2020-06-07 樽前山外輪

 

【山名・コース】樽前山外輪

【期間】 2020年 6月7日    【天候】 晴れ

【形態】(A)・ C ・ P ・ 他

【性別】 男性 5名 女性4名

【メンバー】

      CL二(り) SL二(て) 吉 柳 佐T 藤 泉 椎 会員外1

【山行形態】 (尾根) 縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー 

【地点時間】〔記録者〕

   ゲート登山口8:30 外輪11:05 西山着11:50西山発12:05

   外輪12:30 下山 14:30

【短信・感想】                       椎

 

 昨日は7合目から東山、921m、西山を登る一般的なコースだったが、今日は苔の

洞門側の作業道からスタートし534mを通り外輪へ登るコースで、登った事の無いコースだ。苔の洞門駐車場は閉鎖中で少し先の道路脇に車を止め、少し戻りゲートを抜けて気持ちの良い木漏れ日が続く作業道を進む。食べごろのワラビが目についたが、帰りの楽しみにし、先に進むと土砂災害泥流センサーが設置されていて、樽前山は活火山と再認識する。間もなく今は閉鎖中の苔の洞門コースが見えて覗き込むと、やはり荒れていた。作業道には踏み跡がありテープも付けられているので、今日みたいに天気の良い日は迷う心配がない。落ちた松葉の上に沢山の松ぼっくりが落ちていて脚に優しい平坦な林を進んで行くとムラサキヤシオが咲いている。自粛で山に登っていなかったので、今年初めて見たがそろそろ終わりに近い花だったがなかなか綺麗だった。苔が張り付いてオブジェの様に見える木の根も沢山あり面白く、見るものが沢山あり平坦な作業道も退屈しなかった。

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 日本庭園の様な所に出るとイソツツジ、ハクサンチドリ、ウコンウツギが咲いていた。タルマエソウはまだの様だ。葉の形はつつじの様だが花が咲いていなく何か不明の植物はシラタマノキと後日教えて頂き納得する。白い実を付け、つぶすと湿布の匂いがするあれだ。

 溶岩台地に出て視界が開け樽前山が目の前に見え、登っている人もはっきり見える。932ポコ、羊蹄山、風不死岳、支笏湖も見える。高低差の感じられない作業道を登ってきたがこれから登る急斜面は黒っぽく固い溶岩で出来ていて、踏み跡のようなものは見えず思い思いに自分のペースでゆっくりとジグをきりながら登ると外輪山の端に到着する。滑る岩では無いが、この急斜面は雨の日等には使いたくない急傾斜だ。外輪からは溶岩ドームが見え左に行くと東山、右に行くと西山に行ける。天気も良いし時間もたっぷりあるので西山(994.6m)まで登る事になる。帰路でワラビを収穫し、全行程13キロの山行は無事終了した。