2021-11-14~22 日本列島半分縦断旅

 日本列島半分縦断旅         (N社の企画改良版)

【期間】 2021年11月14日(日)~11月22日(月)  

【形態】 A・ C ・ P ・ (他)

【性別】 男性2  名 女性 4名

【メンバー】 Ⅼ吉D・金・星・柳    元会員SさんとKさん 

【地点時間】〔記録者〕 吉D 

 1日目(11/14)9時/新千歳空港発--11時40/神戸空港着—-12時半/圓光寺--14時20

下鴨神社--15時25/京都府立植物園と陶板名画の庭     【移動距離120km】

 2日目(11/15)9時05嵯峨野トロッコ列車--亀岡下車--嵐山二尊院--永観堂--哲学の道

    銀閣寺--18時/東寺のライトアップ見学       【移動距離80km】

  3日目(11/16)7時半発/比叡山ドライブウェーで延暦寺東塔(根本中堂)・延暦寺等--

    琵琶湖大橋—-美術館(MIHO MUSEUM)--近江八幡  【移動距離112.5km】

  4日目(11/17)近江八幡お堀散策--彦根城--長浜城--兼六園--氷見漁港の番屋街で夕食

                            【移動距離297.5km】

  5日目(11/18)6時半/氷見場外市場の見学と朝食--朝日公園--氷見の足湯--番屋街買物

雨晴海岸--11時/五箇山の相倉集落と菅沼集落—-13時40/白川郷集落--17時/富山                                  

                            【移動距離198.3km】

  6日目(11/19)7時20/富山発--北陸自動車道利用--村上市から海岸線へ--酒田市観光

    本間家旧本宅—本間美術館--鶴舞園--山居倉庫  【移動距離427.8km】

 7日目(11/20)8時15/酒田発--不動滝「開運出世の滝」--玉すだれ滝--和滝--慈光滝--

不動滝--鳴子温泉郷の湯元「滝の湯」入浴--陸羽東線で古川へ--東北新幹線で盛岡

                          【移動距離途中迄76.9】

 8日目(11/21)8時半/盛岡発--10時/浄土ヶ浜--鵜の巣断崖むつ市--下風呂温泉

『海峡の湯』入浴--19時前/大間の宿着           【移動距離409km】

 9日目(11/22)8時半/宿発--9時半/仏が浦--12時/大間フェリーターミナル着   

     14時10/フェリー出港--15時40/函館港着--高速利用--19時半頃/札幌市着

                 【移動距離256km----総移動距離1,978km】

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【短信・感想】

 

1日目---神戸空港の到着口でN氏と先週から関西に来ていた柳川さんと無事合流した。

今回の旅は日本列島半分縦断という縛りはあるものの、我らの思うように直して良いと

の了解を得てほぼ希望通りの観光地を入れて欲張りの旅の計画を作った。

 今日からいよいよ冒険の旅が始まるのでドキドキ感があった。直ぐに車に乗り込み出

発。途中、JR芦屋駅に立ち寄り明日のトロッコ電車の切符を買う。

 京都に着き、紅葉の名所の圓光寺に直行。観光客が結構入っていて広い縁側には沢山

の人 が休んでいた。

 

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紅葉はまだ早いかったが池に紅葉が写り美しかった。

かった。裏山の高台からは京都市内が一望できる。13:50終了。ここから割と近場の世界遺産下鴨神社に移動。敷地がすごく広くて全てを見られなかったが真っ赤な桜門の迫力にびっくりした。七五三祝いと結婚式の予定がびっしり入っていて賑わっていた。境内をくるりと回り15時で終了。近くの京都府立植物園に移動。町中にこんなにも広くて立派な植物園があるとは知らなかった。巨木もいっぱいありさすがに歴史のある町ならではと感じた。高齢者は無料だった。ついでに近くの陶板名画の庭に入り壁一面のダビンチ等の名画鑑賞も行う。16:40終了。

                                     吉D

 

 2日目 晴れ

 朝7時30分、京都の観光に出かける。

 1番のトロッコ電車には少し間があるので、渡月橋の周りを散策、山と山の間にガス

がかかり、幻想的な風景を見ることが出来ました。

 電車からは紅葉に彩られた山々が美しく、保津川下りの船の人と電車の人が手を振り

あって朝の挨拶をしました。

  次は寺巡り、1番目は小倉山の二尊院、1200年の歴史を持ち、約5万坪の境内、

釈迦如来阿弥陀如来の二尊を祀る、天台宗の寺院でした。

 2番目は全国的にも紅葉で有名な永観堂禅寺、見返り阿弥陀像、火よけの阿弥陀、三

鈷の松、悲田梅と多宝塔までの山登り、上からは京都の街並みも見ることが出来ました。

 3番目は山茶花の花が咲く哲学の道を通り、銀閣寺へ、平成6年(1994)にユネスコ

の自然遺産に登録された。哲学の道には桜の紅葉は無く、春への旅を誘っていました。

 最後に真言宗の総本山、東寺へ。少し時間があるので、近くの居酒屋で時間をつぶ

し、6:00からのライトアップに行きました。前にも見ているのですが、五重塔に月が

かかり、お堀に写るその姿は美しく、格別なものがありました。

 今回の旅行で一番嬉しかったのは、コロナが少し治まりを見せた為にメインの名所に

は修学旅行の子供達の姿を見ることが出来た事でした。

                                                                          金K 

 

