2021-9-4 剣山(1205m・清水町)

【山名・コース】 剣山(1205m・清水町)

【期  間】 2021年09月04日(土)【天候】 小雨のち曇 

【形  態】 (A) ・ C ・ P ・ 他

【性  別】 男性5名 女性5名

【メンバー】 CL吉D、SL多、佐(俊)、柳、佐々、SL納、星、厚、宇、渡(元)

【山行形態】  (尾根)  縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー

【地点時間】 〔記録者〕 会員番号№376 宇

 08:45登山口 10:30一の森 11:05二の森 11:30三の森

       12:00山頂 13:05三の森(休憩) 14:00一の森 15:20登山口

【短信・感想】 会員№374渡(元)

 私たちの車は当日4:30に出発し登山口のある剣山神社には7:00に到着。曇天の予報だったが、雨足は強くなるばかり。高速道路の工事などにより多少遅れた方もおり、神社に拝礼というか全員で記念撮影の上、予定より15分遅れの8:45に登山口を出発。

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 「北海道では少ない信仰の山で、登山道には三十三観音が等間隔で配置されている」とのことで、石仏を拝みながら、緩やかな尾根を登る。最初は、石仏に刻まれた数字を確認していたが、途中で、当会きってのキノコハンターのS氏が「ぼりぼり」を発見し、下りで採取とのこと。そちらに気を取られ、石仏数の確認は後回しとなった。

 最後の石仏(「三十三」とは確認できなかったが)を過ぎる前後から、勾配がややきつくなる。雨具着用のため、どうしても蒸し暑い。

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 一の森で少々休憩後、二の森、三の森と登る。山頂に近づくに従い、雨も降り止んだので、ガス状態で少々肌寒いが、雨具を脱ぐ。

三の森を過ぎ、母の胎内岩、泥状態の若干「急登」を越えると、本日一番の難所らしい、ハシゴ場が姿を見せる。岩場に垂直に5m程度のハシゴが据え付けられているのだが、登り口、足場が極めて狭く、反対側は一枚岩らしい急斜面なので、落ちた際のことを考えると、確かに恐怖感を覚える。また、そのハシゴ場に取り付く際の待機場所も狭い。多人数で数珠つなぎにハシゴに思案していると、後ろから来たトレランの方が引き返す始末。まず、T氏、続いてH氏と、一人ずつ登る。私も意を決し登る。後ろから、「ここで引き返してどうするの・・・」と、「叱咤激励」の声も聞こえた。このハシゴも怖かったが、山頂への最後ハシゴ、4本目の垂直ハシゴの方が、3m程度だが、一部踏板に岩がでっぱり足をかけづらく滑りそうなので怖さを感じた。雨降りでなく良かった。

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 山頂には、予定通り12:00に順次到達。山頂は雲の中状態で期待した眺望、一望の十勝平野は拝めなかった。山頂は、名前のとおりか、頂点の岩に剣が数本突き立っている。切り立った岩場で非常に狭く、安全上4~5人がとどまるのやっとの状態なので、一人又は少人数が交代で記念の写真を撮っていただく。記念写真のため、滑りやすい頂上岩を登り降りする際に、H氏の「クライムアップ」、「クライムダウン」との声。勉強します。

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 山頂付近は狭いので、三の森まで降りて、昼食休憩し、下山開始。途中、雨で多少滑りがちな道に気を付け、かつ、「ぼりぼり」を採取しながら下る。S氏曰く、「ぼりぼり畑」とのこと。途中で、モグラというかトガリネズミも見つけた。

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 石仏の総数を確認できないまま、採取で予定より20分超過の15:20に登山口に帰着。

ヒヤリハット

・雨具を脱ぐと、蒸れた衣類が急速に冷え、低体温症を起こすことがあるので、気を付けなさいとのことでした。