2019-02-17 別狩岳(山スキー)


【山名・コース】別狩岳(726,1m)
【期間】 2019年2月17日日曜日  【天候】曇天
【形態】 A・ C・ P ・ 他
【性別】 男性7名 女性5名
【メンバー】 CL:笠 SL:古 二(輝)二(理)佐 厚 渡 泉
        武 吉 塩 美
【山行形態】 尾根 縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー 
【地点時間】〔記録者〕会員   美
       8:12国道→8:46橋→9;45尾根取り付き→10:15 (330mピットテスト)
       12:20別狩岳頂上→ 13:00滑走→ 13:45 230m → 15;10 国道


【感想】                            会員  美
 早起きは三文の得と申しますが、この時期浜益まで足を伸ばすには4時起きになる。
夜明け前よりスキー道具を車に積ませてもらって石狩市役所駐車場集合、浜益に向かった。海岸沿いをドライブ、浜益に入ると直に目に飛び込む黄金山、左肩下がりの独特な山容はいつ見ても妙に安心感がある。海に向かって鎮座し、まるでこの一帯を守護しているかのようであるが、方向を変え青山方面に向かう国道451号線を走り車窓から眺めると切り立った断崖に雪が貼り付き聳えたち、驚く程その姿を変えていた。ほどなく別狩岳へのアプローチ地点五番川林道入口付近に到着。路肩に駐車し、静かな広葉樹、針葉樹の間を歩き出す。あたりは冬の帷に包まれてはいるが川の水面は顔をだし、水を飲みに来たのか渡渉をしたのか鹿の足跡が川縁に残っている。自然の営みを観察するのんびり歩きが終わるとスノーブリッジを渡り尾根に取り付く。急斜面の登りに一汗かいて、これからの斜面に備えピットテスト。安全が確認された。斜度は増す。ジグを切って進む先頭組の確かな足取りはまだ見ぬ山頂への期待と供に相呼応し後方組に伝えられる。時折地吹雪が雪を巻き上げ顔面に叩き付けられるが、そう長くは続かない。樹木が密生している地帯を抜けると穏やかな斜面が現れる。かなり高度を稼いだ。そろそろ山頂が見えてもいいはずだが、曇にすっかり隠れている。細尾根をトラバースして山頂到着。腰を下ろすスペースは無く安全な箇所まで慎重に下山、昼食を取る。スキー滑走の準備を整えいよいよ滑る。斜面はずっとずっと続いた。

 

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真っ新な斜面にスキーを滑らせると何もかも忘れ無心である。

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唯一頭の中をよぎるのは転んで起きられなくなると悲惨ということ。と思っても転ぶ。時よりうまくいくとシャッシャッと雪が答えてくれる。“このへたくそがっ!”と言っているのかもしれない。そんな事を想像するくらい楽しい。尾根を下りると駐車地点までの長い道程。果敢にスケーティングで走行する組、シールを付けて歩行する組、全員が無事下山した。山行に要した時間は7時間。
 素晴らしい時を皆さんと共有させて頂きました。ありがとうございました。

ヒヤリハット
 特になし。