2021-9-20~21 楽古岳1471.5㍍(メナシュンベツ川コース)

【山名・コース】 楽古岳 1471.5m(メナシュンベツ川コース)

【期  間】 2021年9月20日~21日 (天 候)晴~曇り

【形  態】 A・ C・ P・ 他 

【性  別】 男性 2名

【メンバー】 CL多 SL竹

【山行形態】 尾根 縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー

【地点期間】 〔記録者〕   竹

       山荘5:00→第5渡渉点6:00→6:15取り付点6:35発→950m地点8:00→

       1100m地点8:55→1317m地点9:35→頂上10:15

       (下山)

       頂上10:40→13:30取り付点14:15→15:05山荘到着

 

【短信・感想】   竹

 

 様似から国道236号線の天馬街道を車で駆け上がると、上杵臼あたりの牧場付近から右折する案内看板が目に入ってくるので、そこから陽春橋に向け一本道の楽古山荘を目指して走ることになる。

 20日、楽古山荘には15時位に到着したが、山荘前の駐車場には5~6台の車が並んでいて、既に山から下りてきた連中が帰りの身支度をして賑わっていた。中には連盟関係労山の顔なじみもいて、楽古岳の状況等様子を知らせてくれた。当日の山荘泊り客は、多さんと私だけになり広々とした山荘内を贅沢に使わせていただくことができた。

 

 翌日、21日は6時出発を予定していたが、二人とも早く目が覚めてしまい、夜が明けてくる5時頃には既に出発する準備が出来上がっていた。5時山荘を出てすぐ、薄暗い林道を進むとメナシュンベツ川の一番目の渡渉に出くわすが、ガイドブック上で書かれているコンクリートの橋はすでになく、下流川辺に散雑に転がっていた。

 私達はこの後続く4か所の渡渉も考え、沢靴を用意してきたため、何の不安もなく左岸沿いの踏み跡の道を進むことができた。

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 沢は倒木が雑多にゴーロ状に覆いかぶさり、荒れたすざましい姿であり、暴風雨時の凄さを思い知らされた状況だった。

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  沢は490m地点に着くと広い二股になり、そこには尾根に取り付くことを示す標識あった。私達はここで一旦休憩をとりながら、沢靴から登山靴へ履き替え、一直線上に

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突き上げる尾根に臨むこととなる。急尾根の始まりはジグザグを切るグニャグニャ道。そして山道に覆い被さる笹は深く、足元が見えない急傾斜が延々と続いて行く。辛い急斜面を上がっていくと1100m地点でようやく若干の平坦地に出た。

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  仰ぎ見ると右に折れる尾根上台地から、楽古岳までの長い稜線が続いて「頂上はもう少しだ」と思いながら天を仰いでため息をついた。

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 1317m地点に着くと、次第に山はガス状に変わりつつ、北方に連なる「やまなみ」も姿を消しはじめてきて,風も強くなってきているのが分かった。しかしありがたく稜線上の道は緩く、ハイマツと高山植物地帯を通り抜けながら、一歩一歩進んでいくと広い台地上の頂上が待っていた。だが何も見えない。しかしあの独特な「看板」が待っていてくれた。

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 ようやく100名山第4座目に逢えた歓びでいっぱいだった。そしてこの日は奇しくも、多リーダーの誕生日だったのだ。

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 本当に素晴らしい1日だった。一緒に臨んでくれたリーダーに感謝申し上げます。下山に入って水場に着いた時、お湯を沸かしコーヒーを入れてくれたリーダー。どんなコーヒーよりも旨かったです。

 

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ヒヤリハット

    特になし