2023-9-2~9-4幌尻岳(2052.0m)

山名・コース】幌尻岳 (2052.0m) 

【期間】 2023年9月2日~4日    【天候】 晴れ 

【形態】 (A)・ C ・ P ・ 他 

【性別】 男性1 名 女性 1名 

【メンバー】 納Y 厚M

【山行形態】 (尾根) 縦走 (沢登り) 岩登り 登攀 山スキー  

【地点時間】〔記録者〕会員№161 厚M

9/2(土) 5時間47分 

とよぬか山荘シャトルバス発09:00→第2ゲート10:02→12:11北海道電力取水施設12:12→13:04沢装備・入渓→15:49幌尻山荘着 

9/3(日) 山行:9時間22分 休憩:50分 合計10時間12分 

04:00起床→幌尻山荘06:03→08:14命の水08:21→10:53大岩10:55→10:59振内・新冠コース分岐11:03→11:55幌尻岳12:21→12:30振内・新冠コース分岐12:30→14:30命の水14:40→16:15幌尻山荘 

9/4(月)山行:6時間18分 

05:00 幌尻山荘撤収 - 06:29 北電取水施設 - 09:27 奥幌尻橋 - 11:18 第2ゲート⇒12:00シャトルバス→13:00とよぬか山荘 

【短信・感想】会員№161厚M

 とよぬか山荘からのバスに乗るために、札幌を04時にスタートする。 

昨夜から朝まで雨が降っていたとのことで04:00発の1便は運休、08:00発の2便は糠平川の水位が収まるまで様子見となった。この間、ゆっくりと朝食をとりバスを待つ。 

結局、シャトルバスは一時間遅れでスタートした。 

約一時間で「第二ゲート」に到着、ここから8㎞の林道を歩き、渡渉地点の取水口に到着した。

久しぶりの沢歩きに緊張するが、川に入ると気持ち良く感覚が蘇ってきた。 

緊張は楽しみに変わったが、久しぶりの沢なので慎重に歩く。水量はほぼ膝位だったが、時々深くなり足の付け根迄、流れが速い所は石と石を飛んで渡ったが落ちたら流されるかもしれないと緊張した。息を切らしながら歩く登山道と違い、自分にとっては大変楽しい沢歩きだった。 

私は川の上流で育ち、川は夏の遊び場所だった。日頃はスカートが濡れないように、川の途中で転ばないようにと気を付けて向こう岸に渡ったものだった。 

楽しい沢歩きは終わり、いよいよ長い間のあこがれだった幌尻山荘に到着した。 

そこで話す人、話す人が本州からの百名山登山の方達だった。 

山荘前は広場になっており、水場もあり、トイレもバイオで安心。山荘内は余裕があり大満足。 

ザック・登山靴は山荘内には持ち込めず(少し不自由)ザックは空にして物置に入れた。ザックに食べ物を忘れて入れたままにした人は、夜中にネズミに食料を狙われてザックを食いちぎられていた。 

最近、めっきり腕を上げたリーダーの山料理と山荘で販売している冷えたビールは今季最高の味だった事は云うまでもない。 

仲良くなった本州からの百名山狙いの方と共に、明日の天気を願ってカンパーイ! 

翌朝、ゆったりとしたスペースで充分な睡眠もとれ、スッキリと目覚める。 

いよいよ、憧れの幌尻岳のピークを目指す時が訪れた。登る前から嬉しくてたまらない。 

山荘に余分な物は置き、水も途中で取れるので少なく持ち、いつもより軽くしてスタートした。 

だが、最初から急登の連続。それでも天気は申し分なく、登山道の両脇は花の時期に訪れて見たいと思わせるような花畑が続いている。 

後から来るのは若者ばかりで、次々に「お先にどうぞ」。しっかりと見えているピークを目指し歩みを進めた。息をきらして歩く先には稜線が美しく、左下に見える北カールに慰められ力となった。 

もう二度と訪れる事はないかも知れない。イヤまた来年来たい。と何度も繰り返し思った。 

ピークで出会う登山者もほぼ本州からの百名山狙いの方達だった。 

最初にこの山に登ろうと思った時には、多分この先の七つ沼カール迄歩く事ができたのではないかと 

しみじみこの山に登るのが遅かったのだと身に染みて思った。 

去りがたかったが、ピークからの眺めを充分に堪能して、後ろ髪を引かれる思いで下山を開始した。 

帰りには「命の水」で喉を潤し、下山後は冷えたビールで何度も乾杯した。 

リーダーには毎年悪天候が続いたのにも関わらず計画を立てていただき、縁が無いのではと諦めかけていた幌尻岳登頂をはせました。 

ありがとうございました。 

感謝いたします。