2021-7-23~24 鳥海山(2237㍍)・月山(1984㍍)羽黒山コース

【山名・コース】 鳥海山(2237m)、月山(1984m)羽黒山コース

【期間】 2021年月7日23(金)、24日(土)   【天候】晴れ 

【形態】 A・ (C) ・ P ・ 他

【性別】 男性2 名   女性 2名

【メンバー】 Ⅼ二.SL二. 吉D.(会員外、浪)

【山行形態】 (尾根) 縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー 

【地点時間】〔記録者〕吉D 7月23日(金)鳥海山

 4:00大平山荘発--4:25 五合目(象潟口鉾立)発--5:35賽の河原--6:20御浜山荘

--7:00御田原分岐--7:40七五三掛--9:30山頂小屋--10:10新山頂上—-10:50七高山--

11:50伏拝岳--12:15文殊岳—13:00七五三掛分岐—13:40御浜小屋—15:25鉾立登山口着

【地点時間】〔記録者〕会員№288 7月24日(土)月山

  登山口7:30 佛生池小屋9:15 月山神社10:20 月山11:10

        佛生池小屋12:10 登山口13:30

 

7月23日(金)鳥海山

【短信・感想】 吉D

f:id:hyakumatu_sapporo:20210804162516j:plain


 鳥海山は今、人気の山ランキングで一位になっている。そうだったのか・・・

大きなすそ野を持ち、幾つかの名瀑がある事を今回知り、昨日は「元滝」と「奈曾の大滝」を見て鳥海ブルーラインを大平山荘迄やってきた。どちらも雰囲気のある美しい滝だった。

 昨日、登山口の駐車場を下見したが、今朝もすごい数の車で止めるスペースが少なかった。遅く来るとかなり下の方に止めなければならない状態。曇が明るく輝き始めてきたのを見つつ登山口を四時半出発。階段状の石畳が続く。すぐ上の展望台は霧が立ち込め周りの景色は良く見えなかった。しばらく行くと右手下は深く切れ落ちた奈曾渓谷が見えた。

 そして次々と夏の花が現われ一時間ほどで賽の河原に着き、所々に石積みが現れた。

右手の奥に大きな雪渓があり川を二箇所渡った。冷たい水が流れ水場になっている。

湿原の花もどんどん増え、更に一時間位坂を登ると御浜小屋に出た。小屋の下方には新緑と雪渓が残る鳥海湖があり青空が湖面に映っていた。小屋の周りにはニッコウキスゲや色々な花が咲き乱れ、素晴らしいお休み所になっていた。今日一番の写真が撮れた。

 緩やかな坂を登り、少し下ると御田原の分岐(1,692m)。ここを登るといよいよ核心部が見えてくる。30分で1800mの七五三掛分岐。ここの下は深くえぐられた谷になっており大きな雪渓が頂上付近まで続いており頂上が近いことを感じられた。

 100m位下まで降り対岸に渡るため雪渓を横断した。他の登山者は対岸の登山道を歩いていたが、我らはそのまま歩き易い雪渓を途中迄歩き、暫くしてから登山に合流した。

 9時30分頂上小屋着2200m。狭い範囲に宿泊棟やお社等の建物が密集して通路も狭く

沢山の登山者の波に押されるように岩だらけの新山に歩みを止めなかった。少し登った先に下へ降る大きな暗い穴の中へと道が続いていた。修行の為の道に違いない。出口から外に出ると次に新山頂上に向かう岩山が待っていた。10時10分やっと頂上2236mに着いた。すごく狭い場所だった。何とか記念撮影したが景色を見る時間もない中、直ぐに下山開始。

 岩だらけで降りる方向を一瞬見失っていた。他の登山者の後を追い進むと又もや違う穴の中へ道が続いていた。狭い穴の中には石の祠があった。合掌し無事に来られた事に感謝。そして今日のもう一つの目標である七高山2229mに向かった。対岸にある為、雪渓を少し降りたのち登り返しがあった。10:50七高山着いた。ここは少し広く落ち着けた。今通ってきた新山を写真に納めると改めて凄い場所に御室が建っていた事を確認する事が出来た。噴火の歴史と信仰の深さとを強く感じ取ることが出来た。帰りは行者岳、伏拝岳、文殊岳がある外輪山コースを降りた。花が咲乱れ登山者に人気のコースのようだった。七五三掛分岐で道は合流し後はひたすら来た道を下山する長い道が待っていた。

★出会った花々--------------------------------------

チョウカイアザミ・チョウカイフウロ・チシマフウロ・ハクサンシャジン・トウチソウ・カラマツ草・イワカガミ・ミヤマキンバイ・車ユリ・ヨツバシオガマニッコウキスゲ

トウゲブキ・ハクサンチドリ・ベニバナイチゴコバイケイソウハクサンフウロ等々

 

7月24日(土)月山

【感想文】   二

 休暇村庄内羽黒で朝食のお弁当とおにぎりを貰い6時に月山登山口へと向かう。道路はカーブの連続で息が抜けない。駐車場に着くともうすでに沢山の車が止まっている。トイレは1回100円。弥陀ヶ原を進むと御田原神社がありここから先、地唐、お花畑

f:id:hyakumatu_sapporo:20210804162627j:plain

f:id:hyakumatu_sapporo:20210804162722j:plain


が広がり、ニッコウキスゲ・トウゲブキ・キンコウカ・ウサギギク・ハクサンボウフウ・ミヤマキンポウゲヨツバシオガマ・ミヤマシオガマ・ハクサンシャジン・頂上近くには可憐なウスユキソウ・ミヤマリンドウ・フウロが沢山咲いていました。鳥海山は雲の中で見えませんで

f:id:hyakumatu_sapporo:20210804162904j:plain

f:id:hyakumatu_sapporo:20210804163130j:plain



した。雪渓から吹き上げてくる風が気持ちいい。まず、月山神社で一人500円を払い御祓いを受け、紙の人型を体にこすり付け、息を吹きかけ水の中に入れました。月山の頂上を踏み整備された石の登山道を下り登山口へ到着。自販機で冷たいコーヒーを買い一気飲み。美味しかったー!

 まずは、お風呂に入りすっきりとし、一路新潟港へ車を走らせる。美味しいものを食べたかったのですが、お目当てのお店は予約を入れていなかったので満席で断られ、誰もいない我々だけのお店は、店主はやたらと愛想がいい。サラダ類は美味しかったが、肉料理はイマイチ。チンジャオロースを頼んだら材料のピーマンがないのか、40分はかかりますと・・・もう笑うしかない・・・。帰りのフェリーは空いていて、快適そのものでした。

 今回の山行は暑かったけど、鳥海山も月山もたくさんのお花に迎えてもらい愉しませてもらいました。