2021-7-1 羊蹄山(1898㍍)京極コース

【山名・コース】羊蹄山(1.898m)京極コース

【期間】 2021年7月1日(木)

【天候】 晴れ

【形態】 A・ C ・ P ・ 他

【性別】 男性 3名 女性1名

【メンバー】CL 武 SL 平 高 藤

【山行形態】 尾根 縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー スノーシュー

【地点時間】〔記録者〕 藤

      駐車場6:15→1合目6:35→2合目6:50→3合目7:05→6合目8:30→

      8合目9:25→頂上10:30~11:00→7合目12:00→5合目12:50→

      駐車場14:05

【短信・感想】 藤

 今週は天候が安定していて、今日も晴天で気温が高くなりそう、畑の脇を歩き1合目に向かって歩き出す。

 京極コースは羊蹄山に登る4コースの中でも、頂上標識までの到達距離は喜茂別コースに次いで2番目に近い。その分急登となるが毎年のように登ると加齢による体力の減退が良く分かる。今回は水を2.5リットル背負った。高齢者は喉の渇きに気付きにくくなるらしく、頂上までには最低1リットルは飲まなくはならないと意識する。

 3合目で休憩。次は5合目を目指して登るも中々標識が出てこない。汗が噴き出してくるので休憩して水分補給。一息ついて出発すると間もなく6合目の標識に出会う。矢張り5合目は見落としたらしい。

この標高まで来ると、時折風が吹き抜け、樹林帯の日陰と相まって蒸し暑さが和らぎ、

気持ち良く足が運べる。8合目からはザレバ場で樹林の被いが外れ日差しが強く差し込んでくるも、それと同じくらい風も吹いている。間もなくお鉢の縁に出て岩場を5分ほど歩いて頂上に着いた。

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それまで展望を遮っていた雲が切れ独立峰らしく裾野の町がはっきりと見える。樹林帯ではウコンウツギ・岩稜帯ではツカザクラ・チシマフウロウ・イワオオトギリ・イワブクロ・ミヤマキンバイ等花々に出会い癒される。

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目もお腹も満たされて11:00下山開始。登山口14:05到着。京極温泉で汗を流して帰路に着いた。

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今回でCL武田さんは羊蹄山72回目、100回目指してこの後も着々と回数を重ねてる。

 

2021-7-4 富良野岳(1912㍍)十勝岳温泉コース

【山名・コース】富良野岳(1912m)  十勝岳温泉コース

【期間】 2021年7月4日    【天候】 晴れ・曇り

【形態】 (A)・ C ・ P ・ 他

【性別】 男性 4名 女性 3名

【メンバー】 CL:n厚、SL:納、島、佐K、宇、津、高

【山行形態】 (尾根) 縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー 

【地点時間】〔記録者〕  高

   登山口 5:45 上ホロ分岐 6:45 富良野岳稜線分岐 8:15 富良野岳山頂 9:05-9:20

富良野岳稜線分岐 9:50 三峰山 11:15 上富良野岳12:00 カミホロカメトック山 12:35

上富良野岳 13:00 上ホロ分岐 13:50  登山口 14:50

【短信・感想】 高

 十勝岳温泉駐車場に5時過ぎに着く、駐車場は満車状態で道路に置く。花の富良野岳は凄く人気の山だ。登山口で待ち合わせの佐Kさん、津さんと合流する。

 6時前に登山開始、安政火口への途中、十数年閉鎖されていた三段山への登山道が今年解放され新しい標識(三段山まで1.4k)が設置されていた。秋には行きたいね!と話題になった。

  上ホロ分岐まで1時間、残雪や石ころと木の根の歩きづらい登山道を歩くこと1時間半で富良野岳稜線分岐に着く。ザックをデポし富良野岳へ向かう。

 歩幅の合わない階段を登り急斜面の小石で滑る登山度を登るとお花畑が開けたエゾコザクラ、チングルマハクサンイチゲなどたくさんの花々が迎えてくれた。

 富良野岳山頂は多くの登山者で賑わっている、十勝岳方面は雲が湧き上がり展望はないが15分ほど休憩し、花を見ながら稜線分岐へ下山する。

 三峰山への登山道沿いはエゾツガザクラ、キバナシャクナゲなどが富良野岳のお花畑同様にたくさんの花々が咲いておりお薦めである。三峰山は2つのピークに山頂標識があった。

 三峰山から45分ほどで上富良野岳に着く。展望を楽しみ食事をする。ザックをデポし空身で上ホロカメトック山に向かう、往復40分ほど。十勝岳の噴煙は山の斜面からもくもくと出ていた。

