2019-04-11~23 ネパールランタントレッキング

【山名・コース】ランタントレッキング

【期  間】 2019年4月11日(木)~2019年4月23日(火)

【性別】 男性3名 女性4名

【メンバー】 CL古 SL吉 SL藤 MB椎 美 柳 鈴

 

【記録・感想】                                             鈴 

 

14;15新千歳空港発、17:15韓国仁川空港へ到着。この日は移動日。夜、仁川のホテルに到着。f:id:hyakumatu_sapporo:20190906154456p:plain

  • 4月12日(金) 韓国仁川からネパールカトマンズへ移動

13:30仁川空港発17:50カトマンズ空港着。天井が低く古くてあまり大きくない空港に人がごった返していた。荷物を受け取り、外に出るともう辺りは暗く周辺の様子はよくわからず。迎えの車2台に乗車しホテルへ移動。カトマンズ市内は雑然としていて交通量が多い。驚くことに信号がなく、車内から外を見ると歩行者、車、バイクが同じ道路上を使用しているように見えその中をうまくすり抜けて車を走らせホテルへ到着。近くの日本食堂「桃太郎」で夕食をとる。f:id:hyakumatu_sapporo:20190906154613p:plain

  •                      カトマンズの街並

 

  • 4月13日(土) トレッキングスタート地点のシャベルベシ(1460m)へ向かう

8:00過ぎホテル出発。ジープ2台に分かれて移動する。カトマンズ市内は昔アスファルトがあ

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                          シャブルベシの街


っただろうと思われるが補修していない道路なので土ぼこりと排気ガスがひどい。マスクをして車に乗っていても目がショボショボした。残念ながらクーラがついていない車だった。暑いので窓を開けているが他の車とすれ違うときはホコリが入るので窓をしめる。窓をしめられるとやはり車内は暑くなるが仕方ない。カトマンズを抜けて郊外へ出るとネパールのきれいな赤いドレス?を着た女性を含む人の群れに出会う。後で4/14がネパールの2076年元旦のお祝いらしいことがわかった。そのための集まりだったよう。さらに進んで行くと数カ所検問のようなところがあり、運転手さんの対応で検問が終わるところと、各自の荷物を実際に検査するところとがあった。その場合には車から全員の荷物をおろし警察官の前にバック等の中を開いて見せてチェックを受けた。日本と違ってセキュリティが厳しいと感じる。壁のような崖上の曲がりくねった細い道を上手に車を走らせて進み、時には前の車にクラクションを鳴らし追い越すことを知らせ、道幅が多少広くなったところを見つけては、上手に追い越して進んでいく。窓側に座っていたが、段々畑がある急な崖状の斜面は怖くてあまりのぞくことができなかった。16:00頃 でこぼこ道に揺られながらやっとシャベルベシのホテルSKYに到着。高度順応のため、小高い丘の上のゴンパ(仏搭)まで全員で登ってみる。

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                   高度順応のため、シャブルベシ郊外の小高い丘に登った。

 

  • 4月14日(日)シャベルベシ(1460m)からラマホテル(2340m)までトレッキングスタート

8:10 ガイドの30代のグルンさん、サブガイドの20代のマガルさん、荷物を持つ20代、30代の若いポーターさん4名と共に出発。ランタン谷をゴーという川の音を聞きながら歩いていく。見ると道が太陽の光を浴びるとキラキラ光っている。花崗岩?に含まれている雲母が剥がれ落ちて土の上に散らばって光っているらしい。途中、垂直かと思われるような崖を走って横切るマウンテンやぎを見て歓声をあげたり、とても取りには行けないんじゃないかと思われるような高所にあるハチの巣をガイドさんに教えてもらったりしながら進んでいく。この日は他にも、顔周りの毛が白い猿(ハヌマンラングールというらしい)を見たり、荷物運びのロバの隊列にあったり、普通に道路上を歩き回るにわとりや牛を見たりと天然の動物、飼育している動物等いろいろ出会った。始めのうちは歩きやすい道で特にきつく感じなかったが、後半になるに従いこの辺りの岩石を積み上げて作った急な階段上の道や急登があり、目的地のラマホテルに着くころには結構疲れてきて足にきている感じがした。一日目でこれじゃ正直二日目以降私自身この先持つかな~?と不安に思った。

