2020-09-12~13 旭岳(2,291㍍)とその周遊(A班)

【山名・コース】旭岳(2,291m)とその周遊(A班)

【期間】 2020年9月12日(土)~2020年9月13日(日)【天候】ほぼ晴れ

【形態】 (A) ・ C ・ P ・ 他

【性別】 男性 5名 女性 3名

【メンバー】 納(CL)、佐J(SL)、高、石、津、平、宇、渡

【山行形態】(尾根) 縦走 沢登り 岩登り 登攀 

【地点時間】(9/12) 6:40登山口、7:10姿見、7:20旭岳石室、9:20旭岳頂上

      10:55間宮岳分岐、11:35中岳分岐、12:10中岳温泉、13:20裾合平、

      14:30夫婦池、14:45姿見分岐、16:00第一天女ヶ原、16:30登山口

      (9/13) 6:00登山口、6:25姿見、6:30夫婦池、7:53裾合平、

      8:30ピウケナイ川(沢)、9:10当麻乗越、10:00ピウケナイ川、

      10:30裾合平、12:10姿見、12:50登山口

【記録者】 平 

 

【短信・感想】 渡

  •  9月12日登山口(ロープウェイ旭岳駅1100m)に、夕方合流の津さんを除く、7名が集合し、6:40に出発。私と平は、前泊なしで江別から直行なので疲れ気味。雲の切れ目から旭岳の姿がみえる。神々しい。ロープウェイが上がると、眺望が開け、遥かに雲海が広がり、何とも美しい。察するに下界は曇天・雨模様。
  • f:id:hyakumatu_sapporo:20201006110732j:plain


     姿見駅(1600m)でトイレを済ませ、7:10には山行開始。正面にそびえる旭岳に向かう。ロープウェイ内と同様に登山者で混みあっており、登山者が数珠つなぎ、アリのように連なって登っていく。途中、納さんから歩き方を教えていただく。そんなに大股に見えたかな?若者等に追い越されながらも、予定より早く9:20に、旭岳山頂(2291m)に到着。頂上は晴天で、360°見渡せる。大雪・十勝連峰

    f:id:hyakumatu_sapporo:20201006105027j:plain

    f:id:hyakumatu_sapporo:20201006105224j:plain

    が雲海からその姿をのぞかせ、本当にすばらしい眺望で、筆舌に尽くしがたい。30分ほど休憩がてら景色を楽しみ、写真撮影。納さんありがとうございました。
  •  旭岳山頂から、登りとは反対の東側斜面を下る。急傾斜で滑りやすい砂礫地、 転がり落ちないよう慎重に下る。100mほど下り、佐(峻)さんから右手の天人峡:忠別川の峡谷や白雲岳を教えていただきながら、登り返し、10:55に間宮分岐に到着。草木のほとんどない、礫地が広がる。荒涼とした風景だが、火山の跡だからねと満足。小休止後山行再開。間もなく間宮岳(2184m)の標識の前を通る。下っていくと、右手にクレーターのような御鉢平が見える。まさに噴火口そのもの。その先に黒岳がみえ、歩けば行けそうかも思っていると、中岳分岐(2048m)に11:35到着。
  •  中岳分岐から、右手に比布岳、左手に熊ヶ岳の崩れた柱状節理?を見ながら歩いていると、佐(峻)さんから「紅葉真っ盛りだと一面が深紅の絨毯状になるのに残念だね」とお聞きしましたが、私的には初めてなので大満足。ガレ場を下ること約200m、12:10に沢の中の野湯、岳温泉(1842m)に到着。私はここで昼ごはん。納さんから風呂に入ろうと言われていましたが、ここには簡易トイレもあり、若い男女を中心にすごい混み具合。足湯にしておきました。疲れがいやされました。
  •  中岳温泉からは、朽ちた木道の修理はいつかな、これほど高いところに丘陵というか野原があるのかと思いながら、ゆたっりと下り、13:20裾合平(1690m)に

    f:id:hyakumatu_sapporo:20201006110526j:plain

    到着。ここら辺りから、ガスが立ちこみ始め、景色も望めないので黙々と登り降りし、14:30夫婦池の展望台(1623m)に到着。ホシガラスの看板がありましたが、姿はみえませんでした。ここで平さんは、膝の具合が思わしくなくロープウェイで「直降」下山。
  •  14:45、姿見分岐(1610m)にトイレ組も再集結して下山開始。この後、登山口までの行路が本日一番苦しい道のりとなった。ロープウェイの保守用道路か林道をだらだら下る、または、スキーコース沿いにジグザクに下るのかと思っていたら、大間違い。この路は登り降りする方が少ないのか、その整備も本日のコース中最低の水準かな。木が生い茂り見通しがきかない湿った岩道を約500m下り、少々開けた湿地の中を黙々と歩き、16:30登山口(1100m)に到着。最後だけにこの路はしんどかった。
  •  今夜の宿の「白樺荘」へそうそうに引き揚げ、着いたら早速クーラーのビールをプッシュと開け、一服。本当にうまい。納さんのお陰で格安で宿泊でき、返す返すもありがとうございました。B班と合流。入浴後、夕食を一杯ほおばる。そ

