2020-03-08 ヒクタ峰(札幌150峰:1080㍍)(スノーシュー・山スキー)

【山名・コース】ヒクタ峰(札幌150峰:1080㍍)(スノーシュー山スキー

【期間】 2020年 3月 8日 日曜日、【天候】曇ときどき晴れ

【形態】  A ・ C ・ P ・ 他

【性別】 男性10名 女性 3名

【メンバー】

 ・スノーシュー:吉(CL)、多(SL)、平、松、吉、佐、高、柳、渡

 ・山スキー:塩(SL)、佐、佐(智)、泉、

【山行形態】 尾根(スノーシュー山スキー)  縦走 沢登り 岩登り 登攀 

【地点時間】7:40登山口(林道入口) 9:50滑沢山 11:20ヒクタ峰(山頂)

~11:50ヒクタ峰 12:30滑沢山 13:30登山口(スキー組13:50)

【記録者】 渡

【短信・感想】 渡

〇 ヒクタ峰は、会として昨年3月に続き再度の山行(私は初挑戦)。

  登山口(約400㍍)は、道道小樽定山渓線を札幌国際スキー場へ向かう途中、定山渓ダムを過ぎると見える水位観測所の付近。その付近に除雪された駐車帯があり(国際スキーに向かって左側)、そこに接する林道から入山した。

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〇 前回とは異なり、林道に入って直ぐに尾根に取り付き、比較的急な斜面の樹林帯を登る。トレースの後はなく、スキー組に先頭をお願い。

  1時間半程度で約300㍍を登り小休止。ひざ下の積雪とはいえ、スキー組だけでの先頭、踏みしめはきついので、スノーシュー組も交代で先頭を歩く。この辺りから、少し傾斜が緩くなるとともに、視界も開け、左手に定天岳が垣間見える。2時間程度で滑沢山(972㍍)に到達。以前見つけた標識(看板)を探したが、見当たらず。

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〇 そこから、両側が急斜面の狭い尾根をヒクタ峰に向かう。特に左側は崖状で雪庇が続き、注意しながら歩く。ウサギの足跡が目にしながら、緩やかな登りをひたすら歩く。灌木の枝がうるさい。

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  狭い尾根道を抜けると、開けた急斜面に出る。雪崩を気にしながら、灌木の箇所を目当てになおのことジグザクで登る。頂上らしきものがあり、私が先頭だったこともあり、一気に登ろうとした。結果として頂上ではなかったが、膝上までの深さの柔らかな雪の急斜面をがむしゃらに登ろうとして疲れた。後で、「平」氏から、「急斜面かつ膝上の雪の場合は、足元の雪を膝で押し固めて足場をつくり、その足場に足を置いて一歩上がる。同じ動作を焦らず繰り返し、少しずつ前進。無理は禁物。疲れるだけ」と指導を受けた。

  少々戻り直し、再度斜面を登り、再び狭いが緩やかな尾根を少々歩き、やっと頂上=ヒクタ峰頂上に到達(11:20)。スキー組も少々遅れて到着(途中で昼食?)。先に到着のスノーシューの別ペアに写真の撮影をお願い。ようやく晴れ間が広がってきたが、風が強くなってきたので、少々下り昼食をとる。タケノコ山や白井山を教えていただく。

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  ヒクタ峰ⅡorⅢ峰が先に見え、「行きましょうか」との声もあったが、行かずじまい。

〇 30分ほど昼食・休憩の後、下山をはじめる。急斜面を下り終えたところで、後発のスキー組を待つ。足がつった方もいて、遅れているらしい。狭い灌木交じりの尾根、かつ、スノーシュー組が踏み荒らした湿雪の後を滑るのに苦労しているのかもしれない。待っている間に、足つりの特効薬「ツムラ漢方の«68»」を教えていただき、少しいただく。塩飴も頂戴した。

20分ほど待つが姿を見せない。電話は電波がたたない。声をかけたが応答なし。下山方向に向かって右側の崖というか急斜面をスキーの滑り跡らしきものがあり、先を越して下山かとの考えもあり、とりあえずスノーシュー組も下山開始。

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〇 途中でほとんど休まず(何で休まないのかとブツブツ思いながら)、ひたすら下山。当日は4月上旬の気温で、下るごとに、雪の腐りがひどくなる。最後の樹林帯では、雪解け水が滴り落ち、霧雨かと思うほど。

後追いの私は、斜面が急になるほど滑りがちで歩きづらさが増す(後傾すぎかな)。トレースのない箇所を辿り雪を崩しながら下る。かかとがきく「TSL」派が多さんを先頭に先行し、MSR派(私も)は何となく遅れがち。(脚力もあるかな?)

 

〇 登山口までスキー組とは出会わず下山(待ち時間除くと1時間20分)。駐車場にもスキー組の姿はない。やむを得ず沢を下ったとしても、近くには出るはずと懸念。

  帰り支度を終え、待つこと20分、スキー組が無事到着。スノーシューと同じコース取りで下山とのこと。急斜面の重い雪の樹林帯は、滑るというよりは降りるといった具合だったらしい。無事を確認し帰路につく。

  吉CLをはじめ皆さん、お疲れ様でした。多SLの「健脚」は、なかなか見習えません。塩SL(スキー組のリーダー)へ、皆さん、「「塩」さんが居るから大丈夫だろう」話していました。本当にお疲れ様でした。

 

ヒヤリハット

 苦しくても沢には降りない。(教わったこと)