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                         ラマホテル(地名)の本日宿泊するホテル着
16:25 ラマホテル着(2420m)。

 

  • 4月15日(月)7:30 出発。朝は肌寒いくらいだった。涼しい中、高度を上げて進んでいくとピンクや赤のシャクナゲが満開に咲いていた。日本では背の低いシャクナゲしか見たことがなかったが、ここのシャクナゲは立派な木だった。苔むした大きな岩や石もあったり一見和風庭園に見えるような場所もあった。すれ違う海外のトレッ4月15日(月) ラマホテル(2340m)からランタン村(3500m)へ

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キングの方に「ナマステ!」と声をかけることにも慣れてきた。相手の方からも「ナマステ!」と返事がかえってきたり、私達が日本人だとわかるらしく、たどたどしい日本語で「こんにちは!」とかえってきたりした。前日と同じように休憩ではミルクティを飲んだり、昼食をとりながら進み、15:40 ランタンに到

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着。(ランタン村は2015年の地震による雪崩と地滑りで村は消滅。現在は消滅した場所ではなく、近郊の別な場所にゲストハウスやホテルが建っている。)軽い頭痛がしてきたので、高山病の薬を予防として飲む。日中は天気が良かったが、夕方からガスってくる。持って行った寝袋と貸してくれた掛け布団、湯たんぽで暖かく寝ることができた。夜、雨の音と、風の音が凄く明日のトレッキングは大丈夫かと思いながら眠りについた。

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  • 4月16日(火)ランタン村(3500m)からキャンジン・ゴンパ(3800m)ヘ 

夜の天気がうそのように快晴。頭痛がまだ続いているので高山病の薬を飲む。7:50 出発。3500m越えの平坦な道を徐々に高度を上げて歩いていく。目的地まで歩行時間は短い。ここまで軽い頭痛はあるが筋肉痛にもならないで済んでいる。日が照っているのでTシャツでOK。日陰は湿度が少ないせいか涼しい。顔を上に向けるとランタンリルンⅡが見えた。周辺の草地には牛がいる、と思ったら尻尾が特徴のあるヤクが草を食べている。3日目にして初めて日本人のグループ2グループと行き交いお互いに健闘をたたえあう。

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11:30 宿泊先の「Hiher Guest House」 に到着。

13:50 昼食後、ガイドのグルンさんの提案でアイスレイクに向かう。

14:40 アイスレイク着。静かな山の中の湖。名前のとおり一部氷がはっていた。山へ目を向けると氷河も見える。

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15:30 下山しゲストハウス着。

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夜、昨日と同じように雷、雨が降り始めた。これまでの数日間夕方から天気が崩れ、翌朝は晴れが多かった。明日もどうかなと思いながら就寝。


f:id:hyakumatu_sapporo:20190906162444p:plain4月17日(水)ローキャンジンリ・ピーク(4341m 高さは吉川さんスマホより)まで
朝起きたら一面の雪。ホテルの回りは数センチ積もっていて、山の上方はかなり積もっていて登るのは無理かもと思った。ガイドのグルンさんは当初10:30まで天候の様子を見るといっていたが、結局7:30にピーク目指して出発となった。今日も頭痛の薬を服用する。3800mから登る高所なので皆ゆっくり雪道を上っていく。