上富良野岳に戻り下山開始、急斜面で滑る登山道、長い長い階段や雪渓、石ころだらけの登山道を2時間ほどで登山口に着いた。朝満車の駐車場は結構空きが目立った。

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ヒヤリハット

特になし

 

 

2021-7-4 熊ノ沢コース~定山渓天狗岳Ⅱ峰(1105㍍)

【山名・コース】熊ノ沢コース~上天Ⅱ峰(1.105m)

【期間】 2021年7月4日(日)

【天候】 晴れ

【形態】 A・ C ・ P ・ 他

【性別】 男性2名 女性1名

【メンバー】CL笠  SL 佐 藤

【山行形態】 尾根 縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー スノーシュー

【地点時間】〔記録者〕   藤

      7:05入渓→8:30 F1→9:30 F2→9:50左又分岐715m→11:00枯れ終点

      12:00Ⅱ峰とⅢ峰コル→14:30夏道出会い→登山口下山16:15

【短信・感想】  藤

 定天に登る熊ノ沢コースを文字通り沢から入って、Ⅲ峰とⅡ峰のコルに取り付いてⅡ峰から夏道で下る山行計画に参加した。

残雪期にⅢ峰からⅡ峰への往復は経験しているが、夏は全く想像がつかない。ましてや沢、夏にそんなに水量が有ったかしらん⁈沢入門経験者ならOKという事で、今年初めての遡行開始。残念なことに、出だしは水量が無い上に綺麗な沢とは言い難い。

 夏道の直ぐ脇を沢が流れ時折交差するので、ぼっーとしてると夏道を歩いてる。後ろのSLから沢を歩けと指示が入る。夏道の登山者と云っても3名ほどの出会いだったが、こちらの装備を見て怪訝な顔をされた。

 顕著な滝は2本。610mF1は短く狭まい、四肢をツッパレバ登れるが滑る。CLは「ここで遊ばずしてどこで遊ぶかと」3回挑戦して4回目に突破。

 私、CLの落ちる様を見て、落ちてもさほどダメージが無いことを確認してるから同じように登るが落ちた。右岸の草付きをへつって突破。670mF2は3段滝だ、頭から水をかぶる覚悟で中央突破。SLは「濡れるの嫌だと」左岸をへつる。流石ベテランで私はとても怖くてへつれない。

 715mここで左股へ、振り返ると羊蹄山が見える。次第に枯れ沢ではあるが泥沢でクマの落とし物、手型、鹿の足跡も出てくる。食べごろの独活・蕗が育ってる。

 沢地形の終わりは11:00ここまで4時間の登攀。ここからは私だけチエーンスパイクを装着する。コル迄1時間を予定してるが、ここから藪漕ぎの始まり。笹薮としては薄いのだろうが灌木が入り混じり、既に4時間四肢をフルに使って登攀してきてるので、かき分ける腕力が足りない。先頭のCLが直ぐに見えなくなり声を頼りについて行く。途中マタタビの花を見つけたがカメラに収める気力なし。急登を登ってⅡ峰に着いた時は少し頭が出ただけで、前に本峰がそびえていたが見渡す限り笹薮で何の感動もなかった。むしろこの藪からいつ出られるかと思う方が先だった。

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 夏道に出るには急斜面を下らなければならない。何処で懸垂下降するかと探してると踏み跡があるとCLが叫ぶが確かに急傾斜だ。岩魚沢から上がった人が付けた踏み跡じゃやないかとCLは推察した。笹、灌木につかまりながら慎重に下り、少し平坦になったところでCLがGPSで確認すると既に夏道に出てると、すると姿が見えなかったSLが此処だと叫び、行ってみると藪のない「土場だ、道だ」。これで、藪漕ぎから解放されたと思った。14:30夏道到着でここまで3時間30分藪を漕いだことになる。

 下りはチエーンスパイクのお陰と藪から解放された嬉しさで、元気ハツラツ、スタコラサッサと降りてきた。

 最後に、登頂出来たのは3人だったからとCLが言われたが、確かに私の様にサポートされる人間があと2人もいれば時間オーバーで撤退を余儀なくされただろう。

 今回はベテランに囲まれサポートを受けての登攀で目的達成、ありがとうございました。

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2021-7-3 豊平山(焼山)662㍍

【山名・コース】豊平山(焼山)662m

【期間】 2021年7月3日(土)

