【山名・コース】暑寒別岳(箸別コース)
【期間】 2020年7月4日 【天候】晴天
【形態】 A・ (C) ・ P ・ 他
【性別】 男性 4名
【メンバー】 CL赤,SL平 佐, 佐(智)
【地点時間】〔記録者〕 佐(智)
8:15登山口出発→12:30山頂到着→12:50山頂下山開始→16:20登山口到着
【短信・感想】会員№364 佐(智)
AKさんが足慣らしで計画した暑寒別岳の山行に参加する。
登山道に向かう林道から見上げる暑寒別岳は僅かだが雪を残した姿が涼しげである。
登山目当てかタケノコ目当てかわからないが、まだ8時だというのに駐車場は車でビッシリだった。
何とか駐車スペースを確保して登山開始する。
涼しげな山頂とは違い歩き始めの登山道は暑く直ぐに汗ばむ、藪蚊が少
ないのが唯一の救いだ。
「妻のトリセツ」に対する夫の言い分などを討論しながら進んで行く。
7合目の雪渓を渡るとショウジョウバカマの群落が迎えてくれた。
広々とした草原から3月に登った信砂岳の平たい山頂部が見える。
ここで一息入れて稜線へ上がるとシナノキンバイとエゾノハクサンイチゲが斜面に咲き誇ってる。
一気にテンションが上がり疲れを忘れ写真を撮る。
白と黄色の世界からチシマフウロやハクサンチドリにヨツバシオガマなどの青系の花が加わり賑やかになってくる。
9合目を過ぎた登りの斜面に入るとアズマギクと固有種のマシケゲンゲが現れバックの南暑寒岳とマッチしてアルプスの趣だ。
白や黄色も負けてないウコンウツギやチングルマも負けじとこれに参戦してくる。
百花乱舞とはこのことかと思うぐらい競って咲いている。
そんなお花畑を抜けて這松帯に入る。
風が吹きつけ揺れる這松の森が波を打つ海のようで面白い。
這松を抜けるとイワギキョウ、エゾツツジなどがつつましく咲き岩場に入るとゴゼンタチバナ、コケモモモ、アオノツガザクラなどが可憐な花をつけ草原とはまた違った形で目を楽しませてくれる。
花見に夢中になっていたらあっという間に山頂に着いてしまった。
例のごとく山座同定しながら山頂で昼飯を食べている時に、先の早い話になるがAKさんから群別岳への招待を頂き、冬の楽しみも増えた。
下山途中の6合目あたりで山菜研究家のSSKさんの音頭でタケノコの生育調査を行い、酒の肴に合うかどうかサンプルを採取する。
登山口に戻ると満車状態だった駐車場には、我々の車を含む4台程度しか停まっていなかった。
予定より戻りが遅くなったので温泉には寄らず帰札することとなる。
今までの暑寒別岳に対するイメージは、増毛山地の主峰で雪を纏った白い山容のイメージが強かったが、緑豊かな花の名山でもあることを改めて知った山旅となった。
【ヒヤリハット】
特になし。