2020-03-29 樽前山・シシャモナイコース

【山名・コース】樽前山 ・シシャモナイコース

【期間】 2020年3月29日(日)    【天候 】晴れ 

【形態】 A・ C ・ P ・ 他

【性別】 男性 1名 女性 4名

【メンバー】 CL古 SL千 藤 泉 美

【山行形態】 尾根 (縦走) 沢登り 岩登り 登攀 山スキー 

【地点時間】〔記録者〕   美

      8:15車止め発→  9:45林道最終地点(苔の洞門出合い)→ 11:30高度660m

            → 12:30〜12:55 高度920m → 13:25 西山(994m)頂上 →14:10 高度

            920m地点より滑走 → 14:55林道出合い → 15:45 車止め着 

          

【短信・感想】          美

  車止めを快調にスタートしたが、Mの不確か情報により大きく進路を外す。あれっ?外れてる・・M自身変だなあと思ったんですけど・・GPSですかさず軌道修正、15分くらいしか変んないから気にしないでエ〜ヨ〜。済みませんでした!

 林道を隔て一帯には植樹された針葉樹が行儀良く一列にビシッと並んでいる、そんな中に育成天然林という立て札があちこちにあり自然環境保護の一環が伺えた。なるほど・・林道添いにフッキソウ、見つけた。葉の緑は薄く蕾も堅くまだ開花には間があるものの春の訪れを待ち望む可愛い花でした。高度400mで林道は終わり苔の洞門と出会います。一般公開最終地点と思しき鉄柵があり、そこから上部を登る。苔生した木の根っこ、露出した火山礫の地表面にも苔の絨毯が敷き詰められています。行く手は狭められたり、段差があったりですが、自然の営みにすっかり魅了され辛さも喜びに掏り替わっていました。

 高度600mで視界が開け雪化粧の急斜面に乗っかる溶岩ドームが現れます。空を仰ぐと日輪が太陽を大きく囲みさざ波の様に細く流れる雲に陰影をつけているのです。このような光景は見た事が有りませんでした。圧巻でした。高度700m位から急斜面になるので気が抜けません。800mからはスキーアイゼンを装着しアイスバーンを慎重に、高度920mまで登る。溶岩ドームを間近で見ると鬼の面の様、ニョキニョキの角が実にコミカル。スキーを外しアイゼン装着、西山へ。稜線歩き、眺望は更に凄い!満面紺碧の支笏湖、純白の羊蹄山は海の青さと見紛う空に神々しく。目に映る全てを脳裏に焼き付けたつもりで下山。スキー滑走、急斜面のアイスバーンは斜滑降キックターンを3回繰り返し安全な斜面まで。快適に樹林帯を滑り、急斜面は横滑りで速度を落とし転倒防止、スキーを一度も外す事なく車止めまで滑り降りた。

 帰路の車窓から眺める樽前山、「楽しかったねぇ」と我ら満面の笑み。「山スキーは安全が第一だからね」 そうです、その一言に我ら皆リーダーへ感謝の拍手を贈った。

                                    以上