【期間】 2020年 2月 16日 【天候】曇り
【形態】 (A)・ C ・ P ・ 他
【性別】 男性5名 女性4名
【メンバー】 CL 笠 SL 佐 二(輝)納 多 美 塩 厚
【山行形態】 山スキー
【地点時間】〔記録者〕 厚
7:50 喜茂別登山口 10:30 800m 11:00 1000m 11:20下山開始
13:00登山口
【短信・感想】 厚
以前に楽しく滑った記憶が忘れられなくて、今年も羊蹄山スキー山行に参加させて頂いた。天候は寒暖を繰り返していて不安定、降雪の情報が無く不安だった。
喜茂別に入ってからも新雪が降った様子はなく、それでも山には積もっているかもしれないと、淡い期待を少ししながら登山口に到着し路駐する。
いつもなら雪壁を登りスタートするのだが、雪は少なく雪壁などはできていない。真っすぐに伸びるガリガリのコースを進む。
林道を何本か横切る。550m地点から沢を横切り向かいの尾根に取りつく。
積雪が少なく以前の記憶とは違って見えた。
そこで少し休憩を取り、向かい側の尾根に取りつく。頭の中には青空をバックに真っ白い羊蹄のピークが見えるはずだったが途中から上は雲の中だった。
緩やかな斜面を選び進むが、斜面がきつくなりスキーアイゼンを尾根の途中で装着する。さすが用具は良くできている。頑張らなくてもサクサク歩くことができた。その頃から「行きはよいよい帰りはこわい♪♪」で斜面が急になってきた。
「そろそろ行動停止にならないかなあ」と思いながら歩いていた時、終了の合図をいただきホット安心する。スキーを流さないように慎重にシールを外す。
それからの下りは涙・涙の辛い滑りが待ち受けていた。硬くガリガリの斜面は、自分の滑りの力不足でコントロールできない。私が力尽きて転倒している先で誰かが窪みに落ちて悲鳴を上げている。
その後も真っすぐ伸びる一本道をボーゲンで力付きそうになりながら滑り下りた。
勇者二人は直滑降で叫び声を挙げながら飛ぶように滑り降りて行った。
その後、疲れ切った身体を温泉で癒して帰路に着いた。
雪が融け始めた春の日に、もう一度チャレンジしたいと強く思った山行だった。