【期 間】 2021年7月2日~3日 【天 候】 晴
【形 態】 A・C・P・他
【性 別】 男性2名
【メンバー】 CL多、SL竹
【地点時間】 [記録者] 竹
7/2 11:55竹川→15:00吹上温泉キャンプ場
7/3 4:50十勝岳温泉駐車場出発→5:50カミホロ分岐→7:20三峰山分岐
→8:10富良野岳頂上8:25→8:51三峰山分岐→10:10三峰山頂上
(下山)
12:50上ホロ分岐(最後)→十勝岳温泉駐車場到着13:45
【短信・感想】 竹
今回は、北海道百名山を目指す第一回目の登山となった。百名山といっても全てをやり遂げるわけでもなく、メンバー夫々の未踏の山をやっていこうか。ということで走り始めたのがキッカケだった。「北海道新聞社版 百名山」でいくと、一緒にやっていくパートナーの多田さんの未踏山は48座、私は54座残っており、且つ二人の共通未踏山は35座もあった。
完登するには限りなく遠く不可能であり、果てしもない道のりが、脳裏に浮かびあがってくる。それは時間がないということ。やり遂げるには年齢という限界点が忍び寄っているからです。
数々の山の危険度は雑多であり、山道なし・沢筋のみ・冬山のみと、それをやり遂げる体力も技術も十分ではない私達にとって、自分自身で踏破できる自信は、全くなかったからでした。こんな状態でありましたが、自分の力でやり遂げられることが、前提としてありましたので、連れて行ってもらう方式から脱却をしていくこと、
そのためには、尾根でも・沢でも危険ヵ所を乗り越えられるザイルワークを駆使できるようになること。パートナーとして力を拮抗させるため、CLとSLを交代でやっていくこと。
力量のないチームなので当面はC山行という形をとるしかないと考えつつ、動き始めたのです。願わくばザイルワーク練習が、会山行としてセルフレスキュー訓練に繋がっていってほしいことの願いを込めて前文を書かせていただいたところです。
前日、7/2は吹上温泉キャンプ場でテントを張った。偶然にも二人のテントは同じ
「RIPEN」のエアライズⅡ(多田)と、トレックワイズ1(竹川)。今の時代では少々重くなってきている感があるが,風に強くいいテントだ。
風もなく快適な一夜を過ごすことができた。
7/3当日、4:50分に十勝岳温泉駐車場を出発したが、GPSをオンにすると地図上のナビが表示されず、どうしたらいいものかと一抹の不安が脳裏をよぎる。
予定よりも1時間ほど前に出発したため、ほとんど登山者の姿が見られず、ゆっくりと進んでいくと、登山路は富良野岳と上ホロカメットク山との分岐にでた。ここは沢状になっていて、水がチョロチョロと流れており登降中の、唯一の水場であると思われた。
ここから右にとり、細々とした登山路であったが、大きな岩石がびっしりと連なって続いており、非常に歩きずらい状況だ。
さらにコースは、ハイマツと小灌木の間を走り、1700m地点の最低コルへと向かっていく。この位置は十勝連峰の南西にあたるためか、ドッシリとした十勝岳が独立峰のようなスケールで迫って見えた。
この1700m地点の三峰山分岐から、頂上に至る斜面は素晴らしいお花畑の群落であり、言葉で言い表せないほど(花の名前をほとんど知らないのだ)の彩色が残雪と共に続いていた。多田さんは、花の写真を撮りまくっていたので(カメラワークが非常にいい。こんなにカメラに精通しているとは思わなかった)私とは少し離れたが、富良野岳頂上には8:10分に到着した。
頂上では15分程休憩としたが、下から登ってきた登山者で賑わってきた。他の人との話が弾むが、早々に出発。三峰山分岐まで下がり、ここから三峰山へと向かう。コルから緩やかな稜線の道は、お花畑の斜面が続いていくが、やがて険しい岩稜帯の道となって、気を緩めることはできない山道に変わってくる。
三峰山はまず、1820m峰に着き、次に頂上である1864m峰があり、最後に1850峰と続いて三山の中央が三峰山と称されていた。
ここからはもう上富良野岳・上ホロカメットク山・そして後には十勝岳がドッシリとした山容で迫ってくるように見えた。
三峰山をすぎて、一度1803mのコルに降りると、また90mを登り返して1893mの上富良野岳に到着した。最後の上ホロカメットク山はもう一息だ。
ゆっくりと足を運びながら、急登を登り切り11:15分に頂上に到着した。約6時間30分の歩きとなった。下山は上富良野岳分岐まで戻り、登山口まで下山。13:45分に到着した。
約2時間で下山の途とした。
今回の山行は一つ一つの山を、大事に登り切っていくという大事な一歩、の山であったと思います。
[ヒヤリハット]
特になし