9:30 頂上到達。回りはガスっているのでよく見えないが、天気が良ければランタンリルンが見えるはず。タルチョと呼ばれる旗が立つピークで記念の撮影等をして下山する。ポーターさん4名もこの時は一緒に登った。私のようなおばさんにとって下りは危険と思ったのか近くにいたポーターさんが、危険そうな個所箇所で上に行ったり下に降りたりして手を差しのべてくれる。ポーターさんに腕をつかまえられると、片腕が持ち上がり足元が安定せず。自分で手をつく三点支持の方が安定していいのだが、若いポーターさんが折角守ってくれるという気持ちをありがたく思い、お言葉と行動に甘えながら無事下山。11:00 ホテル着。昼食を食べた後は各自お昼寝です。

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  • 4月18日(木) キャンジン・ゴンパからラマホテルまで

目的地に着いたら頭痛も吹っ飛んだみたいなので今日は高山病の薬は服用せず。前日の天気がうそのように快晴。ガイドさんから前日にラマホテルまで一気に下りると説明があった。一日で18Km進むの??内心きついんじゃないかなと思ったが以外にも歩きはじめると順調に進んだ。この山奥まで荷物を運ぶ大事なロバの隊列とすれ違ったり尻尾が特徴のあるヤクを見たりしながら16:05 ラマホテル到着となった。連日歩いているがこれまで筋肉痛にはならずに済んでいる。

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    4
    月19日(金)ラマホテルからシャブルベシへ

7:55 出発。残り11km。天気も良く湿度がないので日陰は心地よく、登りとは違って足取りも軽やかに下った。15:20 シャブルベシのホテルSKY着。夜はガイドさん、サブガイドさん、ポーターさん達と一緒に会食。これまでのガイドや荷物持ちのサポートのお礼と全員の無事を讃え全員でカンパーイ!。久しぶりのビールがおいしかった~!!楽しかったトレッキングを本当にありがとう。

 

8:05 出発。行きとは違う下の道のルートを行く。どこの道もでこぼこで揺られながらのドライブ。眠りたいところだが上下左右に揺られて眠ることはできなかった。

14:10 カトマンズのホテルタメル着。

  • 4月21日(日)マウンテンフライトに乗る。

6:45にホテルにお迎え予定の車が来ず。飛行機は予約済のため、急遽タクシーでカトマンズ空港へ行く。国内線なのに何故かパスポートが必要。天候不順で約1時間遅れとなるが無事飛び立つ。座席は乗客全員が窓側にすわるよう設定されていた。ヒマラヤの山々が雲上のブルーの空に映えてきれいにはっきりと見えた!エベレストも見える~。

山々の景色を見ていると1人ずつ順番に操縦席に案内された。写真を撮ろうとするとなんとタイミング悪くその場でデジカメの充電がなくなってしまった。機長か副機長がわからないが、私が困っていると「モバイルはないのか?」と言うのでスマホを出すと山々を撮ってくれてそのあと私と一緒の写真も撮ってくれた。これもサービス?と思いながら席に戻ると後方で外国の方々がワイングラスでワイン?を飲んでいた。外国人はこんな場所にもワインを持ち込むのか?と思っていたら客室乗務員の方が私達にもワイングラスに入ったシャンパンを持ってきてくれた。「嬉しい!おいしい!」まさかマウンテンフライトの飛行機の中でシャンパンが出るなんて想定外、更にあまったシャンパンを配っていたので、ちゃっかり2杯目をごちそうになりました。「ダンニャバード(ありがとう)」

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  • 全員トラブル、けがもなく無事にトレッキングを終え帰国できました。皆さん長い間お疲れ様でした。4月22日(月)~23日(火)カトマンズ~仁川~新千歳空港

 

◎初めてヒマラヤのトレッキングに参加でき本当に良い経験をさせていただきました。参加者の中で私だけ冬山には登っていないので、今回参加するにあたって皆さんにご迷惑をかけずに歩き通せるかなと不安でした。3月に入り、野幌の森林公園内、三角山~大倉山、藻岩山を複数回登る等をして今回参加しました。最後までなんとか歩くことができご迷惑をかけることなく済んでホッとしています。参加された皆様大変お世話になりました。どうもありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。