2023-9-16 1737m分岐~比麻奈山アンギラス~ニセカウシュッペ往復 平山・白滝コース

【山名・コース】1737m分岐~比麻奈山アンギラス~ニセカウシュッペ往復

平山・白滝コース

【期間】 2023年 9月16日(金)

【天候】 晴れ/曇り

【形態】 A・ C ・ P ・ 他

【性別】 男性 1名 女性 2名

【メンバー】CL藤T  SL佐TK メンバー塩I

【山行形態】 (尾根) 縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー スノーシュー

【地点時間】〔記録者〕会員No 327 藤T

      登山口5:40→平山分岐8:10→比麻奈山9:00→アンギラスピーク

         17:00←    15:00←    14:00←

10:10→ニセカウシュッペ11:20~12:00

13:00

【短信・感想】会員№ 327 藤T

 一昨年以来計画して実行できなかった山行がようやく実現した。

当初予定していたのは、平山~ニセカウシュウッペへの縦走だったが、小水力発電事業に伴う道路工事の為にニセカウシュッペ側の林道が通行止めで、止む無く往復せざる事になってしまった。

 夜明け前から登山開始も考えたが、暗闇の林道を走行するには野生動物の飛び出しも考えられ、安全を考慮して前泊キャンプ場出発は日の出後とした。

 平山分岐までは以前(2021年7月)と同じでさほど登山道の荒れはない。この時季なので雪渓は無いが、第1雪渓が出てる頃は二股の左を上がる。今回夏道が右にも伸びているのを確認したが、この道は平山分岐(1737m)を通らず比麻奈山への通じる道かもしれない。比麻奈山から下山途中に左にそれるハッキリした登山道が確認された。

時間に余裕がある時歩いて確かめてみたい気もする。

平山分岐に出ると突風にさらされる。ここに立つこと4度目だが弱風だったのは1度しかない。今回の目標はアンギラス走破なので分岐になる比麻奈山へ歩を進める。

私達を追い越した2人も、アンギラスに向かって歩いて行くのが見える。


            

分岐からは下りで、ハイマツの海に入る。慣れないハイマツ漕ぎに悪戦苦闘。

前人と離れないのがコツだが、前を歩くのが鉄人佐竹氏では追いつけない。

次は笹薮漕ぎとミニ崖登りで念願のアンギラスピーク1833m到着。

 

 

ひと息入れて、ここで引き返しも良いかと考えていると、ニセカウに向けてGO!と指令が出る。

この先も藪漕ぎかと思うと疲れが倍増する。しぶしぶ腰を上げて笹の海に泳ぎに出るが、ニセカウシュッペへの登りが見えると、その距離の長さに又も凹む。

少し気持ちが軽くなったのは、予想していたハイマツは無く、膝丈の笹薮漕ぎだったこと。

ニセカウの頂上に立つも、あの道を又戻るかと思うと憂鬱になる。

気持ちの頂上は比麻奈山分岐に戻ることだ。いざ!帰らんと気持ちを奮い立たせる。

アンギラスへの笹薮漕ぎを侮ると、突然の段差に足元がすくわれる。

いよいよ、ハイマツの海に入るが、不思議と来た時より楽に進める、ハイマツの向きか?

慣れか?いやいや、足は正直で内腿が攣れだしたがリハビリと言い聞かせて、しゃにむ

に歩く。往路よりアンギラス~比麻奈山は10分だが速かった。ここが気持ちの頂上で達成感が湧いてくる。

後は疲れた足で無事下山する事だけを考えて平山分岐目指して歩くも、後の二人はコケモモの実が気になって仕方がない様子。少し時間を取って眺めてもらった。

17:00予定より1時間遅れで下山完了。結果、縦走よりピストンの方が車回収時間が省かれ日程に余裕が生まれたので良かった。

又、私はハイマツ漕ぎでは苦戦したが一部刈払いされている個所もあった。予想していたアンギラス~ニセカウシュッペは背の低い笹薮に覆われたいるだけで、体力は別にして歩き安かった。

白滝高原キャンプ場の管理人さんは、白滝山岳会の方で17:30に退勤するまで私達が戻らないので気に掛けていたと後程聞かされた。ホントに数分の差でのすれ違いだったようだ。今回は3人とも初めての山行で、長年の計画を無事果たせて感無量です。

 

ヒヤリハット

特に無し