    f:id:hyakumatu_sapporo:20201006105555j:plain

    の後、会計の石さんのお仕事を尻目においしいお酒を呑みながら、コンパス合わせを教えていただきました。合間に明日の準備を済ませ、私は2番目に遅く9時頃には就寝。翌朝は後れを取らないよう、4時に起床。
  •  9月13日、昨日は知らずにロープウェイ駅前に駐車し500円を徴取されたが、本日は無料のビジターセンター前を利用。今日は更に眺望が期待できそうな空模様。津さんも加わり8名。6:00に登山口=旭岳駅から始発のロープウェイで一番乗り。欠伸していると、「飲み過ぎかな」と冷やかされる。6:25には姿見駅(1600m)を出発。昨日と同じ道か、またこの道を戻るのかと思いながら、7:53裾合平(1690m)に到着。
  •  裾合平からは、湿地、原野のような風景の中の道を歩く。紅葉シーズでないことが残念。8:30ピウケナイ川(1631m)に到着。沢というか小川で、それなりの水

    f:id:hyakumatu_sapporo:20201006110237j:plain

    かさだが、具合よく渡渉用に岩が並んでおり、滑り落ちないようその上を慎重に歩く。そこからは、岩場を含めて、急登して、9:10当麻乗越(1695m)に到着。雲

    f:id:hyakumatu_sapporo:20201006110113j:plain


    が途切れ、沼の平はもとより、遠くに旭川市街地も一望できた。本当に絶景です。ここを下り、六ノ沼まで行く計画であったが、帰りの時間や行く先の泥道のことも考えここで折り返すことになった。朝食(白銀荘のおにぎり)をとり、9:35戻り開始。
  •  10:00にピウケナイ川を再度渡り、10:30には裾合平に到着。振り返ると、行きとは異なり、小塚、大塚の向こう、当麻乗越、当麻岳、安足間岳の連なりを見渡せた。ここで、昨晩から合流した、リハビリ登山の厚さんに会う。待っていたらしい。

  一休みの間、平さんの虫除けグッズ「おにやんま君」(合成樹脂製・体長は約15セ          ンチかな)が披露される。帽子等に装着するとブヨなどを寄せつけない効果があ            り、ネットでは即完売らしい。もう一つの効果として、若い子から話かけられる            らしい。

  •  裾合平を10:50に出発。退屈かなと思っていたが、昨日とは違い晴れ間が広がり、広々として気持ちよい。厚さんから、ブルベリーの原種:クロマメノキやコケモモを教えていただき、摘まみながら歩く。酸っぱくて疲れた体にちょうど良い。本日もホシガラスの姿は拝めないまま、12:10姿見駅着。靴の泥を落としてロープウェイに乗り、12:50旭岳駅=登山口に到着。白樺荘でB班と合流し、入浴後流れ解散。

   また、大雪に来たいと思える山行になった。冬が楽しみ。

 

【短信・感想2】 宇

とにかく今回も皆さんについて行き登りました。

北海道にある百名山の1つというので、はりきって登りました。

(来週は十勝岳に行きます)

下山の途中、温泉が沸いている所があり、若者達が足湯をしていました。私もさっそく入りました。

初体験① 携帯トイレブース使用

 こんな山の中に設置されたブース。すばらしいですね。自然を汚さないように!まず自分から!(早く使ってみたかったんですよ)

 

初体験② 川に足がドボン!ついでにお尻もドボン!

 川を横切るとき、浅い川だから甘く見ていたら、右の足がドボン。左の足もドボン。そして体勢がくずれお尻もドボン。ちょっぴり楽しい水遊びでした!

f:id:hyakumatu_sapporo:20201006105842j:plain

(下山までには、すっかり服は乾いてました)

 

 

ヒヤリハット

・旭岳登山では、ビジターセンター駐車場(無料)を使用。

・岩伝いに渡渉する際、岩の下流側の方が深くなっているので(再認識)、ストックをつく際にはバランスをくずさないよう要注意。

・「白樺荘」は、宿泊の翌日は、無料で入浴可。