2022-6-23~29 久住山、(1,787㍍)祖母山、(1,756㍍)、由布岳、(1,583㍍)、阿蘇山、(高岳1592㍍)、中岳(1,506㍍)

【山名・コース】久住山、(1,787m)祖母山、(1,756m)、由布岳、(1,583m)、阿蘇山、(高岳1592m

中岳1,506m)

【期間】 2022年5月23日(月)~5月29日(日)

【天候】 晴れ、曇り、霧雨、

【形態】 A・(C)・ P ・ 他 

【性別】 男性4名 女性5名

【メンバー】 武D、古T、吉K、平N、藤T、椎N、塩I、佐T(俊)、休会員(布S)  

 

久住山: CL吉K、SL古T   祖母山: CL藤T、SL武D、

由布岳: CL古T、SL吉K   阿蘇山: CL武D、SL藤T           

【山行形態】 (尾根) 縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー

【地点時間】〔記録者〕会員349武D

   

2022年5月23日(月)移動日

武D宅7:08→新千歳空港10:30→13:10福岡空港→13:41ラインレンタカー→16:41あそ兵衛泊

2022年5月24日(火)久住山

 あそ兵衛出発5:30→6:27牧の戸峠登山口→8:17久住わかれ避難小屋→8:53久住山9:13

 →9:49天狗ヶ城→10:10中岳→10:49御池11:13→12:51展望台→12:59牧の戸峠登山口

2022年5月25日(水)祖母山

 あそ兵衛出発5:30→6:50神原祖母山登山口→7:24 5合目小屋→9:17国観峠→10:06

 祖母山10:50→11:23国観峠→13:39 5合目小屋→13:10神原祖母山登山口

2022年5月26日(木)黒川温泉

 あそ兵衛出発7:30→8:34ふれあい広場風の舎(旅館組合事務所)9:00→露天風呂めぐり

 9:49旅館奥の湯→9:49夢龍胆→13:46山あいの宿 山みず木→ホテルフジヨシ泊

2022年5月27日(金)由布岳

 ホテルフジヨシ7:00→7:46由布岳登山口→8:35合野越え→10:01マタエ10:15→1038由布岳西峰

 10:59→11:51由布岳東峰→12:28マタエ→13:47合野越え→14:02飯盛ヶ城→14:35由布岳

 登山口→ホテルフジヨシ泊

2022年5月28日(土)阿蘇山高岳、中岳)

 ホテルフジヨシ400→8:14阿蘇登山口駐車場(皿山迂回ルート)→8:32阿蘇山登山口→8:35有料

道路料金所→10:33中岳→10:57高岳11:23→13:20有料道路料金所→13:33阿蘇登山口駐

車場→柳川ビジネスホテル泊

2022年5月29日(土)移動日

 柳川ビジネスホテル7:30→7:50柳川の川下り観光8:52→柳川市内観光10:00→福岡空港14:00

 →新千歳空港16:20→武D宅18:40

 

 

【短信・感想】

5月23日(月)移動日 会員№ 349武D

 

 九州百名山山行は2016年4月16日~19日に阿蘇山久住山、祖母山、由布岳を計画していましたが、4月16日の熊本地震により中止になり今回はそのリベンジでありました。

(昨年も参加者6名で5月11日~17日にかけて九州百名山山を計画、飛行機の支払いも完了していましたが、直前にまん延防止処置により飛行機が飛べず2回目のキャンセルとなる。)

九州百名山山行の支払い等は全額戻ってはきたが、私にとって九州は2度と行けないのではないかと、嫌な予感もさえありました。

今年も、昨年の参加者6名に九州百名山山行の声掛けをする。全員参加の表明あり、尚且つ3名増の計9名の大所帯の山行になっていました。

人数が多い為、阿蘇山、祖母山、久住山由布岳の計4座を、1人1座ずつ責任者(CL,SL)を決め、その日一日を担当してもらい、又事前の下調べや山行計画書の作成をしてもらう。

他の方々にも宿の手配、自動車のレンタル、現地警察へ計画書の提出、雨天の予備日(観光)の計画、会計、等を決め担当してもらい、全員参加の山行であった。

山行中、天気予報のやり繰りをして山行出発時間を朝4時出発に変更した事もあり、予備日を都度入替する事により、ほぼ全てが快晴で全員が満足する山行ができたのではないかと思います。(全員の山行に対する対応能力が非常の高かった。)

