2019-11-04 待根山・ピンネシリ山山行報告

【山名・コース】 ピンネシリ(1100.3m)

【 期   間 】  2019年11月4日

【 形   態 】  C:サークル山行

【 天   候 】  曇り一時雨のち晴れ

【 性   別 】  男性3名 女性2名

【 メンバー 】  CL赤、椎、二、渡(会員外)、平

【 山行形態 】  尾根歩き

上り:2時間50分    下り:1時間35分

 

【短信・感想】                                 平 

 今年の秋は暖かい日が多く初雪の知らせがまだありません。そうした中でこの秋一番の冷え込みとなった4日の朝を迎えました。ピンネシリは十数年ぶりに登る山です。当初予定していたメンバーは、赤さん、道庁OBで当山岳会に入会する予定の渡さん、そして私の三人でしたが、前日札幌岳に登った椎さんと二さんが急遽参戦することになりました。どうも12月のキリマンジェロ登山に向けた3人(赤さん、椎さん、二さん)のトレーニング山行といった様相を呈してきました。

 当日は、当別町役場に7時に集合し、砂金沢コースの登山口に向けて出発しました。国道275号線を新十津川まで行ったところで左折し総富地(そっち)川沿いの道に入り、その奥の砂金沢川沿いの荒れた砂利道をどんどん進んで行きます。登山口から先も林道が続いているので、そのまま走り続けゲート前に到着したのが8時20分でした。

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これまでの霧雨は粒が見えるくらいの雨になってきました。寒い中天気の回復を祈りながら8時40分に登山開始。舗装された立派な林道を約20分歩いたところで登山道と合流し、ここからいよいよ本格的な登山が始まります。30分くらい進んだところで衣服調整。時々顔に当たる程度ですが雨はまだ止んでいません。両側の笹もたっぷりと水を含んでいるようです。それぞれ雨具を着たりザックカバーを着けたりして雨対策。なだらかな登山道を進んでしばらくすると雪の痕跡が現れてきました。そして、山頂にドームを載せて所々白くなったピンネシリを仰ぎ見ることができます。この辺りから傾斜がきつくなって尾根に出るまでの30分は結構な上り坂、流石に汗が出てきました。尾根に出たところで小休止し待根山(1002m)に到着したのが10時50分。天気はどんど

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ん回復し展望も開けてきました。待根山の山頂から隈根尻山に向かう登山道は通行禁止になっていました。浦臼山~隈根尻山~待根山の樺戸山地は春先には景色が良くカタクリ街道として有名な登山道でしたが・・・。

 待根山からピンネシリに向かう下り坂で、登ってくる旭川北高校の山岳部一行(ザックの背番号は12まで確認することができました。)と行き交いました。先頭の引率している先生は結構な汗をかいて辛そうでしたが、生徒達はそれほど疲れた様子もなく軽い足取りで歩いていました。彼らにはピンネシリの登り返し(標高差160m)の途中で追い越されることになりますが、すらりとした体形とピチピチした肌は若者そのもので羨ましく思いました。

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 ピンネシリの山頂に到着したのが11時30分。山頂は一面銀世界で風が冷たく、冬の訪れが間近に迫っていることを実感させられました。帰りは舗装された林道を降りる予定です。とりあえず風の当たらないところまで移動し昼食タイム。暖かい食べ物が有難い季節となりました。

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 12時5分に下山開始。目の前には神居尻山(946.7m)が何本もの鋭い稜線を見せてその雄大さと荒々しさを誇示しています。そして、遠くには雪を抱いた暑寒別岳(1491.4m)を初めとした山並みを見てとることができます。嘆きの山行記を書く羽目になった富士形山(637.8m)、察来山(590m)、壮志岳(683m)、さらには残雪期に行って感動した群別岳(1376m、天気が悪く頂上まであと100m余で撤退)~奥徳富岳(1346m)等々。実に素晴らしい壮大な景色を見ることができました。

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 舗装された林道は所々滑りやすくなっていましたが、傾斜のきつい濡れた登山道のことを考えると快適だったろうと思います。そうしてゲート前に到着したのが13時40分でした。ゲート前には登山道を降りてきたであろう旭川北高校の山岳部御一行様が先着しており、若いってやっぱりいいなぁと再認識させられた次第です。

 下山後はグリーンパークでお風呂タイム。さっぱりして275号線を経て当別町役場に到着し無事散会となりました。