【天候】 晴れ

【形態】 A・ C ・ P ・ 他

【性別】 男性5 名 女性1名

【メンバー】CL吉K   SL平  古、松、藤 会員外 吉D

【山行形態】 尾根 縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー スノーシュー

【地点時間】〔記録者〕 藤

      出発8:00 →頂上9:40~11:00下山開始→登山口12:00

【短信・感想】 藤

 CL吉Kさんのベストチョイスでドローン飛行体験を山でという事で、近郊の豊平山に登った。登山は初心者と言われるドローン操縦者吉Dさん、機材が入ったリュックは重そうだ。

頂上からは662mながら見晴らしは盤の沢山・すずらんゴルフ場・藤野霊園・採石場

200度位⁈は見渡せる。

先ずは1キロ重量のドローンを飛ばすことに。操縦機にアイホーンを取り付けると、その画面に飛行距離・高度・地図が表示され搭載カメラからの映像も写し出される。

少々残念だったのは光の反射によって画面が真正面でなければ、よく視認できないこと。

操縦者の吉Dさんの背中からのぞき込む形で何とか見ることが出来た。

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↓↓↓↓ ドローンをこれから飛行させるときの動画です。

https://youtu.be/rWA6gKCOrG4


 飛行距離は3キロ先まで可能で、動力はリチュウム電池を充電して使用するらしい。

メカ機能に関してはド素人でオンチの私には理解不足だが、離陸する際廻りに風を吹き付ける事、着陸は空中で素手で掴んで、角度を付ければエンジン停止。その様がブーメランのようで面白い。

 吉Dさんは2003頃、ラジコン飛行機を飛ばすことが流行っていた時代に雑誌でドローンの存在を知り、中国から部品を取り寄せ自作していたらしい。

次は200gのドローン飛行体験、これは許認可外でおもちゃ扱いとのこと。これが可愛い。飛行を中止させるのに素手で掴もうとすると逃げるのだ。

それは障害物を避けようとして、センサーが働くらしいがまるでペットが逃げる様だ。

 今回大きい方に関しては飛行許可を国土交通省から得ており、又、頂上にいた他の登山者には飛行の了解と騒音に関しては詫びるなど、マナーを心得ている方で年期が入ってらっしゃる方だ。

 TVで山岳映像を見るとドローンが多用されていることが良く分かる。

来年は樽前山のコマクサ撮影をお願いして下山についた。

 

2021-7-3 富良野岳(北海道百名山)

【山名・コース】 北海道百名山富良野

【期  間】 2021年7月2日~3日  【天 候】 晴

【形  態】 A・C・P・他

【性  別】 男性2名

【メンバー】 CL多、SL竹

【山行形態】 尾根・沢登り・岩登り・登攀・山スキー

【地点時間】 [記録者]  竹

       7/2 11:55竹川→15:00吹上温泉キャンプ場

       7/3 4:50十勝岳温泉駐車場出発→5:50カミホロ分岐→7:20三峰山分岐

         →8:10富良野岳頂上8:25→8:51三峰山分岐→10:10三峰山頂上

         →11:00上富良野岳→11:15上ホロカメットク山

        (下山)

          11:42上ホロカメットク山→12:00上富良野岳分岐→

12:50上ホロ分岐(最後)→十勝岳温泉駐車場到着13:45

 

【短信・感想】  竹

 

 今回は、北海道百名山を目指す第一回目の登山となった。百名山といっても全てをやり遂げるわけでもなく、メンバー夫々の未踏の山をやっていこうか。ということで走り始めたのがキッカケだった。「北海道新聞社版 百名山」でいくと、一緒にやっていくパートナーの多田さんの未踏山は48座、私は54座残っており、且つ二人の共通未踏山は35座もあった。

 完登するには限りなく遠く不可能であり、果てしもない道のりが、脳裏に浮かびあがってくる。それは時間がないということ。やり遂げるには年齢という限界点が忍び寄っているからです。

数々の山の危険度は雑多であり、山道なし・沢筋のみ・冬山のみと、それをやり遂げる体力も技術も十分ではない私達にとって、自分自身で踏破できる自信は、全くなかったからでした。こんな状態でありましたが、自分の力でやり遂げられることが、前提としてありましたので、連れて行ってもらう方式から脱却をしていくこと、

そのためには、尾根でも・沢でも危険ヵ所を乗り越えられるザイルワークを駆使できるようになること。パートナーとして力を拮抗させるため、CLとSLを交代でやっていくこと。

力量のないチームなので当面はC山行という形をとるしかないと考えつつ、動き始めたのです。願わくばザイルワーク練習が、会山行としてセルフレスキュー訓練に繋がっていってほしいことの願いを込めて前文を書かせていただいたところです。

 