九州百名山山行の参加者には大変感謝しております。ありがとうございました。

出発当日は朝7時に自宅を出発し新千歳空港8時30着、9時間00分に発着ロビーに入る。

福岡空港に13時10分到着し10人乗り用レンタカーにて目的地あそ兵衛に16時40到着する。

早速安着祝いをし、直ぐ熟睡する。

明日は阿蘇山の山行計画だが26日(木)の天候不順が想定されるの為、天気の良い明日に難易度の高い久住山と入替する。

 

5月24日(火)久住山 会員№ 363 塩I

やまなみハイウェイにある牧ノ戸峠が登山口。すでに標高1300mというちょっとしたお得感があります。売店もあり下山後のソフトクリームを楽しみにして登山開始。展望台から先は開けていて開放感がある。馬酔木(アセビ)の新葉が赤みを帯び、ミヤマキリシマが足元や山々の斜面のあちらこちらに紫紅色あでやかに存在感を放っており、緑色の木々も加わりコントラストが美しく全く飽きることがありません。

久住分れ避難小屋に向かう途中の久住山が一番カッコ良かった!ピラミッドのような形をしていて急傾斜の尾根が一直線に頂上まで続いています。険しさがあり選ばれし日本百名山に納得!深田久弥が「九重一族の長」と呼んだそうですがこれも納得!簡単に登らせてくれなさそうと不安がよぎりましたが、登山道は久住分れ避難小屋を通過して回り込むようにあり緩い傾斜です。

樽前山のようなザレ地で多少登りにくかったものの避難小屋から30分で登頂出来ました。久住山の後もトントン拍子に天狗ケ城・中岳に登頂。どの山頂も360度見渡すことが出来、眼下には青緑の水面の御池(みいけ)、星生山(ほっしょうざん)から北東に続く斜面は火山帯らしい白っぽい岩肌、その先にどっしりとした三俣山(みまたやま)と素晴らしい眺望で もっと周囲の山座同定が出来たら満足度120%になったかも?

下りも目線が変わると美しさも変わり感動の連続でした。

下山の途中で有名人?に出会いました。顔覚えの良い藤Tさんが気付いてお声掛け。

4年前、山口県で行方不明になった2歳の男の子を探し出し一躍時の人となったスーパーボランティアの尾畑春夫さんです。笑顔に温もりのあるかたでした。「一緒に写真を撮らせてください」とお願いしましたが「済みません。先を急ぎますので」とやんわり断られてしまいました(涙)

   下山後はみんなで一緒にソフトクリーム!美味しかった~!

帰りは「千羽鶴鹿公園」に立ち寄る。木を刈り込んで様々な動物が様々なポーズで

 並んでいる。人間・鶴・キリン等が300体以上ありとても不思議な空間でした。

  もう1つおまけ、阿蘇随一のビュースポット「大観峯」で阿蘇の街並みや山々を眺め登山の他に観光も出来とても充実した1日でした。

 

5月25日(水)祖母山 会員№ 371 平N

 九州山行二日目は、祖母山(そぼさん)神原(こうばる)コースです。祖母山は、久住山とともに大分県を代表する山で日本百名山の一座に数えられています。

当日は宿泊場所である「あそ兵衛」を5時半に出発。祖母豊姫橋の手前から左側にのびる細い登山道を進みます。カーブがきつく極端に狭い登山道を10人乗りの幅広の車で進むのは至難の業でした。何とか神原登山口の一合目駐車場に到着したのが6時45分。

準備を整え登山を開始したのがちょうど7時でした。歩くと蒸し暑さを感じます。山頂まで3.8kmの標識が見えてきたのが7時15分、その後15分ほど歩いて5合目小屋に到着しました。

この後はいよいよ国観峠まで辛く長い急登が続きます。5合目小屋を出て直ぐにきれいに整備された丸木段が続いています。標識には「森林環境税を財源として大分県産の木材を使用して整備した」旨の記載がされていました。森林環境税は、都道府県が国の同意を得て創設する法定外目的税ですが、それを財源とした登山道整備は初めて目にしました。

