2023-10-3 燧ヶ岳(2,356m)

【山名・コース】燧ヶ岳(2356m)

【期間】 2023年10月3日(火)【天候】曇り後晴れ

【形態】 A・(C)・P・他

【性別】 男性2名 

【メンバー】 CL:佐S SL:武D(元会員)

山行形態】 (尾根) 沢登り 岩登り 登攀 山スキー 

【地点時間】〔記録者〕会員№.356 佐S

御池登山口6:15→広沢田代7:30→熊沢田代8:30→俎嵓10:15→燧ヶ岳(柴安   嵓)着10:40→燧ヶ岳発11:30→俎嵓11:45→熊沢田代13:25→広沢田代14:15→御池登山口15:25 

山行時間9時間10分 山行距離9.6㎞ 累積標高差1030m

【短信・感想】                        会員№365 佐S

1.前日に引き続き元会員の武Dさんの百名山踏破山行に同行し福島県桧枝岐村の御池登山口から登った。桧枝岐村道の駅から国道352線を30分ほど走ると御池に着く。ここには立派なロッジもありまた沼山峠行きのシャトルバスの発着場でもある。正に尾瀬への福島県側玄関口である。24時間千円の広い駐車場に車を入れて登山準備。昨日の会津駒ケ岳が思いの外、楽だったので連チャンでも何とか行けそう。ガイドブックのコースタイム7時間であるが、我々は9時間に設定。

2.出発時は曇りでガスが立ち込めていた。登りはじめから劣化した木道と岩のゴロゴロした登山道が続き滑るので慎重に登る。広沢田代の登山道は全て木道で勾配もなく、乾いていて滑らず順調に進む。広沢田代を過ぎると、また劣化し滑る木道と岩だらけの登山道が現れ、苦労する。熊沢田代に着くころには雲もガスも切れ、爼嵓の頂きも見える。熊沢田代は比較的新しい木道で広沢田代より広く、池塘も散在し草紅葉が盛りだった。熊沢田代から俎嵓までの登りが1番きつく、相変わらずの岩ゴロゴロの登山道を進む。ただ、天気が回復し登るにしたがい展望が開けてきたのでテンションは上がる。

3.ようやく、俎嵓の頂きに到着。頂上は大きな岩がゴロゴロし、狭い。主峰の柴安嵓より10mほど低い。俎嵓から岩場をコルに40m程下り、更に50m程登ると燧ヶ岳の最高峰の柴安嵓に到着。頂上には燧ヶ岳との頂上標識があった。頂上は岩場が開けたところもあり結構広い。頂上からは眼下に尾瀬沼尾瀬ヶ原、間近に、至仏山、平が岳、昨日登った会津駒ヶ岳、日光連山、那須連山、秩父連山が見えた。遠くの雲の上に富士山も見えた。頂上でゆっくり昼食休憩し、帰りは転倒しないようより慎重に下山し、二人で設定したコースタイムより10分オーバーで無事御池登山口に到着。山行距離も累積標高差も前日の会津駒ヶ岳より少ないにも関わらず山行時間が3時間弱多く掛かったのはひとえに悪路による。

4.武Dさんは今回予定した百名山5座(ほかの3座は日光白根山男体山至仏山)全てを登頂し、達成感に浸る。私は桧枝岐村の道の駅で5泊車中泊した。29日に到着し、30日には御池から燧裏林道を尾瀬見晴十字街まで往復18キロをトレッキング、1日は雨模様だったので村の尾瀬関連の記念館、写真館等を見学して過ごした。桧枝岐村の道の駅は24時間トイレ、ゴミ箱あり、隣が公営温泉施設、携帯充電可の申し分ない道の駅。ただ、村内にコンビニはなく、食料品は農協マーケット1店のみで結構高い。この後、新潟に移動し武Dさんとはフェリー欠航もあり更に3泊、車中泊した。

ヒヤリハット】 

慎重に歩いたにも拘わらず、劣化し濡れた木道、岩で何回か躓き、滑った。岩場はストックに頼らず、3点支持を基本に登った。