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前日、7/2は吹上温泉キャンプ場でテントを張った。偶然にも二人のテントは同じ

「RIPEN」のエアライズⅡ(多田)と、トレックワイズ1(竹川)。今の時代では少々重くなってきている感があるが,風に強くいいテントだ。

風もなく快適な一夜を過ごすことができた。

 7/3当日、4:50分に十勝岳温泉駐車場を出発したが、GPSをオンにすると地図上のナビが表示されず、どうしたらいいものかと一抹の不安が脳裏をよぎる。

 予定よりも1時間ほど前に出発したため、ほとんど登山者の姿が見られず、ゆっくりと進んでいくと、登山路は富良野岳と上ホロカメットク山との分岐にでた。ここは沢状になっていて、水がチョロチョロと流れており登降中の、唯一の水場であると思われた。

 ここから右にとり、細々とした登山路であったが、大きな岩石がびっしりと連なって続いており、非常に歩きずらい状況だ。

 

さらにコースは、ハイマツと小灌木の間を走り、1700m地点の最低コルへと向かっていく。この位置は十勝連峰の南西にあたるためか、ドッシリとした十勝岳が独立峰のようなスケールで迫って見えた。

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この1700m地点の三峰山分岐から、頂上に至る斜面は素晴らしいお花畑の群落であり、言葉で言い表せないほど(花の名前をほとんど知らないのだ)の彩色が残雪と共に続いていた。多田さんは、花の写真を撮りまくっていたので(カメラワークが非常にいい。こんなにカメラに精通しているとは思わなかった)私とは少し離れたが、富良野岳頂上には8:10分に到着した。

 

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 頂上では15分程休憩としたが、下から登ってきた登山者で賑わってきた。他の人との話が弾むが、早々に出発。三峰山分岐まで下がり、ここから三峰山へと向かう。コルから緩やかな稜線の道は、お花畑の斜面が続いていくが、やがて険しい岩稜帯の道となって、気を緩めることはできない山道に変わってくる。

三峰山はまず、1820m峰に着き、次に頂上である1864m峰があり、最後に1850峰と続いて三山の中央が三峰山と称されていた。

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ここからはもう上富良野岳・上ホロカメットク山・そして後には十勝岳がドッシリとした山容で迫ってくるように見えた。

 

三峰山をすぎて、一度1803mのコルに降りると、また90mを登り返して1893mの上富良野岳に到着した。最後の上ホロカメットク山はもう一息だ。

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ゆっくりと足を運びながら、急登を登り切り11:15分に頂上に到着した。約6時間30分の歩きとなった。下山は上富良野岳分岐まで戻り、登山口まで下山。13:45分に到着した。

約2時間で下山の途とした。

今回の山行は一つ一つの山を、大事に登り切っていくという大事な一歩、の山であったと思います。

 

[ヒヤリハット]

  特になし

2021-6-28 夕張岳(1668㍍)

【山名・コース】夕張岳(1,668m)

 

【期間】 2021年6月28日(月)  【天候】はれ・雷雨

【形態】 A ・ C ・ (P) ・ 他

【性別】 男性2名 女性1名

【メンバー】 CL:武、椎、高

【山行形態】 (尾根) 縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー 

【地点時間】〔記録者〕 高

      駐車場 7:10 石原平 9:00 夕張岳山頂 11:10-11:35 駐車場 14:35

【短信・感想】  高

 夕張岳の駐車場に午前7時前に着く、平日だが車は8台ほど駐車している。

 登山口から冷水コースを登る、途中で中年女性2名のトレラン(日焼けした小柄で細身の女性達)に抜かれる。羊蹄山を1時間半で登っているとか。

 9時にシラネアオイが満開の石原平に着き一休み。急斜面を登り展望の開けた望岳台を経てガマ岩の脇の登山道で追い抜いて行ったトレランの女性達が下りてきた。早い!我々と身体能力が違う!

 吹き通しのお花畑に着く、まだ花が咲いていたユウバリソウに出会った。ここまで3時間半、最後の急斜面を登りきると祠があり、山頂に着いた。

 山頂は先客2名、風も無く穏やか、芦別岳などを見ながら食事休憩した。雲が少し多くなってきた11時半過ぎ下山開始する。

 下山開始から1時間ほど黒雲が覆って山頂は雲に隠れた。雨の予報は下山後と思っていたが望岳台で雨が降り出し雨具を着る。雨足も強く雷も鳴り出した。小川のような登山道を休まずに下山し午後2時半に駐車場に着いた。

 駐車場に着くと夕張市消防の人に会う、気象台より午後1時半過ぎに夕張市に土砂災害警戒情報が出たので登山者や山小屋の人に伝えに来たとの。

  帰路の夕張市街は雨の降った後も無く晴れており、雷雨は山岳地域だけのようだ!