5合目小屋から国観峠までの長い急登は本当に辛かった。周りは巨大林ばかりで展望を期待することができません。そして、花もほとんど咲いていませんでした。たまにあるのは光合成をしない白い花(名前を教えて貰ったが忘れた)だけです。本当に貧乏な山で楽しみのない山だった印象が強いです。

5合目小屋を出て2時間ほどで稜線上の国観峠に到着しました。しかし、国観峠も広場があるだけで何も見えません。(名前からすると眺望が利くはずなのですが・・・)

山頂に着いたのが10時15分。頂上は流石に展望が開けており、うっすらとではありますが遠くに山並みを臨むことができました。日が差して風もなく非常にいい気分です。そのせいか頂上には45分も滞在してしまいました。

食事を摂りながらゆっくり休み、下山を開始したのが11時。下山するに当たっては、登山道が急傾斜で所々水を含んでいるので、滑らないよう十分な注意が必要です。それでも、順調に歩を進め5合目小屋に到着したのが12時45分。ここまで来ると安心です。そして、13時15分に一合目駐車場に到着し、祖母山登山を無事に終えることができました。

 

5月26日(木)黒川温泉 会員№ 349 武D

 

この日は天候不順を予想して久住山と入替た阿蘇山の予定であった。

前々日はCランクであったが前日の夕方にはAランクに変わって、午後からは悪くなる予報。

九州にきたてか毎日のよううにC~A,A~Cにと変わるが阿蘇山は4座の中で山行時間が短く、宿泊地のあそ兵衛から30分程度で登山口までいける。

CL,SL等で朝4時出発で決行を決める。朝4時には全員出発できる状態だが小雨交じり模様で朝の天気予報では、10時ごろから雨の確率が高いとの事。全員で相談し山行を中止し近場の黒川温泉観光に変更する。

黒川温泉は9時からのオープンの為、7時頃まで再度布団に入りと出発。露天風呂めぐり3ヶ所(旅館奥の湯、夢龍胆、山みず木)に入るが昼頃になると雨も結構激しくなってきた。

 

5月27日(水)由布岳 会員№ 272 椎N

 

 豊後富士と呼ばれる由布岳に登るのは2回目だ。2005年NHK朝ドラ「風のハルカ」の

タイトルバックで使われていた双耳峰の由布岳を見て登ってみたいと思っていた。2007

年に屋久島、九州百名山を登る事になり希望して由布岳に登った。その時は3名で11月だったのでミヤマキリシマは見ることが出来なかったが、今回は9名で満開のミヤマキリシマを楽しむ事が出来た。

 殆どの人が使う正面登山口コースから登る。登山口周辺は草原が広がっていて、これから登る由布岳を正面に見てヒバリの賑やかな鳴き声を聞きながら樹林帯に入る。木漏れ日の中、そよ風が吹き、暑さを感じる事なくゆっくり進むと間もなく合野越に到着する。ここから勾配が急になりジグザグの登山道になるので一休みする。ここは西登山口と合流する所で下山時に使う予定の飯盛ヶ城に向かう分岐にもなっている。

 岩がゴロゴロした登山道に変わり、しばらくすると西峰と東峰の分岐点、マタエに到着する。西峰の方が岩場をよじ登ったり鎖場があるので難易度が高く、ストックをリックに括り付け、サブリダーの指示を受けながら慎重に登る。「障子戸」と呼ばれる岩場のトラバースがこのコースの核心部で垂直の壁に鎖がついている。両手は鎖をしっかりつかみ小さな突起に足を乗せて一歩一歩横に移動する。3点確保を心掛けここを無事通過する。

満開のミヤマキリシマの群落をを見ながら進むと間もなく山頂だ。山頂からはこれから登る

東峰の山頂で休んでいる人たちが見える。西峰からマタエまでは登りより、より慎重に下山する。すれ違えないので9名が、安全な所まで下り終えるまで待ってもらう。こんなところで先を急ぐと事故になる。譲り合いの精神が大事だ。

 マタエに戻って東峰に向かう。東峰は危険個所もなく分岐から20分ほどで山頂に到着する。由布の町ややまなみハイウェイを眼下に下山開始する。

 合野越から飯盛ヶ城経由で下山するが、10分もかからない飯盛ヶ城までの登りがきつかったが山頂から見る、猫の耳のような双耳峰の由布岳も格別なものだった。

 ここからは眼下に見える駐車場を目指し下山するが30分の掛からなかった。

武D総リーダーの詳細な登山計画、慣れない大きな車での細い道の運転、会計、写真等

9人全員の協力のもと、怪我もなく天気に恵まれとても楽しい1週間の九州山行でした。

皆様、有難うございました。

 

