【山名・コース】空沼岳(1,251m)
【期間】 2024年2月3日(土)~4日(日)
【天候】 1日曇り、4日曇りのち晴れ
【形態】 A・ C ・ P ・ (他)
【メンバー】 万計山荘友の会ほか総勢26名、藤I(茂)
(1日目35名参加、宿泊29名、2日目26名参加)
【山行形態】 (尾根) 縦走 沢登り 岩登り 登攀 (山スキー&スノーシュー)
【地点時間】 〔記録者〕藤I(茂)
2/3 8:30採石場集合→8:45登山開始→11:55万計山荘→12:00~13:30屋根の雪下ろし
2/4 7:15山荘出発→9:50空沼岳頂上→12:10万計山荘 (休憩)→14:10採石場
【短信・感想】藤I(茂)
昨年10月の百松山岳会の夏山納めは万計山荘宿泊&空沼岳登山でしたが、直前にコロナに罹り、夏山納めに参加できませんでした(夏山納めの時に小屋のカギを借りるために、万計山荘友の会にも加入し楽しみにしていたのに・・)。ということで、リベンジの意味も兼ねて、友の会の雪下ろしに参加してきました。
万計山荘は、空沼岳登山道途中にあり石狩森林管理局が所有する国有財産です。1994年に築50年の山小屋が維持できず取壊しの運命にありましたが、一般市民有志が「万計山荘友の会」を結成し、募金活動や山小屋の再建をしました。現在、営林署より友の会が建物の維持管理委託を受けており、山荘は避難小屋として使われています。「友の会」は今年設立30年、110名程おり、年会費500円/人と募金を基に、冬季の屋根の雪下ろしや、登山道の整備、夏期間の週末の泊まり等の活動をしている、ゆるいボランティア団体です。(HPより:http://soranuma.web.fc2.com/index20140601.html)
当日採石場に集まったのは35名。友の会だけでなく、江別高校ワンダーフォーゲル部、札幌中央労山、PEAKS、ユウパリコザクラの会、やまびこ山友会と、友の会に入っていない方も多く参加していたように思います(兼務の方も多いでしょうが・)。
1日目、山スキー組を先頭に夏道をすすみ、万計山荘には予定通りお昼に到着。屋根の雪は1mほどあります。屋根の雪下ろしは、正面側は高さがあり危ないため、裏側(山側)の雪下ろしだけを行います。これだけ人数がいれば楽勝だなと思っていたら、圧雪と凍結を繰り返した雪は重く、屋根のトタンは滑りやすいし、意外と疲れます。それでも、例年よりも雪が少ないことや、高校生の頑張りで、これまでで最短の1時間半で作業終了(いつもは2~3時間)。ベテラン勢は「今年は楽だわ~」と余裕の表情。最後に屋根の横で集合写真をパチリ。日帰り参加の方は、軽く鍋物を食べてからお別れとなりました。
作業を終えて小屋の中に入ると、でっかい薪ストーブが赤々と燃えていて熱気ムンムン、女性陣が用意してくれた鍋やサラダも出来上がっていました。例年より時間が早いですが3時から夕食&宴会がスタート。各人が持ち込んだビールや酎ハイの他に、ウイスキー・日本酒・焼酎があちこちから出てきます(みんなこんなに担いでくるのね・・)、揚げたての鶏のから揚げも振舞われ、節分の豆まきも行われました。宴もたけなわ、各人の自己紹介の開始です。友の会の設立メンバーからの懐かしい苦労話、苦しい登山を楽しくすごくためにブランドファッションに身を包みGODIVAのチョコレートを持って登る人の話、シニアマスターズに参加している人の話、友の会が好きで釧路から参加している人の話・・(山の人は元気な人が多いですね)。夜8時を過ぎて参加者も少なくなってきましたが、お酒を残したらいかんと思っている私は最後まで参加して就寝。アルコールが十分に効いてぐっすり寝ていましたが、さすがに4時頃に寒くて目が覚め外のトイレへGO。外は明かりも音もなく、しんしんと雪が降っている静寂な世界でした。
2日目は7時から順次出発。総勢26名で山頂を目指します。真簾沼横の斜面から尾根に取り付き、稜線沿いに山頂へ。時々晴れ間がのぞいていたので、山頂からの眺望を期待しましたが、着いたとたんに風雪が強くなり何も見えません。仕方なく、山頂下の森林帯で休憩し下山を開始したところでまた晴れてきました(登山あるあるですね)。すっかり快晴になり、新雪の斜面を気持ちよく転げ落ちる私、ふかふかの雪は楽しいですね。途中から、山スキー組は真簾沼横の斜面へ、スノーシュー組は夏道沿いを直線的に下山し、山小屋に集合。朝に残ったうどんを頂いてから全員無事に下山しました。
6月の山小屋開きは、山菜の天ぷらが振舞われるそうで、次の楽しみができました
今日の教訓:小屋は煙の臭いで服が臭くなる
【ヒヤリハット】
なし