【期間】 2022年7月3日 【天候】晴
【形態】 (A)・ C・ P ・ 他
【性別】 男性 4名 ,女性 1名
【メンバー】 CL笠I,SL二H(輝),二H(理),佐TK,佐T(智)
【山行形態】 尾根 縦走 (沢登り) 岩登り 登攀 山スキー
【地点時間】〔記録者〕会員№364 佐T(智)
6:40札幌岳(冷水)登山口→6:42冷水沢入渓→7:17豊平峡専用道路出合い→8:45豊平峡ダム→
9:00小滝沢入渓→12:10小滝沢越林道出合い→13:10札幌岳(冷水)登山口
【短信・感想】会員№364 佐T(智)
小滝沢は豊平峡下流の枝沢で空沼側の札幌150峰の小滝沢とは異なる。
札幌岳冷水コースの登山口に集合し、6:40行動開始。
歩き出して直ぐに冷水沢に到着、そのまま林道を進んでも良いが、小滝沢だけだと短いので冷水川も楽しむことにする。
橋のたもとから下りて入渓し遡行開始、沢自体は特徴の無い沢で砂防ダムが2つほど現れて乗り越える。
沢はあっという間に終わり豊平峡専用道路に上がり、道路歩きに変わる。
道路上には鹿や熊の足跡が描かれており、それらを眺め楽しみながら道を進む。
自然の村の周囲は電気牧柵で囲まれており、林道ゲートも電気柵で塞がれていた。
施設の中の人々の目線を気にしながら電気牧柵の周囲を回り迂回する。
林道は途中までは車が入れるぐらいきれいだが、途中から薄い笹薮となる。
小滝沢の出合いに着くがスルーして豊平峡ダムに向かう、途中トンネルが現れるが通行止めになっているので巻いて通過する。
ダムを真下から見上げることなどが無いので、聳え建つ巨大な人工物に圧倒される。
脇を固める岩峰とアーチ形ダムが交わる景観を眺めながら、この人工物を築いた人間の偉大さを感じつつも、自然の中にこのような人工物が現れると上手く表現できないが違和感を感じてしまう気持ちが入り混じりながら暫しその景色を眺める。
ダムを後にして橋のたもとからいよいよ小滝沢に入渓する。
大滝まで行かない中ぐらいの滝が直ぐに現れ脇から攀じ登る。
沢には上流から流されてきたのか人工物が散乱して荒れている。
堰堤と小滝が混在しながら沢は続いて行く。
そそり立つ大滝が現れたと思ったら、それが九段の滝の始まりだった。
頭上を見上げると橋が架かっているので、ひとまず沢から上がる。
橋に上がると九段の滝の全貌を望むことができた。左岸右岸ともに巻くのも大変で最低でも一段目の上に出るのが条件となる。
輝さんが左岸側を偵察に行く。斜面は急だが何とか降りれそうという判断でロープを下ろして慎重に下る。2段目に上がってロープを回収して上がってくる輝さんと佐TKさんを待っていると観光客を乗せた電気バスがやって来る。
観光スポットなので電気バスは橋の上で停車する。観光客は車窓から滝と物好きな我々を眺めていた。
それ以降は、小滝がポツポツと現れ最後に堰堤が現れ打ち止めとなる。
二股が現れ本流と思われる右俣に進む、滑床が現れ気持ち良く進むが途中で地図を確認すると計画していた方向に進んでいないのに気づき二股に戻る。
左股に入るが水流は少なく、しばらく進むと水流は消え伏流となる。
もう沢も終わりかと思った時に滝が現れ、再び細い水筋でしたたる滝が現れて沢は終了、その後は藪漕ぎとなる。
急斜面を笹を掴みながら藪を這い上がり喘ぎながら林道にたどり着く。
林道出合いで小休止を取り涼んでから林道を進み夏道に合流、ここからは淡々と登山道を下り登山口へと戻ったのが13:10だった。
今回の小滝沢はインターネットに上がっている情報も少なく沢としては小さいが探検心をくすぐられる沢だった。
沢そのものは平凡な沢だったが、普段だと車で通り過ぎるだけで気づかない風景や普通は見れない角度からダムを見たりと山屋ならではの社会科見学に満足の山行だった。
【ヒヤリハット】
特になし。