【山名・コース】 島/天売島 天売港より上陸
【期間】 2022年7月9日~10日 【天候】 晴れ
【形態】 (A)・ C ・ P ・ 他
【性別】 男性2名 女性5名
【メンバー】 CL:吉D、M:星H、金K、宇TN、城D、多D、柳G
【山行形態】 尾根 縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー (他)
【地点時間】〔記録者〕
7月9日、会員№345 柳G
野幌PA7:00→10:00羽幌港11:00→12:00天売島→12:30シーカヤック体験13:30→14:00宿(民宿竹内)→19:00ナイトツアー20:30
7月10日 会員No378 城戸
朝の散歩5:15→朝食7:00→島1周クルーズ8:00~9:20→
羽幌沿海フェリー乗船9:40→羽幌着10:40→長田鮮魚店にて買い物12:30
→漁師の店富丸にて昼ご飯13:30→札幌着16:50
【短信・感想】
7月9日 会員№345 柳G
早朝7時に野幌S/Aに集合し途中スーパーで買い物をしながら一路羽幌港へ。今日・
明日と羽幌神社のお祭りの由で神輿に出合いながら羽幌港着。スーパーで買った昼食
を済ませ天売島へ船上人となり潮風を浴びながら1時間で天売港着。
宿の車に荷物を預け、シーカヤックのお兄さんの紹介を受けシーカヤック乗り場に。
そこで陸上でレクチャーを受け不安にかられながら恐る恐るカヤックに乗る。
湾内で実技練習後湾外(と言っても湾から20~50m程度)へ。
パドルを漕ぐのに腕力はいるが割合簡単に曲がりながらも前に進む。1時間弱の体験
だが中々面白かった。左右の漕ぐ力の差でカヤックが曲がるので右腕が強いこと認識
体験後は宿でウニ・甘エビ・タコの刺身他と今まであまり食した記憶が無い豪華な海
鮮三昧の夕食後、マイクロバスで島の南端へ野鳥観察に出向く。
野鳥はウトウと言う鳩と同じ程度の大きさの海鳥で天売島は世界最大の繫殖地で繁殖
期には80万羽が飛来する由。すぐ目の前の地面に掘られた入口径20~30㎝程度の巣穴に飛来しては個別に次々入って行く。
この時期は1個の卵が孵化し数日前までは親鳥がいかなごなどの小魚を運んで雛に与えていたが、ここ数日は雛の巣立ち促すために小魚を運んで来なくなった由で雛の確認の為に帰巣するらしい。
雛鳥が巣立つと雛と親子三羽で北の方に旅立つ由で来年の子育てまではこちらには飛来しないそう。毎年同じツガイが同じ巣穴で子育てするらしい。
帰巣する時間帯が夕方で多少見にくいが数が多いので圧巻である。多い時は空一面ウトウで覆われるらしい。
エゾカンゾウとかチングルマとか山の斜面一面に咲き乱れた花の圧巻は目にしたことは有るが鳥が空一面を覆うのは躍動感があり中々の圧巻であった。
何故この様な狭いエリアに沢山の野生の鳥が生息出来るのか?
島ゆえに天敵(キツネ、イタチなど)が居ないからか?
野生の鳥であるウトウが目の前数メートルに沢山ウロウロする姿は
異様である。
人間の都合で保護を優先して観光に利用しているのであれば野鳥
であるウトウにとっては幸せなのか?
自然環境を活用した観光は多々あるが、野生動物を活用する
ケースは少し考えさせられる今回のナイトツアーだった。
【短信・感想】
7月10日 会員№378城戸珠恵
爽やかな朝を迎え、朝の散歩に皆でお出かけ、海沿いの道を景色や街の風景を見ながらみんなで談笑しながら歩く。
宿のご主人にウニ漁のルールを聴きみんなでなるほどと「ウニ漁は期間もさることながら、
6:15∼9:15までと時間も決まっており、船を出しスタンバイして、時間になると一斉に出発してウニのいる漁場に行く」とのことでした。
美味しい朝ご飯を食べ、宿を後にして、島1周クルーズの旅に出発です。
天売島は、「人と海鳥が隣り合う万物共生の奇跡の島」というだけあって、多くの海鳥たちをみることができました。
オロロン鳥(ウミガラス)は以前には8000羽いましたが、15羽まで減少し、保護活動の成果で現在は約80羽が生活しています。残念ながら肉眼ではオロロン鳥をみることができませんでしたが、口の中が赤・足が赤のケイマフリを多く見ることができました。
その他にウトウのひなの飛行訓練も見ることができました。
天売島からフェリーで羽幌に戻り、留萌の長田鮮魚店でウニやホタテ、ホッケ、たこと活きのよい海のものをお土産に買い、漁師の店富丸にて海鮮丼やうに丼を食べ、旅を満喫して、札幌への帰路につきました。
シーカヤック初挑戦でドキドキしたり、のんびりと自然の中で心を癒したりできた旅でした。
リーダーさんはじめ参加の皆様ありがとうございました。
【ヒヤリハット】
シーカヤックの体験が終わりカヤックから降りる時に転倒、カヤックからくるぶし位
の海水面に下りた時に小石に足を取られ転倒、浅瀬なので溺れる心配は無いが脚を水中
の小石にぶつけて軽い打撲。加齢からのバランスの悪さを痛感。