5月28日(土)阿蘇山高岳、中岳)会員№ 315 佐T(俊)

 

   5/28 熊本県くまモン) 百名山 阿蘇山(中岳・高岳)   

 

阿蘇山は5/24→5/26→5/28と予定の24日は晴れでしたが雨マークでの他の

山行との調整で変更となりました。

阿蘇山阿蘇五岳高岳・中岳・烏帽子岳杵島岳根子岳

   このうち「高岳」と「中岳」に登りました。

   阿蘇山の最新の噴火としては昨年2021年10月20日でした。

今年2022年は警戒レベル3レベル2と変わり幸いに4月15日レベル1に引き

下げられた。

宿泊のホテルフジヨシ(別府駅)4:00出発(変更で宿泊施設が遠い為)順調に早朝の景色を堪能しながら。コンビニエンスストアで武Dさんが確認したいと車を止めた。

6:30

その時、運転していた古Tさんから「ウエストポーチがない」「道の駅のトイレに忘

れた!」みんなビックリ。あることを祈って・・・・・

7:15

熊本県 小国 道の駅に戻り「ない」吉Kさんが古Tさんの携帯に電話、警察がで

る。届いていた! すべての財産が戻った。良かった。届けた方は名乗らず。

※ 警察ではスマホが届いても警察からは電話はしないので必ず自らかけてみる

 吉Kさんも中には入れてないようだけれど素敵なバックをなくした。

布Sさんと同じもの。はいた靴下も忘れたと本人は言われていましたが? 

8:00 阿蘇には馬・牛が放牧されている。雄大な景色

   8:15 無事古坊中駐車場に到着

   8:30 登山口を出発 砂千里ヶ浜ルート 第一火口~第七火口まで

        中岳火口から概ね1Kmの範囲の火口までの立ち入り規制

        火山灰の除去の為ロープウエイ、有料道路は閉鎖。

        以前観光で中岳火口を覗いたときは神秘的なエメラルドグリーンの湯だまり。今回中岳火口見学は出来ませんでした。

   9:10 砂千里ヶ浜登山道からはコンクリートを流したような灰色の波の山が線状になり綺麗な景色。少し喉に鼻に、噴煙?マスクをする。

9:45~10:05 小休止して岩斜面を登り稜線にでる。

    喉がいがらっぽい、タイミングよく美味しい飴玉が布施さんからいただく

   10:40 中岳 雄大な火口をぐるりと左にながめながら進む。

        「阿蘇カルデラ」溶岩の岩肌が広がる。

         活動を続けているのが中岳。直径600m、深さ130m

周囲4Kmの巨大な噴火口。白い噴煙を上げていた。記念撮影

   11:00~11:30 高岳(1592m) 最高点 昼食、記念撮影

   11:50 中岳付近通過 月見小屋には寄らず、

   12:30 稜線から岩斜面へ ヘリコプターが飛んでいた。遭難者ではなく

「へリコプター遊覧飛行」3000円 阿蘇火口を上から眺められる。

   13:25 登山口 下のほうのミヤマキリシマはほとんどが枯れていました。

   13:45~14:00 駐車場 柳川ビジネスホテルへ

   

   最後のダイナミックな風景の山行となりました。

    

久住山・祖母山・由布岳(200名山)阿蘇山の順でした。それぞれの役割分担が今

回の山行を何倍も楽しいものにしてくれました。計画をしてくださいました武Dさ

ん感謝です。参加の皆さんと会でまた山行ご一緒出来ることを楽しみにしておりま

す。お世話になりました。

 

5月29日(日)移動日 会員№ 349 武D

 

観光担当の古Tさんの提案で柳川下り観光を帰札当日の午前11時までに福岡空港に着けば

可能との事で宿の隣にある船着き場を朝一番の便で7時50分川下りを楽しむ。

福岡空港、14時発~新千歳空港16時20分着自宅には18時40分に着き1週間の九州百名山山行の旅は無事終わりました。皆様ありがとうございました。

 

ヒヤリハット

 無し