【山名・コース】上富良野岳 1893m
【期間】 2023年7月5日(木) 【天候】晴れ【形態】 A・ (C) ・ P ・ 他
【性別】 女性 4名
【メンバー】 CL 藤T ・ SL 塩I ・ 金K ・ 田N(道)(会員外)
【山行形態】 (尾根) 縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー
【地点時間】〔記録者〕会員 №363 塩I
6:00スタート 6:25安政火口分岐 7:20上富良野岳分岐
9:15~9:50上富良野岳 11:15上富良野岳分岐 13:00登山口
【短信・感想】 会員 No363 塩I
5時40分宿泊先の白銀荘を出発し十勝岳温泉登山口の駐車場に着く。
平日の早朝6時前なのに3台のスペースしか残っていなくてほぼ満車状態。
冷んやりとした心地良い空気を肌に感じ、八ツ手岩のお招きをいただきながら歩を進める。
歩き初めて15分で「三段山崖尾根コース分岐」に着く。
11年間ほど閉鎖されていたが2020年に復活したそうです。昨日、三段山山頂でお会いした皆さんもこの崖尾根コースから登って来ていました。
吹上温泉コースより距離が短く人気があるようです。まだ歩いたことがないので気になります。
紅葉の時期に登れるかな?
上富良野岳分岐手前で珍しい野鳥に出会いました。男性が一眼レフカメラを構えているので立ち止まってみると、頭から胸・腹にかけて鮮やかな赤色の小鳥が小枝の間をチョコチョコと飛び回っています。
スズメより二回りほどの大きさ。「ギンザンマシコ」という鳥だそうです。
私達が通り過ぎる時にもっと近くに来てくれました。
2mの至近距離でなかなかのドキドキ感、息をひそめて見入ってしまいました。
上富良野岳分岐から残雪を踏みしめ大きな岩を乗り越えて行くと「D尾根の300階段」
と言われる木の階段が始まる。段差が狭くて歩幅が合わずいつまで続くんだろうとため息をつきながら見上げてしまう。なかなかの試練だ。
300階段が終わると花・花・花! キバナシャクナゲ・チングルマ・イワウメ・イ
ワヒゲ・ミネズオウ・ツガザクラ。白とピンクの競演、春と初夏の競演。
ガスに覆われたり晴れたり富良野岳が見えたり隠れたり一喜一憂しながら上富良野岳に着きました。十勝岳が見えない。
「大丈夫。私達は運を持っている。」と思いと願いを込めながら昼食を取っていると、本当にガスが晴れてほんの2-3分だけ十勝岳が姿を現しました。
上ホロカメットク山の奥に十勝岳。良い眺めです。これで思い残すことなく下山出来ます。
下山しようとした所に、ザックが日帰りにしては大きく縦走にしては小さい、はてなマ
―ク(?)の男性がやって来ました。興味津々、声を掛けずにはいられません。
層雲峡からテント泊しながら2泊3日の縦走。
コンパクトにする為にシュラフは薄手。寒いので持っている衣類を全部着て寝た。テントマット無し、着替えは持たず、重量は12~13㎏に押さえた。
明日から雨予報なので日程を早めてここまで来た。
昨年、逆ルートを5泊6日で縦走した人を大雪山で会っているので唖然とする。上には上がある。並みでない体力を持ち、軽量化が成功のカギとなっている様だ。
下山でもお花を楽しみ、苦労するかと思っていた300階段は意外とすんなりとこなし、無事登山口に到着しました。
天気に恵まれとても充実した山行ができました。
計画していただいた藤Tリーダーに感謝いたします。
ご一緒していただいた金Kさん・田Nさん楽しかったです。
ありがとうございました。