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 3日目 (11/16) 比叡山延暦寺信楽町 MIHO MUSENM

 今日も朝から晴れていて、海かと思えるほど大きな琵琶湖を眺めながら比叡山ドライ

ブウエーを経て延暦寺に着きました。

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山全体が3つのエリアに分かれていて東塔、西塔、横川とそれぞれにお堂、院、楼など

歴史を感じさせる重厚な建物が、ゆったりとした空間にあり周りの木々と相まって異次

元の世界にタイムスリップした気持ちでした。

 東塔エリアにある根本中堂は国宝に指定されていて延暦寺の総本堂です。また 各建

物もほとんどが重要文化財に指定されていました。

 今から1200年前に最澄上人により開創され、万民豊楽を祈られて‘不滅の法灯’が

灯されているそうです。ここから親鸞聖人、日蓮上人、法然上人などあまたの宗教的偉

人が各宗を開かれて、日本の仏教の根本の道場であったようです。

 帰りがけに1本の木に見入っていましたら、これらの木は信長に焼き討ちされた後に

植えられたもので、延暦寺には400年以上の木はないのです。と話して下さいまし

た。子供の頃日本史で習ったことが、この年で改めて確認できて長生きと旅は嬉しいも

のです。

 その後、信楽の美術館に行きました。

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琵琶湖の南の自然豊かな山中にあり、I.M.ペイさんという著名な建築家の設計で‘光

こそ建築の鍵’をモットーにガラスの屋根からの光がライムストーンの壁にやさしく、包

みこまれる幸せを感じさせていました。館内の展示物はミネアポリス特別展で、浮世

絵、茶道具、日本画等で、これら日本の美術品が海外に流出していることに驚きました

が、素晴らしいものでした。この後 近江八幡泊です

                                                                        星H

 

 

11月17日(4日目 水曜日):晴れ

  早朝商人の町、近江八幡の古い町並みと商売で財をなした旧家を1時間弱散策。豊

臣秀吉が八幡堀を運河として活用し琵琶湖を往来する商船をすべて八幡の町に寄港させ

商人の町として栄えたそうです。

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次に彦根城を散策、彦根城は国宝(他に姫路城、犬山城松本城松江城)の城だそうで戦いのための工夫が色々され興味をそそられました。途中に長浜城も外から観賞。

引き続き日本3名園の一つ兼六園を回遊(他 に水戸偕楽園、岡山後楽園)、加賀藩主が作った由で広く数時間ではその素晴らしさは実感出来ないが今回は紅葉が素晴らしく池、築山等マッチしてその素晴らしさの一端を実感出来、あちこちからすごい!素晴らしい!との感嘆のこえが聞かれ、アウトドア派には一日かけて堪能するに十分な広い庭園でした。

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その後富山県氷見漁港の新鮮な海鮮料理の夕食を期待。時間的に遅く多くの店は閉まっており、ちょっとぶっきらぼうなすし店入る。握り10貫2,200円?と美味しかったが高目で翌朝のボリュームたっぷりで安い漁港での食堂の刺身定食が勝っていた。                           

                                    柳G

 

 

 

 5日目

 6:30/朝食を食べに場外市場の食堂に向かう。漁師達も利用する食堂との事。食堂は魚

をセリをしている場所の二階にあり、食堂入口の横からセリの様子が見えた。海から上

がったばかりの大きなズワイ蟹がずらっと並んでいた。

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離れた場所では魚の箱が積まれそちらでもセリが始まっていた。食堂では刺身定食や丼

物を注文した。刺身は7種類位皿に乗っていて大満足の朝食を食べる事が出来た。7時

40/高台の朝日公園へ出発。市内と北アルプスが望める所だが・・今一。港に戻り番屋

街が9時に開店するまでの間の時間つぶしに足湯♨に浸かる。いい湯だった。土産品を

買い9:30出発。途中雨晴海岸の道の駅に立ちる。晴れていれば青い海の向こうに雪の北

アルプスが望める絶景スポットだが、今日は絶景とはいかない状態で残念。10:10出発。

1時間で五箇山相倉集落着。民俗資料館を見学した。60度傾きの茅葺屋根は20年ごと

に葺き替え必要で片面で1000万も費用がかかるとか。「こきりこ節」の歌を聞き、ササ

ラという楽器も体験出来て面白かった。その後菅沼集落を見て白川郷集落へ。こちらの

方は観光客が多く店も沢山あり観光地化している。

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 村全体を見られる高台に上がった。ここにしかない美しいこの景色をこれからも残し

