まだ雨が落ちてくる気配はありません。

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西高山に登るため盤渓小学校の敷地に入りその裏側を通りましたが、昨年あったヒグマ対策の電気柵はありませんでした。さらに10分ほど登って学校から少し離れたところで小休止。西高山の頂上には予定より30分遅い11時15分に到着。頂上には「(財)札幌西高会所有 62年建立」の立て札が建てられていました。他にも高校あるいは同窓会が所有している山はあるようですが、西高山は頑丈な地滑り対策が随所に施されており、その他の管理も行き届いているように思いました。そして、伝統ある札幌西高だけあって、OBが多くまた財源も豊かだから・・・と推察しました。

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 西高山からの下山を開始したのが11時25分。途中迷いやすい所に出ましたが、昨年経験済みなので、若干のズレはありましたが11時45分に森学舎に到着しました。その後は味気ないながらも、国道を各々おしゃべりしながら歩いて大倉山に向かいます。そして、オリンピックミュージアムに到着したのが12時30分。そこで昼食を摂り12時45分に解散の運びとなりました。