【山名・コース】 札幌岳(1293.8m)
【 期 間 】 2022年11月8日
【 形 態 】 A:会山行
【 天 候 】 晴れ・無風
【 性 別 】 男性4名
【 メンバー 】 CL竹K、SL平N、佐SK、佐TK
【 山行形態 】 尾根歩き
登り:冷水沢コース 3時間30分
下り:豊滝コース 2時間45分
【短信・感想】 平N
11月初旬の天気は不安定で、今年も天気が目まぐるしく変わり、竹KCLは日程調整に苦労していました。山行当日は、その苦労が報われ、暖かく、晴れ・無風状態、絶好の登山日和となりました。
私が夏道の冷水沢コースを登るのは二十数年振りです。冷水小屋からの急登後に現れるドロドロ道も全く記憶にありません。登山口で準備を進めながら話がその点になり、私はスパッツを用意していないので、後悔しきりでした。
情報館に6時集合。竹K車と平N車を豊滝の林道ゲート前にデポし、佐SK車で冷水沢コースの登山口に向かいました。そこで佐TK車の到着を待ち、6時55分に登山開始。
気温が高いので、30分後には衣服調整が必要となりました。そして、7時
45分頃、標高670m付近で林道と交差、この辺りから登山道の脇に雪が残っていました。
8時30分、標高860mにある冷水小屋で小休止。登山道にも雪が現れてきました。冷水小屋から標高差200mほどの急登を登って行くと1000m付近から登山道が凍結しています。そこで、9時15分、竹K CLがチェーンスパイクを装着しました。
しばらくして急登を登り終え平坦な尾根に到着しました。高地だけあって心配していたドロドロ道は凍ったままで歩行には全く問題ありませんでした(内心ホッとしました))。
ただ霜が解け始めて水分を含んだ笹が登山道を塞いで上半身を濡らします(この時期、雨具の上だけは着た方がいいみたい)。この後、平坦な尾根がだらだらとどこまでも続いており、歩けど歩けど頂上が近づいてきません、本当に精神衛生上良くない登山道だなと思いました。
この辺りの登山道には雪が降り積もって完全な冬道状態になっていました。平坦な尾根を進むこと約1時間、10時25分にやっと頂上に到着。私はここで軽アイゼンを装着し、急な下り坂に備えました。
札幌岳頂上からの眺望は、もやっていて、中山峠方面に見えるべき羊蹄山、無意根山、並河岳などは全く見えません。ただ、反対側に鎮座するパコダの塔は広い河原に降りるまでずっと見えていました。その槍は本当にカッコ良かったです。
頂上では、軽食を摂り10時45分に下山開始。滑りやすい急な下り坂なので、慎重の上にも慎重を期して歩を進めます。
何カ所か続くロープ場、そしてその後に続く距離の長い「がんばる坂」を下り終え、11時55分に広い河原に到着し、ここで昼食タイムの大休止。いい天気で風も無く暖かい、まさしく「小春日和」の中で食事を摂り、珈琲タイムをゆったりとした気分で楽しむことができました。
30分の大休止を終えて12時25分に下山を再開。思った以上に長い林道が続いています。しばらく行ったところで、盤の沢山に登った後、山ぶどう採りをしている3人組に出会いました。結構な収穫を得て皆さん満足そうにしていました。楽しみの少ない下山の林道歩きは辛いです。それでも一生懸命歩いて13時30分に何とか林道のゲート前に到着、無事に山行を終えることができました。