て頂きたいと思った。16時出発。17時過ぎ富山着。夜の居酒屋「漁火」は大正解。ズワ

イ蟹他どれも美味しかった。

                                   吉D

 

 

 

6日目(11/19 金曜日)晴れ

 今日は富山から酒田まで、すぐ近くに見えるはずの立山連峰はガスの中。398.8km

の5時間のロングドライブ。常願寺川黒部川信濃川阿賀野川と大きな川を越え新

潟まで来て、高速の単調さにあき、村上市で一般道へ降りる。ここでは城跡を見学、村

上城は標高135mの独立峰、臥牛山(通称お城山)の平山城でした。

 その後、笹川流れ(国の天然記念)に指定されている約11kmの美しい海岸線を通り、

酒田市に入りました。

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ここは北前船の拠点で薬や両替商で財を成した本間邸を見学、旧本邸は、一つの建物の

中に自宅部分と幕府巡見使一行の本陣宿として使用していたそうです。美術館は戦乱時

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代が終わった江戸時代、庶民の旅行ブームに合わせ景勝地や名所を描いた浮世絵と偉人

たちの書が展示されていました。次は山居倉庫の庄内米歴史資料館へ、館内には展示物

と様々な稲の品種やお米の種類を見比べるコーナーなども有りました。この倉庫は現在

も活躍中、朝早くから暗くなる迄行動し6日目なので少し疲れが出て来ました。

                                   金K

 

 

7日目 (11/20) 酒田市新庄市鳴子温泉郷盛岡市

 今日まで沢山の寺社、仏閣、お城、庭園を拝観、観光してきました。本日は鳴子渓谷 

までに 5カ所程の滝が見られるコースが予定されています。1番目には御滝神社の中

の不動の滝で30Mほどの落差で、それからは玉すだれの滝、和滝、慈光滝、不動明王

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の滝とそれぞれ個性豊かな見ごたえのあるもので、慈光滝では綺麗に二重の虹がかか

り、我々を大いに喜ばせてくれました。充分に滝を堪能しているうちに鳴子温泉郷に到

着し、昼湯を頂くことになり、現地の人のお勧めでひなびた味わいのある‘古湯 滝の

湯’で旅初めての大風呂につかり、窓から出されている丸太から流れる 打たせ湯に挑戦

しました。心も身体も満たされてさあ盛岡市へと思いましたら、まさかのハプニング

で、ここから電車と新幹線を乗り継いで予定通りにホテルに入ることが出来、安堵しま

した。この旅を企画してくださったリーダーと、金子さんの知恵と知識に感謝しお礼を

申しあげます。

                                   星H

 

 

8日目 (11/21):晴れ

 昨日の車のアクシデントでレンタカーに乗り換え今日の観光ポイント向け8時半ごろ

出発。途中道の駅みやこで休憩。このエリアは10年前の東日本大震災で大きな被害を受

けた地域であちこちに津波が押し寄せた痕跡を示す高さ表示があり、その高さにビック

リ!今は通りには当時の痕跡は見当たらないがまだ工事中の防潮堤の高さには驚かされる。

 程なく岩手のリアス式海岸の一部の浄土が浜に着く。奇岩と海の透明な景観に感動。

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浄土ヶ浜命名無神論者には成程と思うところはなかったが、単純に素晴らしいと感

動するには十分な景観であった。引き続き海鵜の生息地なる海岸線を観賞しながら途中

激熱の温泉(42℃、46℃、48℃の3種類の湯舟)で旅の疲れを癒しながら今夕の宿大間

へ向う。大間の民宿海翁では大間のマグロ尽くしの絶品の夕食を堪能。

大間のマグロは最大440㎏が水揚げされたそうですが令和元年に278㎏?のマグロが築地

で3億3360万円の値段で競り落とされ、刺身一口当たり10万円に相当したそうです。

誰が食べるのかしら                       

                                   柳G

 

 

 9日目(11/22):曇りのち雨  

最終日の観光は海岸線を  38km南に下り『仏が浦』観光。

 8時半出発。2百万年に造山運動で出来た岩群との事。駐車場から15分位下って海岸

へ降りた。不思議な形の大きな奇岩があちこちあり今迄に見たことがない風景だった。

 岩が林立しているところは仏のようでもあり日本にもこんな面白い風景があったのか

と感心してしまった。ある意味期待以上だった。12時に大間フェリーターミナル着。

 フェリーは14:10出港。海も荒れずに1時間半で無事北海道に到着した。最後は雨に

なってしまったが、本州半分縦断の旅は天候に恵まれ途中でアクシデントも有ったが

 それをも含めて幸運も恵まれた旅のように思う。百松の皆さんと貴重な体験を出来事

楽しかった思い出がたくさん出来た事が嬉しく思います。

 

ヒヤリハット

乗用車が旅の途中で動かなくなり行動の一部を列車移動となった。