35周年記念山行及び夏山納会山行(A班・B班)
【山名・コース】
ニセコチセヌプリ・シャクナゲ・神仙沼
【期間】 2020年10月11日 【天候】 曇りのち雨
【形態】 ◎A・ C ・ P ・ 他 【性別】 男性19名 女性10名
【メンバー】
・総CL:藤
・Aコース SL/写真:金、泉、星、柏、鳥、日、日
・Bコース1班 SL:笠、吉D、高、田、佐(俊)
・B-2班 SL/写真:吉K、塩、多、渡(誠)、松
・B-3班 SL:竹、椎、大、渡(元)、柳
・B-4班 SL/写真:納、石、津、平、佐K、佐T、
日(徳)(シャクナゲ岳から途中参加)
【山行形態】 ◎尾根 縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー スノーシュー
【地点時間】〔記録者〕会員No 350 日(徳) Aコース 出発8:50 頂上10:15
【短信・感想】 会員 日(徳)
6月の樽前以来久々の登山は記念すべき当会35年目そして夏山納会ということで、期待や楽しみがたまらない今回の山行。
自分自身今年2度目の登山だから今回も怪我と悔いもない山行をやり遂げようと思いました。
朝8:50分出発時点、この時は晴れ時々曇り。冷たい風が吹きに時々雨が降る中
道のコンディションも泥だらけの不安定で、靴底のグリップ性も悪く、晴れの日の夏山と違って岩に足を付いたら即座に滑落しそうと思ったら両手両足使って登ることがほとんど。
今回はだいぶ前に登ったアンヌプリのようにあんまり厳しい方ではない、単に散策って感じの山かと思ったらそうではありません。
その中で泥に足を取られて転び落ちそうな場面で思わず声を荒げてしまい、この山行を企画した納さんや藤さん、他のメンバーに恥ずかしいところを見せてしまったのは非常に申し訳なく思っています。
まだ今後もこの山以上に険しいものも待っています。いつか自分も高齢になって新しいメンバーと一緒に百名山や世界の山々を登っていくかもしれないし、いろんな体験や思い出も生まれる。
だから体力のみならず気持ちの面でも安定した準備をちゃんと整えてかなきゃいけないなと改めて反省しています。
チセヌプリの頂上に着いたのは午前10:15分。
雲上の中です。風も少し冷たかった。
それでも険しい登山道を全員無事登り切りひとまず軽食&記念撮影。
そして自分はこの後のシャクナゲへ10:17分に飛び入り参加。これからディープな場所へと行くんだな〜って気持ちで納さんの班と共に山行を続けました。
11:10分の分岐点、低い方がシャクナゲ?と他のメンバーに聞いたら衝撃の事実。
低いのは「ヴィーナスの丘」、その丘の奥の高い山がシャクナゲという事実に驚かされました。
それでもへこたれることなく付いていきました。チセヌプリよりレベルの高い険しさと落ちたら一貫の終わり、おふざけなんぞ無用。一段と高い岩道と泥、エスケープとして頼りになるのは笹と木の枝だけです。
トレイルランナーでさえも天狗や山猿みたいに無茶に早く登り切る/降りることなどできません。
お昼12:05分、この山行で難関なシャクナゲを残りの岩道も乗り切って頂上に着きました。少し晴れ間も差し、軽食のドーナツで腹ごしらえ。
記念の集合撮影もドーナツ食べながら写ってしまいましたけどね。
チセヌプリとシャクナゲ、2つの山を登りあとは下り。
帰り道の神仙沼でもまた泥道でつまずき、またやっちゃった、声荒げちゃった。
そうです。帰りでも泥道の罠が待っていました。
ホントに申し訳ない気持ちで悔しい気持ちが出てしまいました。
気持ち的にはあんまり汚さず帰りの温泉が待っているっていうのに、とか言っといて実再そんなに汚れはなかったんですけど。
気持ちが落ちたまま水位の少ない神仙沼を歩いて到着地点のレストハウスまでの道には、自分の機嫌を取り戻してくれるような沢山の色鮮やかな紅葉が出迎えてくれます。
そして午後14:25分、山行は無事終了。
戻ってきた直後は雨が本降り。最後に楽しみの温泉も行きたかったですが、お父さんは
「行かないで帰る」と言われ、念願の温泉行きは叶いませんでした(ちなみに帰り道、中山峠方面で2時間の渋滞に遭遇。支笏湖〜千歳方面で帰り、温泉どころではありませんでした。)。
この山行で一番の反省は何と言ってもメンタルです。せっかくの記念山行の中で、
周りの前で泥道の罠にかかって声を荒げてしまい、納谷さんや他のメンバーに恥ずかしい姿をかいてしまったこと。これについては気にしすぎではありますが改めて申し訳ありませんでした。そして何よりベテラン、レジェンド揃いの百松山岳会の皆々様のお陰で自分自身が普段感じたことがない登山や散策を体験させてくれていることに感謝の気持ちでいっぱいです。
また来年36年目もこの先もよろしくお願いします。
【ヒヤリハット】悪天候のせいか路面が非常に悪く、グリップも少なめで時々転ぶことがあったので、あせらず油断せず慎重に歩くこと、または両手両足を用いて登り下りをすることを心がけた。
A班 全体での出発前準備風景
チセヌプリ 北口コースからの登り始め
中間地点から見た、パノラマラインとニトヌプリ
頂上が近づいてくる。後ろは日 君だ。
鳥さん・星さん等のベテラン組だ。風景を見ながらの休憩ひと時をパチリ!
チセヌプリ登頂。A班・B班全員での記念撮影
チセの下山風景。シャクナゲ岳へ続く山道が見える。更に進むと神仙沼だ。
チセを下りてきたベテラン組の面々。柏・田・鳥・金・日・星さん(右から)
木道を歩きながら神仙沼を目指す
神仙沼を囲う草もみじと、木々の錦繍風景
神仙沼での記念撮影
登山到着地点、神仙沼レストハウス
(Bコース班を撮る)①全体での出発前準備風景
2班の登り風景
B班の登りの風景
Bコース班全員でのチセヌプリ登頂記念撮影
頂上にての、くつろぎ風景
天気は曇り、風が付いて寒い状況
次へ向かうシャクナゲ岳への山道が見える
湯本温泉との分岐点。湯本温泉への道は既に廃道になっている。
シャクナゲ岳登頂記念撮影
シャクナゲ岳から先に登ったチセヌプリを見る
帰路、長沼湖畔にて休憩
長沼にて、チセヌプリをバックに撮影