2020-06-06 自粛解除の樽前山

【山名・コース】 自粛解除の樽前山  

【期   間】 6月6日(土)

【形態】()  C ・ P ・ 他 

【性別】 男性 9名  女性6名 

【メンバー】 総CL 納  金  厚  高  椎    佐(俊) 柏  日(智) 日(徳) 

          武  水  佐T  大  宇  杉 (会員外)  

【山行形態】 尾根  ○縦走 沢登 岩登り 登攀  

【地点時間】〔記録者〕佐(俊)  

7:25七合目ヒュッテ→8:23外輪山取付分岐点→8:35東山頂上→9:04奥宮樽前山神社→9:44~10:00西山→10:30分岐点(932m→11:00 932m峰→11:35~12:00風不死岳分岐点→12:40七合目ヒュッテ着 

 

【短信・感想】                          日(智)

 

「自粛解除を受けて足慣らし山行」ついでにコロナの快気祝い  なんと、肺炎ウイルスに感染してしまいました。 4月に発症そして入院。ひとことで済ませてますが、色々大変でした。僕の場合は目のかすみが一番はじめの症状だったので、どうやら目から感染したようです。 入院して一番最初にやったのが休会届けでした。

すぐに納谷さんや事務局の方に報告し、しばらくの間皆さんの前に姿を出せなくなってしまったので後はよろしくお願いします。うちの会は普段は無敵だけどさすがにこいつに感染すると年齢的にも非常にマズいパターンになるからしばらく離れますと伝えました。  約一月の療養後退院、その後は呆然として寝てばかりでした。ほんの2日だったけど、記憶喪失の後遺症も出てまるでSF映画の世界を体験したような時間を過ごしていました。 そんな状態で山はしばらく無理だろうなと思ってたところに納谷さんからポンとお誘いが来たのです。

樽前なら以前加賀谷さんに連れて行ってもらったこともあるし、腰の具合も二ヶ月近く残ったコロナの後遺症もやっと心配なくなったので、思い切って参加することにしました。 少し肌寒い天気の中、久しぶりに会う方や初めてお目にかかる方などと顔合わせをして、登山開始。 今回、納谷さんからマスクをした状態で登ってみようと提案があり皆マスク姿で行列、ところが帽子を被ったうえにサングラスをかけているので名札でもぶら下げないと誰が誰だか区別が付きません。 

f:id:hyakumatu_sapporo:20200717062424p:plain

 これでは飼い犬でもわからないでしょう。 さっきから横にいる人が柏川さんだと気付いたのはだいぶ後になってからでした。 病み上がり山に登る

さて登山開始、すぐにマスクは登山に向いていないと気が付きました。とにかく暑いし蒸れてしまう、 それでも頑張って歩きました。なんたって北海道の登山の将来がかかっているのだからね。 でも暑い テレビで皇居を走るランナーを見て、すごいねーと感心したら「あれは病気なんですねー」と家族に言われて成程と思いましたが、わかるような気がしました。 エベレスト登山のように冷たい酸素でも流れてくれれば良いのだけど、樽前でやればやりすぎだと言われてしまうでしょう。 約一時間で頂上に到着、今まではここであっさり下山していたのだが、今回はこれからこの周りを一周します。大丈夫かよ。コロナで傷んでいた全身の筋肉は大丈夫かなあと自分の体に聞いたところ「どうにか保たせてやるから心配するな」というので無理せずゆっくりと歩いていきました。

斜面では暖かかった風も上に着くと肌寒くなり、来たり脱いだりしながらあっちとこっちに移動、そして神社で参拝してさらに移動。なかなか忙しいです。 しばらく進むと「未知との遭遇」のデビルズタワーの縮小版みたいなのが近くに見えるようになり、足を止めながら写真を撮り、すごいすごいと一人で盛り上がりました。 時間をかけてぐるりと一回りする頃にいよいよ筋肉痛が始まり、大丈夫かという声が頭にこだまします。 それに応じて突然「だいじょぶだー」と頭の中で志村けんの声が湧き上がってきました。

志村けんも残念なことになってしまったなあ「となりのシムラ」はよく出来た番組だったのにもったいないことをしたなあ、なんて思いを引きずりながら降りてきました。 ヒヤリ体験はありませんが、ヒヤッとしたかっというのが降りたときの感想です。 そう言わせるほどマスクは暑かった。あなたはマスクを選びますか?それとも山登りを選びますかと言われたら躊躇なく登山を選ぶでしょう。(当たり前だ) 

f:id:hyakumatu_sapporo:20200717062622p:plain

マスク装着については風通しの良い屋外ではビョウキでない限り、外して行動しても差し支えないと思います。もっとも最近は食事用のマスクや水泳指導用のマスクも見かけますから、いずれ登山用のも出てくるかもしれません。しかし目から感染ることも頭に入れて注意してください。これだけは本当です。

 

樽前山 Ⅱ)

【山名・コース】樽前山(1041m)

【期間】 2020年 6月 6日  【天候】晴れ 

【形態】 (A)・ C ・ P ・ 他

【性別】 男性9名 女性6名

 CL納 SL金 厚  高  椎  柏  日(智)日(徳) 武  水  佐  大  宇  杉   佐(俊)     、

【山行形態】 (尾根) 縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー 

【地点時間】〔記録者〕  佐(俊)

  7:257合目ヒユッテ駐車場発→8:23外輪山取付分岐点 8:35東山(1022m)

8:44 外輪山取付分岐点 9:04 奥宮樽前山神社 9:44→10:00 西山(955m)

10:30 932m分岐点 11:00 932峰 11:35~12:00風不死岳分岐点   12:40 7合目ヒユッテ着

 

【短信・感想】                      佐(俊)

 

 *6時常盤除雪センター駐車場集合

f:id:hyakumatu_sapporo:20200717063730p:plain

(一度間違えて道路情報館に、その為樽前駐車場に駐車できなくなり皆さんを歩かせてしまった。)

 *休会(今年いっぱいと思っていたのですが)から間もなく解除。気力が取り戻せたのです。声かけをしていただきなによりのお薬でした。

 *筋力が落ちていました。前日あわてて藻岩に行きました。

 *花の群生。次第に雲やガスがあがり雄大な樽前の全景が浮かび上がりました。

 *この景色、仲間と楽しむことができたこと、少し元の生活に戻れた事にホットしました。

 *神社では新人の方と祝詞をあげてくださいました。

 *山でいただく昼飯も美味しくゆっくり土を踏みしめて幸せを体で感じる事が出来ました。

 *リーダーの納さんをはじめ皆さんに感謝です。

 *百松山岳会に出会えたことにも、本当に運が良かったです。