2022-7-3 目国内岳(1220㍍)

【山名・コース】 目国内岳1220mからパンケメクンナイ湿原

【期間】 2022年7月3日

【天候】 晴れ

【形態】 (A)・ C ・ P ・ 他

【性別】 男性3名、女性4名

【メンバー】 CL佐T(俊)、SL多D、柳G、松U、

椎N、城D、津G        

【山行形態】 (尾根)縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー 

【地点時間】〔記録者〕津G

新見峠登山口スタート8:10 3合目8:45 6合目9:46 9合目10:43 

前目国内岳山頂9:07  目国内岳山頂11:00 パンケメクンナイ湿原12:0

昼食後出発12:27 目国内岳山頂13:38 前目国内岳山頂15:50 

新見峠登山口到着16:42

 

【感想】370津G

豊滝ステーションに6時集合、多D車、松U車と2台でニセコへ向かう。

途中黒い雲も見えていたが8時に登山口に到着した時からは快晴となる。

夏山ではエゾカンゾウ、チシマフウロウ、ゴゼンタシバナ、

ショウジョウバカマイワイチョウシナノキンバエ、

パンケメクンナイ湿原ではミズバショウシラネアオイチングルマを見る

ことができました。登山口から歩きやすい登山道を進み、予定時間通りに、

晴天の前目国内岳頂上に到着する。日曜日のせいか続々登山者が登ってくる。

暑さに注意してこまめに休憩をとりながらの山行となる。ここから、本日の

メイン目国内岳を見ながら下り、目国内岳頂上を目指す。何度か振り返り

美しいニセコの山々を見渡しながらゆっくり登る。目国内岳の頂上付近では

険しい岩場になる。風も強く頂上は吹き飛ばされそうな風圧の為、写真だけ

撮りすぐにパンケメクンナイ湿原へと向かう。なだらかな下りが続きなかなか

距離がある。湿原では花々が迎えてくれた。岩内岳へ続く登山道と残雪を眺め

ながら、少し強めの気持ちよい風に吹かれ湿原で昼食をとる。綺麗な水の中に

は固有種も咲いており、春の花も見ることもでき感激でした。ほぼ予定通りに

目国内岳頂上付近に戻り、下山開始となる。険しい岩場を慎重に降り、カンカ

ン照りの暑さがピークの中、前目国内岳に向かい1時間ほど進んだところで、

メンバーの一人が足のつりを感じ、休憩で座ると一瞬意識を無くし、前に倒

れる。軽い熱中症のような状態で、暫く横になり冷やして休み経口補水液で体

調を整える。無事回復して、リュックの荷物を分け合いこまめに休みながら予

定より50分程遅れて前目国内頂上へ到着する。暑さのピークも過ぎ無事に皆

で下山できる喜びの中、快晴の中、沢山の花々が見られ、ニセコの山並みが美

しかった大満足の山行でした。アクシデントの中、リーダーの的確な判断とメ

ンバーの協力と、皆さんの鍛錬された体力、回復力で1時間ほどの遅れはあり

ましたが全員無事下山でき学ぶことの多い山行でした。帰りは、ニセコ綺羅

乃湯で汗を流し帰路につきました。温泉で、佐T(俊)さん以外の短パン女子名の足は、タイツ部分が多数の蚊による虫刺されで赤くなっていました。

虫除けを忘れ、登り始めから虫刺されが痒いと自覚していた私は、足が腫れ人生で初め

て「ここまで刺されたことはない!」虫刺されを経験しました。

 

 

【ヒヤリ、ハット】

・足攣りは熱中症の初期症状。今回佐T(俊)さんが持参した経口補水液(OS1)を

給水できたが、夏山は各自常備した方が良いでしょう。今回も、休憩は多め

に、水分補給も充分行っていました。

・凍らせた水、身体を冷やすための冷たい水が、下山開始直後なので皆少し残

っていたが、高温時期は冷却用に氷状の水か冷却用品が必要です。

・救護用に日差し、虫を遮るためにうちわ、冷却タオルなど有効でした。

・装備品の虫対策用品の持参、黒色タイツは虫(蚊)に刺されやすい。