2024-4-13~14 三段山(1,748m) 十勝岳(2077m)

【山名・コース】4/13三段山(1748m)、4/14十勝岳(2077m)

【期間】 2024年4月13日(土)~4月14日(日) 【天候】2日とも晴れ

【形態】 A・ (C) ・ P ・ 他

【性別】 男性5名 女性6名

【メンバー】 CL納Y、SL金K、SL厚M、島M、笠I、椎N、佐T(俊)、美T、

       渡N、栗H、藤I(茂)

【山行形態】 尾根 縦走 沢登り 岩登り 登攀 (山スキー)(スノーシュー) 

【地点時間】〔記録者〕会員№380藤I(茂)

  • 4/13 10:45白銀荘→11:50二段目(大久保ポイント)&昼食→13:05三段目

→14:35三段山頂上→15:00白銀荘(山スキー組)、15:45白銀荘着(スノーシュー組)

  宿泊:吹上温泉白銀荘

 

14:50白銀荘(山スキー組)、15:35白銀荘(スノーシュー組)

 

【短信・感想】

  • 4/13 会員№380藤I(茂)

今日の十勝岳の「てんきとくらす」の予報はA(無風・晴天)、本日の山行は期待大。

(F車の面々は、道中フキノトウの話で盛りあがり! 途中の買い物タイムにM田さんが味噌と調味料を買い揃えてくれたので、言い出しっぺのF氏はフキ味噌を作ることに。)

 白銀荘の手前100mほどで通行止めに。天気も良く、多くの登山客が訪れていました。私たちは、警備の人に宿泊客であると告げ、白銀荘まで車で行かせてもらいました。

 荷物を宿に移動してから、早速出発。外は予報通り、無風・晴天で、前十勝岳がきれいに見えています。外気温は10℃以上で、雪はザクザク。雪崩の心配はなさそうですが、しっかりと雪山3点セットを装備し、計画より1時間ほど早く出発。

 登り始めて30分ほどで、暑さのせいか年のせいか、早くも疲れが見える参加者たち。

リーダーの提案でスコップとプローブをデポして登ることに。小1時間ほどで二段目(大久保ポイント)に到着し、木にピンクテープを付けて皆でお参り。ほんとにちょっとした地形や天候、雪崩に遭遇した際の状況が生死を分けるということを実感しました。

 昼食休憩後は、山頂を目指す組とゆっくり山行組に分かれて行動。途中、春の陽気のせいで、羽虫のほかに蝶々(大久保さんの生まれ変り?)も飛んでいました。結局7名が三段山に到着、頂上も無風・好天で、十勝連峰の美しい景色を堪能しました。

 下山後は、温泉と餃子鍋やふわふわタマゴ(いちごのせ)、あえ物、フキ味噌などとともにおいしいお酒を堪能(準備いただいた女子部の皆さん、ありがとうございました)。

食べ過ぎ飲み過ぎで、明日の体調を心配しながら就寝。

ヒヤリハット

 なし

 

 

 

  • 4/14 会員№385 栗H

昨日より風がやや強めとの予報が見事に外れ、本日も快晴、無風。スタート地点で長袖シャツのみという軽装者がほとんど。 W氏のビーコンチェックもバッチリ、白銀荘を7時45分出発。緩やかな上りの先には雪が殆ど去った前十勝岳が見える。青空と雪山の美しさに見とれて前ばかり見ていると、ふいに足を穴に取られ膝まで埋まってしまうが、それもまた楽しい。

春の空にナキウサギや鳥の鳴き声が響く。十勝岳しかも冬山を歩いているなんて、私こそピィーと鳴きたいくらい嬉しい。  雪解け水の上のわずかな雪を踏み抜かないよう慎重に渡り、平坦な上りを超えて避難小屋に出る。途中、アイゼンで降りてくるパーティーと情報交換。 今日の噴煙は小規模、火口沿いに夏道を上がると、いよいよ十勝岳山頂が目前に迫ってくる。前日の三段山からはすごく遠くに見えたのに、今はこんなに近くに見える不思議。

このあたりで、もしかすると頂上まで行けるかもと思い始めたが、重たい雪に足がなかなか上がらない。あせらず皆お互いの位置を確認しながら、自分のペースで進んでいく。各々上着を装着して登頂モードに入る。途中、S氏とK氏はアイゼンに切り換え、軽快に上りだす。 我々を追い越した登山者数名がすぐに頂上から下りてきては、「すごい風だった」と教えてくれる。

F氏の「あともうちょっとー!!」の掛け声が響く。私は、この先の景色は今まで見たことがなかった。夏の登頂はあっても晴れていたことはなかったので、どんな景色が見えるのか体験してみたかった。実際目にした瞬間、風の音も消えて静かな空間に山と私だけがあるようだった。強烈な風に踏ん張りながら、記念撮影をして即下山。スノーシュー組、15時35分白銀荘に到着。二日間の山行無事終了。

最後に、前日からの体調不良で皆様へご迷惑をおかけしてすみませんでした。毛布をかけてくださった方、お薬やスープをくださった方、ふきのとうを遠くまで取りに行ってくださった方、皆様ありがとうございました。

 

 

ヒヤリハット

気温が高く積雪は緩んでいたためスキーアイゼンを装着せず大正火口・昭和火口を登っていたが、㏄1,600m付近から雪質が締まり登行が厳しくなった。斜度30度程度でスキーアイゼンが装着できず滑落の危険を感じた。