2023-8-22 ̄27 燕岳~槍ヶ岳~北穂高岳

【山名・コース】燕岳~槍ヶ岳北穂高岳

【期間】 2023年8月22日(火)-8月27日(日)

【天候】 23日 曇、ガス・小雨 24日 曇・晴 25日 晴 26日 晴

【形態】 A・ (C) ・ P ・ 他

【性別】 男性1名 女性1名

【メンバー】 二H(輝) 二H(理)

【山行形態】 (尾根・縦走) 沢登り 岩登り 登攀 山スキー 

【地点時間】〔記録者〕会員№288二H

8/22丘珠空港11:45 松本空港13:25 中房温泉泊り

8/23中房温泉5:15 合戦小屋8:00-20 燕山荘10:05 燕岳10:10 燕山荘10:35

大天荘14:25 小屋18:40大天井岳18:50 大天荘泊り

8/24大天荘5:45 大天井ヒュッテ6:30 西岳9:25 水俣乗越10:25 ヒュッテ大槍12:30-50

槍ヶ岳山荘13:50 山荘14:10 槍ヶ岳14:35 山荘15:15 槍ヶ岳山荘泊り

8/25山荘5:45 南岳8:15 南岳小屋8:25 キレットコル10:00 北穂高小屋12:15 泊り

8/26小屋5:25 北穂高岳5:30 涸沢小屋8:00-25 横尾山荘11:00 明神館13:30 

河童橋14:20 西糸屋山荘泊り 

8/27松本空港15:35 丘珠空港17:10

【短信・感想】会員№288 二H

8/22 丘珠空港で食事をし「・・・ケータイを家のテーブルの上に忘れてきた!」しょうがない・・・輝男さんのケータイがあるのでよしとする。ムッとする松本空港に到着。妹の車で中房温泉に到着。食事はイマイチですが、温泉は良かったです!

8/23 宿から直ぐの登山口を出発するも、札幌も連日の猛暑で疲れが出たのか肩で息をしながらやっと合戦小屋に到着。名物の甘いスイカを頂くが元気は出なく、息も絶え絶えに燕山荘に着く。ガスの中イルカ岩を眺め、足元の砂礫地には小さなコマクサがまだ健気に咲いていました。なだらかな登山道を歩き真っ白な燕岳に到着。立派な燕山荘を後にして槍ヶ岳方面へと歩くとホシガラスが餌を食べている。群れをなしたさるも結構いる。時にはガスが取れ展望が拡がる中、今日の宿、大天荘へと向かう。途中から雨が付き、大天荘に到着すると「大変でしたね。」と乾燥室に案内してくれました。

食事は、ここの小屋は燕山荘グループなので美味しかったです。


テント泊りの学生さんたちはトイレで寒いと言っている。夜中には風も付き、寒い中寝られたかな・・・

夕飯は18:00 朝食は5:15 

夕飯が済み、月も見え出したので小屋から10分の大天井岳(2922m)を踏むも時折月が見えるだけ。

8/24 大天荘を5:45出発。大天井ヒュッテを過ぎ足元にはリンドウ・ウメバチソウ・タカネツメクサかな?・結構な花が賑わっていて元気をくれる。ヒュッテ西岳手前から西岳(2758m)を  踏み、水㑨乗越を越え東鎌尾根を過ぎ槍が見えてくる。ヒュッテ大槍で大きな槍の頭を眺めながらコーラとオレンジジュース(1本500円)でのどを潤す。結構な岩場を登り槍ヶ岳山荘へと向かう。下の登山道からも多くの人が山荘を目指しているのが見える。槍は晴れたりガスったりと目まぐるしく忙しい。晴れたので頂上を目指すも、頂上からの展望は一瞬でした。初登頂の輝男さんは「なんだ、この人は・・・」と・・しょうがないね。降りてきたらくっきりと晴れてきた。

夕飯17:50 朝食5:00

8/25 ご来光狙いのヘッドランプが槍を目指しているのが見える。富士山も遠くに見える。山々が赤く染まりだし何とも美しい。今日は晴予報。槍ヶ岳山荘の先のテント場(一張のテント場が狭い・結構なテントの数)を通過し南岳を目指す。

大天荘、槍のテン場で泊りの単独の男性(昨日、槍まで前後して歩いた)。78才元気です。単独での男性が結構います。

「お元気ですねー」と言うと「根性だけなんだ」と言ってました。

中岳を過ぎ、下りで前の3人パーティの女性が転んだ。輝男さんが頭から転んだと言う。追い抜いて、振り返ると起き上がったので大丈夫だと思い、我々も気を引き締めて先に進む。南岳を過ぎ、南岳小屋少し先からキレットが始まる。天候は安定しているし、風もないので先へと進む。岩稜帯は手掛かりの乏しいところは、鎖・ハシゴ・スッテップ・鉄杭がしっかりとあります。三㑨蓮華岳双六岳方向・笠ヶ岳・富士山等大展望が拡がるなか、結構なアップダウンを繰り返し、岩を回り込んでは、「小屋見えた・?」と輝男さんに聞きます。前回通過した記憶はない。やっと遙か頭上に小屋のテラスが見えました。急登を登りやっと北穂高小屋に到着!!

お昼なのでラーメンを食べました。すっごく美味しい!

キレット越えの人達が息を切らしながら上がってきます。

槍からの辿ってきた稜線を眺めまったりと至福の時間!

焼岳からのトレランの方が「昨日、ジャンダルムから70代の人が滑落したので気を付けてくださいね」と少し休憩をしてこれからキレットを越えるそうです。リュックにお菓子を沢山つけて下っていきました。超人はいるもんです!

夕飯16:50 朝食4:45 ここの夕飯は豪華。生姜焼きの肉も美味しいが、玉ねぎの酢の物が最高でした!野菜も鮮度がいい。食器はすべて瀬戸物で、生花も飾ってありました。

8/26 小屋を出て、北穂高の頂上で写真撮影。頂上を後にしてテント場を眺めながら奥穂の分岐へ。テント場から涸沢岳・奥穂へと向かう人が結構いる。ザイデングラードを登っている人達も見える。昨年、奥穂へ抜ける計画を立てたが、台風直撃ですべてキャンセルしました。今年は表銀座を歩いてここまで来ました。

急な岩場を降り涸沢小屋で一休み。ここからは立派な登山道が上高地まで続いています。途中、横尾谷に架かる橋で涼をとり、横尾に到着。徳沢・明神と辛抱しながら下り、やっと河童橋に到着。土曜日なので多くの人達で賑わっています。

西糸屋山荘に到着。予約した時は土曜日なので何処も空き室がなく、西糸屋山荘の相部屋予約でした。個室の和室はやはりなく、予約してあった相部屋は結構空いていました。天気が悪くなると、キャンセルが相次ぐのだそうです。

夕飯時、右手を吊った人がいました。お風呂の帰りにお話をすると、私たちの前で転倒した方でした。我々とはコースは違うが、予約してあった小屋まで、トラバースの鎖場・ハシゴと急な下り大変だったそうです・・・。横尾からは救急車で松本の病院迄行って骨折の処置を受けたそうです。行きは同じ飛行機の札幌の方でした。

予報どうり夕方から雷が鳴り、夜半には雨も強くなりました。涸沢でテント張っている人達が気懸りで、何度もカーテンを開け、外を眺める。

朝にはすっきりと青空でした。

国宝の松本城を観覧し、美術館も楽しんで帰札しました。