2021-7-14 赤岳~白雲岳(2229㍍)~緑岳(2019㍍)

【山名 】 赤岳~白雲岳(2229m)~緑岳(2019m)

【期間】 2021年 7月 14日
【天候】 晴れ、曇り
【形態】 A・ 【C】 ・ P ・ 他
【性別】 男性1 名 女性1名

【メンバー】 CL武 SL椎

【山行形態】【尾根】縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー 

【地点時間】〔記録者〕会員№272  椎

   駐車場発 5時25分 赤岳山頂着7時50分 白雲岳山頂着9時10分
   白雲避難小屋着10時35分 緑岳山頂着11時20分 赤岳山頂着12時45分
   駐車場着14時45分
                   
【短信・感想】会員№272  椎

前日、夕方の激しい雨が上がり3時半の起床時には青空が広がり、駐車場から見える山の緑や雪渓が綺麗で暑さに悩まされる山行になるのでは、と心配になる。
駐車場には8台の車中泊の車があり山中泊の大きなリックを背負った人たちが早々に出発する。私たちは、白雲岳ピストンを考えていたのでしっかり朝食を食べ出発する。
日帰り装備でSLは2.5ℓCLは2ℓの水を持ち、重装備の人達を追い抜きながら登る。
第一花園は雪が解けたばかりで花はまだ早かったがウコンウツギ等は咲いていた。
昨日の雨で泥んこではないが湿った登山道を進むと雪渓が現れ慎重に登る。
コマクサ平では朝露に濡れた沢山のコマクサが咲き誇っていた。
赤岳山頂では重装備の人が休んでいたが私たちは白雲岳を目指しているので長休みはせず水飲み休憩で進む事にする。
白雲岳分岐までは登山道沿いのホソバウルップソウ、キバナシオガマ、キバナシャクナゲ、エゾツガザクラを楽しみながら進む。

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今日の最大の難所は白雲岳頂上直下の急ながれき帯で、夏道は雪に隠れていて滑落したら大けがが予想され、夏道から外れ大きな岩の上を山頂めざし進む事にする。
後から来た登山者も私たちと同じようなルートで山頂に向かっていた。

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白雲岳山頂に着いてまだ9時を少し過ぎた位なので相談しピストンではもったいないと建て替えが済んだ避難小屋経由で緑岳山頂にも行き周遊することにする。

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白雲分岐から避難小屋に向かう登山道もお花がいっぱいで、小屋の水場の近くではリュウキンカが沢山咲いていた。
マスクを装着していなかったので玄関先から、コロナ感染に配慮してアクリル板で寝袋を敷くスペースを区切り、安心して宿泊できるようにした小屋の中を覗かせてもらったがトイレは以前のままだった。
白雲岳避難小屋から緑岳に向かう板垣新道は雪に覆われていたが、はっきりした踏み跡があり雪も柔らかくなっていたのでスムーズに歩けた。

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雪が無くなってから緑岳までの緩やかな登りが思ったより長く感じられたが周りの花々に癒されながら何とか緑岳の山頂に到着する。
緑岳から小泉岳のあいだは緩い登りと下りで少しきつい登りがあるが、登山道の両脇は高山植物だらけであっちを見たりこっちを見たりしながら急がずに進む。
滅多に見ることが出来ない、チョウノスケソウの見ごろと重なりラッキーだった。

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心配した暑さは赤岳まで登ってしまうと、適度な風が吹き、持って行った水も余った。