2020-07-19 神威岳 コビキ沢(沢入門)

【山名・コース】神威岳 コビキ沢 (沢入門)

【期間】 2020年 7月 19日    【天候】 曇→晴れ

【形態】 A・ C ・ P ・ 他

【性別】 男性 7名 女性 5名

【メンバー】 CL二 SL笠 SL吉 M塩、藤 佐T 椎 佐(智) 竹 柳 杉

 熊
【山行形態】 尾根 縦走 (沢登り) 岩登り 登攀 山スキー 熊谷光之

【地点時間】〔記録者〕 熊

 7:40木挽大橋パーキング発  8:30入渓  8:50 5mの滝  9:12 4m+2m二段の滝  9:31 5mの滝10:45 C640二股  11:40 頂上下コル登山道  12:10神威岳頂上着  13:00 頂上発  14:40 コビキ沢右岸

  林道   15:55 木挽大橋パーキング着

【短信・感想】 熊

 今年の沢入門(沢に親しむ)は初めての沢体験となる杉本さんが参加してのコビキ沢であった。私がこの沢に出会ったのは、はるか50年も昔であった。スケールは大きくないがゴジュル有り大小の滝が20~30有り、沢登りの全てが凝縮され魅力的で充実した沢登りを楽しめた沢であった。

 札幌の岳人が沢と言えばこの木挽沢が沢の入門スタートであった。その昔沢の名前のとおり木材伐り出しに使ったようである。 私が行き始めた頃には、まだその名残りの丸太で出来ている堰があった。ここに伐採した木を溜めて一気に放流し造材をしたようだ。

 もう一つ強く印象残っている事がある、丁度この沢に通い始めた頃よりさっぽろ湖のダム建設が着手され、山中のいたる所で地質調査のハッパ音が響き渡っていた。

 それでも当時は入山禁止ともならず小樽内川を含め沢登りを堪能させてもらった。

 おかげでダム建設の初めより完成までを見させ貰った貴重な記憶が残っている。

さてこの度のコビキ沢、沢入門ですが、私の失敗も含めなんやかんや反省の遡行でした。

 7:25木挽大橋横駐車場にて笠石SLよりルート等の説明を受け7:40出発コビキ沢右岸林道を行く。 8:30C480あたりの小沢下りコビキ沢に入渓。そのとたん私のボロ沢靴底の先三分の一が剥がれているのに気ずく。絆創膏テープ等で応急処置をし遡行を再開。特に険しい所も無い沢歩きでこの先何とか靴底も大丈夫であった。8:50大きめの5

 

f:id:hyakumatu_sapporo:20200812145702j:plain



mを越え9:15℃540 4m+3m二段の滝に着く。これも軽く超え9:30 5m程の滝に出会う、それぞれ右岸左岸を慎重ヘツリ直上した。このヘツリで沢入門の杉本さんがドボンし沢の初歓迎を受けた。これでリラックス出来たのか、その後は和やかな表情で遡行を楽しんでいた。

f:id:hyakumatu_sapporo:20200812145602j:plain

f:id:hyakumatu_sapporo:20200815163822j:plainf:id:hyakumatu_sapporo:20200815163112j:plainf:id:hyakumatu_sapporo:20200812145825j:plain


 それに引き換え我が靴底はC640辺りで完全にバラケてしまい敗残兵の足元状態となってしまい柳川さんのお助けゴムチューブで手当てして歩くが、すぐにハズレてしまい直しながらの歩きとなった。C650二股を右に入り反藪漕ぎ状の踏み跡を神威岳直下の

f:id:hyakumatu_sapporo:20200812150052j:plain


登山道コルに向かった。少し進んだ所で先行者がハチの巣を荒らしたとみえ一斉に襲ってきた。数人が刺され、この状況での逃げ場は無く今後の対策の必要を感じた。

 その先、私以外のメンバーは順調に登りコルで一休みし神威岳頂上へ向かった。

f:id:hyakumatu_sapporo:20200812145932j:plain

 12:10頂上着 私は遅れて到着。大休止 昼食 ここで吉川さんがスマホの紛失に気付きザック内等色々探すが見つからず何処かに落としてきたと判断。だとするとコビキ沢よりの直登沢出口だと推定し探しながら下山する事となった。13:00頂上発 スマホを探しながらの下山となったが、すぐに推定とおり直登沢出口で見つかり本人は元より全員がホットした。下山は登って来たコースを戻り、私の足元状態を気遣かって貰いコビキ沢出て間もなくC600辺りで林道に上がり木挽大橋横駐車場に帰着した。

 

 

ヒヤリハット

  1.耐用年数過ぎの劣化した靴を安易に使用した事による靴底の剥がれ。状況によっては致命的な事に繋がる大きなミスであった。事前の用具類点検、安全確認については、念入り慎重にチエックを行う事と反省した。

 

 2.携帯話紛失防止を行う(落下防止紐等)。

 

 3.蜂の襲撃

  藪状の中で蜂の巣を壊したようで、地蜂と思われる蜂に襲撃され刺される。

  短時間の襲撃で被害は少なかったが防虫剤等対策の必要を感じた。