【山名・コース】羊蹄山(真狩コース) (1898m)
【期間】 2019年10月20日 【天候】(晴れ)
【形態】 (A)・ C ・ P ・ 他
【性別】 男性1名 女性1名
【メンバー】 CL納 M 厚
【山行形態】 (尾根) 縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー
【地点時間】〔記録者〕 厚
7:40 登山口 8:071合目 8:50 3合目 10:05 5合目 11:15 7合目
12:15 小屋分岐 12:45 外輪山分岐13:40 ピーク 14:20 真狩コース
15:15 小屋分岐 16:00 7合目 16:45 5合目 17:35 3合目 18:20登山口
【短信・感想】 厚
10年位前のGwの晴れた日にスキーで喜茂別岳のピークに登り、素晴らしいお鉢をのぞいただけで車置き迄滑り下りたことはあったが、夏山には登っていなかった。
昨年登る機会があり、外輪山のとりつき迄来た時に足裏が痛くなり前に進めなくなり、止む無く下山したことがあった。今回は必ず登ると決心をしていた。
距離は長いが、最も楽に歩けるコースとのことで真狩コースを選んだ。
スタートが遅れたが、時折見える下界の景色に癒され、ひたすら号目の札を探しながら進んだ。余裕は無かったが、天気と気温が見方をしてくれていて何とか前に進めた。
7合目を過ぎたころから傾斜が緩み少しホットする。ガレ場の上部を気にしながらトラバース。避難小屋が近くに見えてきて、今日はもう小屋に入りたいなと弱気な事を考えながら進んでいると、上からは小学生らしき女の子がスニーカー姿で元気そうに降りてきた。
私にその元気を分けて下さ~い。
そのあたりから、早朝は凍り付いていたであろう霜柱が両脇に見えて来て、ようやく外輪山に到着した。ここから先は未知の世界だ。体調も大丈夫、頑張るね。
どちら周りで外輪山一周をするのかは少し考えたが、下山してきた人に聞いたりして時計回りを選択した。ゆっくり休む事もなく待望の外輪山巡りをスタートした。朝登山口をスタートしてから5時間を経過していて、厳しく感じたがピークには比較的楽に到着。
先に到着していた陽気な外国人グループと一緒にピーク到着を喜んで写真撮影。
その後は下山時間を思うと、ゆっくりと楽しむ余裕がなくガレ場に気を付け、マーカーをひたすら探しながら先を急いだ。幸い天気が良く、先の岩峰も見えている。
時間に余裕があったら楽しいコースだ。
誰もいなくなり寂しくなった外輪山に、犬を連れた若者が反対方向から現れる。お互いに無事を祈り別れ、外輪山巡りの標識のある所迄戻って来た。
Lはこのまま下山するが途中で日没になり、ヘッドランプを付けて歩かなければならないと話される。気を引き締め下山を始めた。途中で先ほど交差した若者が、途中で引き返して来て、犬と一緒に追い越していった。
途中で山にゆっくりと沈む夕日を眺めた。
リーダーが予測していた通り途中で日没となった。
焦らず急がず足元を注意して登山口を目指し進み、誰もいない登山口に無事到着した。
時間はかかったが、念願だった羊蹄山一周ができた事がとてもうれしく、記念すべき令和元年の夏山を、いい山行で終えることができ、羊蹄の神々にLに感謝いたします。
来年は雪の残る夏に小屋泊りで、花々を楽しみながら歩く目標ができた。