 

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ヒヤリハット

天気予報の登山指数はAで午後3時過ぎ雨の予報もあったが登山には問題ないと判断していた。午後1時半過ぎに気象台より夕張市に土砂災害警戒情報が出たとのことを下山後知った。

2021-6-27 芦別岳旧道~新道(1726㍍)

【山名・コース】芦別岳旧道~新道(1726m)

【期間】 2021年6月27日(日)  【天候】 晴れ

【形態】 (A)・ C ・ P ・ 他

【性別】 女性3名 男性3名 

【メンバー】 CL:吉D、SL:金、佐(俊)、多、渡(元)、佐K、

【山行形態】 尾根(縦走)沢登り 岩登り 登攀 山スキー 

【地点時間】〔記録者〕 佐K

往 山部太陽の里3:55、登山口4:15、ユーフレ分岐6:40、中央ルンゼ8:30

1250m尾根10:00、芦別岳頂上着15:10(旧道登り11時間15分)

復 頂上発15:30、半面山17:30、鶯谷18:00、太陽の里20:30(新道下り5時間)

 

【短信・感想】 佐K

  • 70歳以上4人を含むパーティーにはこのコースはやはり過酷だった。夏山ガイドのコースタイムは旧道登り5時間半、ヤマレコは6時間半なので年齢も考え登り8時間、下り4時間計12時間の計画を立て勇躍朝4時前に出発した。
  • 太陽の里から林道を通っていくと林道終点が登山口。登山口からほどなくユーフレ川の左岸に出てすぐに大きな高巻きとなった。かなり高い所まで登り、また川原まで降りる。

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    道は狭く、谷側は切れ落ちており、またロープ場もあって滑落しないように慎重に進む。大きな高巻きが2か所、小さいのが3~4か所を繰り返しながらようや

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    く渡渉場所に着いた。渡渉場所には大きな丸太が掛けられているが、水量が少なく丸太を渉らず、難なく川を渉れた。ほどなく梯子を渉るとようやくユーフレ小屋分岐に着いた。
  • 分岐から本格的な登りとなり標高差400m程登ると標高1000mの中央ルンゼに着いた。ここに水場があり、体を冷やしのどを潤す。ここではまだ山の挟間

     


    で眺望はない。この後Kさんの脚が攣りだし歩行が出来なくなった。そこでしばらく停滞してマッサージ、カイロで温め、痛み止めを飲むなど治療した。徐々に回復してきたので出発、太陽の里から6時間でようやく約1250mの尾根に着いた。ここで眺望が開け眼前に夫婦岩芦別岳へ続く北尾根が見えたが、芦別岳はまだ見えない。
  • Kさんの脚も順調に回復、尾根を200m程登ると約1450mの北尾根に到着。ここでようやく鋭く尖った芦別岳の姿が見えた。しかしまだまだ遠い。この北尾根はア

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                  夫婦岩

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  • ップダウンを繰り返し、切れ落ちた細尾根、キレットの連続で全く気が抜けなかった。ところどころにある雪渓で涼を取りながら進み、ようやく芦別岳の岩頭の下にたどり着いた。岩頭を登ること15分で遂に頂上。無事、全員登頂を果たした。出発から11時間。

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  • 頂上で記念撮影後、計画より大幅に遅れているので登頂の余韻に浸る間もなく新道を下山。新道は2回程通ったことがあり危険個所も無く、気持ち的には楽だった。しかし登山道の上部には思いのほか雪渓がかかっており滑って歩きにくかった。下りは4時間ほどの計画であったが長時間の登山で皆脚にきており速度が上らず5時間半かかった。7時半ころには足元が見えなくなったのでヘッドランプを点け午後8時半に太陽の里に到着。実に16時間30分の山行でした。
  • 旧道の登山者は余りいないのではと思ったが追い抜いて行った登山者は10人ほどいた。登山道はある程度整備されており、尾根は途中まで下刈りされ、草刈り機がデポされていた。途中追い抜いて行った50代?の登山者にこの年齢で旧道を登るとは!と感心された。16時間半、18㌔の山行が出来たと云うことは今後の山行に自信がついた。

ヒヤリハット

 

脚の不調で2人が先行4人から遅れ、踏み跡に入って登山道からズレてしまった。15分ほどで話し声が別の方向から聞こえてきて気付き道迷いにはならなかったが、声を掛け合い余り離れないようにすることが大事。