2018-02-24~25 無名峰(労山熊見山1250m) 日勝ピーク(1445m)

 

【山名・コース】無名峰(労山熊見山1250m) 日勝ピーク(1445m)

【期間】 2018年2月24.25日【天候】24日曇り/雪 25日晴れ

【形態】 A・C ・ P ・その他

【性別】 男性3名 女性3名

【メンバー】 CL:笠 SL:古 厚 藤 塩 熊 

【山行形態】 尾根  沢登り 岩登り 登攀 山スキー 

【地点時間】1日目出発9:30→休憩1.250m10:50→ピーク1.327m11:00→下山1.000m→登り返し12:00→下山13:00

      2日目出発7:45→1.445mピーク9:30→下山10:45

〔記録者〕 藤

【短信・感想】 藤

 

 2日間に渡って日高管内日勝峠山スキーを楽しんだ。

 

1日目24日(土)日勝トンネル手前三国の沢覆道入り口前で、通称労山熊見山(無名峰)目指す。国道を北向かいに渡って林から登り始める。登攀準備を始めている頃より風の強さが気になっていた。それが樹林帯だと弱まり、体感気温も上がって来る。

徐々にコースは樹林を抜けて、開けた斜面脇を登りだす。又、強い西風を受ける。

トレースはないが、それほど雪は深くなくラッセルに苦労することなく高度を上げていく。

 休憩する場所を探すも風よけになる大木が無く、ようやく1.250m地点ダケカンバ1本見つけて小休止。ピークは目と鼻の先だが雪煙が見える。烈風のピークからは十勝平野が眼下に広がっていた。

 10年近く前に来た時は春先で、ピークから暫く下は氷結したバーンでようやく緊張から解き放されたと思ったら、すぐ下山口だった。

 今回はどうか。うーむ。下手には辛い雪質だ。最中ではないが引っかかり、滑らない。苦闘しながら1.000m手前まで滑り降りると、おおぅ、フカフカ。樹林帯の中の開けたバーン。昼食を取って登り返しすることに全員賛成。1時間弱楽しんで北海道山岳連盟が管理する日高町千栄(元教員住宅)の宿泊所に向かう。

 

 

2日目(日)本日は日勝トンネル入り口直前から、東に回り込んでほぼ真南のピーク1.445m通称日勝ピークを目指す。昨日のピーク付近で味わった烈風が出発地点から吹いている。

 2時間あまりで目標地点に立つも、立っているのがやっとで早々に30mほど下って、ここでシールを剥がし滑りモードに整える。少しでもかぜが弱まるかと、樹林横を登るもほとんど変わらず強烈な西風にさらされる。

 ここからの東斜面が一番雪質が良く、その後はクラスト斜面が出てきたり、滑らない雪質で、怪我無く降りることを念頭に滑り降りた。昨日は少しスキーが上手くなったかと勘違いしたけれど、今日の雪で魔法は溶けてしまったらしい。

 2日間とも2時間弱の登攀で疲れることもなく、夕食は気兼ねない1軒家で美味しい鍋を頂き、柔らかい敷布団の上でぐっすり休むことが出来た。幸せ×2かなぁ。

よく深き事言えば、あれだけ開けたバーンで上から下までフカフカの雪ならね…。

2日目下山して車両(主に札幌ナンバー)が15台以上止まっていて驚いたが、それならネット情報拡散で駐車帯に車が収まりきらないかしら。そだねー

 

ヒヤリハット

強風帯の地形で降雪時にはホワイトアウトになるので、気象情報に注意