2023-11-19~11-27 北陸・関西・しまなみ冒険隊

  2023年 ④北陸・関西・しまなみ冒険隊報告書 (ノマド委託)

【メンバー】吉D・星H・藤T・柳K・多D・元会員佐T(6名)

【期 間】2023年11月19日~11月27日

【走行距離】1・2日目77.2km---3日目306.9km---4日目233.4km---5日目47.3km---

   6日目125.4km---7日目317km---8日目199.3km---9日目262.5km

〈総移動距離1569km〉

 

*11月19~20日(1・2日目) 会員№345柳K--------------------------------------------

19日夜出発の予定が、小樽フェリーが遅れて20日午前3時頃出航予定になり、20日午前1時頃ノマドのお迎えで自宅出発。

午前2時頃小樽港に着き眠い中、出航まで待機。3時過ぎに乗船し、いつもは風呂に入ってねるのが今回はすぐに就寝。当日8時過ぎに起きて風呂に行く。

大浴場に一人ゆっくりと言いたいが、波が荒く揺れてゆっくり入っていられない。早々に上がり一日中持参のパン、カップ麵を食べ映画を見て過ごし、翌21日午前1時過ぎに舞鶴港到着。入港早々にホテルに向かい朝6時まで仮眠。

<参考情報>

今回乗船のフェリー「はまなす」はハイブリッド型CRPポット推進システムのフェリー。従来のフェリーはダブル推進スクリューが一般的だが、「はまなす」はシングルスクリューで、その後ろに小さなスクリューを配置している最新鋭(と言ってもH24年製?)のフェリー。

CRPとはcontra-rotating propellers「二重反転プロペラ」で前方プロペラの後流に含まれている推進に寄与しない、回転成分のエネルギーを後方プロペラで回収する推進技術)

*11月21日(3日目) 会員No177吉D-------------------------------------------------

7:00ホテル発---天橋立着---9:30伊根の遊覧船---11:00天橋立リフト-

14:10三方五湖---梅の里「道の駅」----17:40福井駅前ホテル着

舞鶴ホテル出発30分で天橋立着。今回は砂洲を歩いて渡ってみることにした。

約1時間位の静かな散歩道で松林の中は歩きやすく両岸の砂浜を見ながら初めての経験

をした。約1時間で対岸着いた。予約の関係で直ぐに伊根に向かい観光船に乗る。

伊根の舟屋は最近注目の観光地で、乗船客が列を作っていた。(海外からの観光客が押し寄せる場所になったとか・・) カモメが群れて船の周りから離れず付いてきて賑やかだった。

伊根の魚は昔から京都へ運ばれているとの事です。(アジ、サバ、鯛、ヒラメ,イカ等)

天橋立に戻りリフトに乗り上からの眺めも堪能。近くの海鮮屋で昼食後、高速で移動。

三方五湖若狭湾国定公園の代表的な景勝地で素晴らしい山頂公園(天空テラス)が有り五湖は其々に色が違う絶景スポットになっている。足湯に浸かってのんびりしたかった。

11月22日(4日目) 多D--------------------------------------------------------------

8:00 ホテルを出発
8:30 丸岡城に着く。先ずは資料館で内容を把握することに。丸岡城は別名「霞ヶ城」と呼ばれており、戦国時代に織田信長の命により柴田勝家が甥の勝豊に築かせました。石垣はのづら積との事です。現存する天守閣は最古の城だそうです。

昭和9年に国宝に指定されましたが、昭和23年福井大震災で倒壊し国宝を外されました。

今現在も国に国宝にと申請しているとの事です。私としては石垣、天守閣地味で気に入りました。桜の時期また来てみたいです。

10:30 山の奥にある岩屋の大杉「岩屋観音」は、福井県勝山市の市指定の天然記念物で樹齢500年だそうです。私達は大杉から参道を山の上と歩くのですが木は倒れていて登山道のような道を40分ほど歩き大変、又岩屋オートキャンプ場で夏は涼しくて良いかな。

13:00 永平寺。その前にお昼、近くのそば屋でおろしそばを食す美味しかったですねー

永平寺曹洞宗大本山大きなお寺です。拝観料500円を払い絵天井の間へ。素晴らしい絵が天井に描かれていて感動しました。ちなみに230枚飾られているとの事です。

仏殿は上段にあるのですが、上まで屋根があり雨が降っても雪が降っても大丈夫です。

14:20 永平寺を後にして京都、清水寺に向かいます。

17:30 清水寺到着しましたが、人が多い事。清水寺のライトアップ寺院の朱色が映えて素晴らしい。いろは紅葉もライトに照らされ色鮮やかですが人・人・人・人・人の波。はぐれないよう写真を写すのが大変でしたね。拝観は一方通行なっており、本日の行程は清水寺のライトアップで最後。私は満足・満足の一日でした。

*11月23日(5日目) 会員№345柳K---------------------------------------------------

京都/渡月橋→三尾(高山寺西明寺、神譲寺)紅葉散策→南禅寺永観堂

朝7時半過ぎにホテル出発、車中から桂川に遊ぶシラサギを見ながら渡月橋手前で下車。

歩いて紅葉の名所渡月橋散策、早朝のせいか観光客も少なく静かで清々しい雰囲気の中、紅葉も素晴らしいが前日来の素晴らしい紅葉をみたせいか感動は少ない。

次のポイント高雄の高山寺に9時頃着く。京都のどこのお寺もそうだが、今の時期紅葉が素晴らしい。日本最古の茶園とか金堂見学、この旅で初めての山道歩きで次の西明寺目指して歩く。引き続き、一部自動車道経由神譲寺を目指す。神譲寺の金堂までの登りは階段で結構疲れる。昼は五右衛門茶で沢山のお客さんが順番待ちしている横を、事前予約の特権を生かし入室。京風の上品な湯豆腐ご膳の昼食、昼食後南禅寺永観堂を見学。この頃になると、素晴らしい紅葉も見慣れて感動が薄くなってくる。夜は京都タワーに登って夜の京都市街を楽しむ。

11月24日(6日目)晴れ 星H----------------------------------------------------------------

 今日もお天気に恵まれて宿を出発しました。最初に銀閣寺を拝観する事になり、総門から特徴の一つである。石垣の上に竹で組んだ銀閣寺垣を経て、観音殿までに沢山の観光客がいて、京都が人々の人気の的になっていることを目の当たりにしました。いつもながら向月台、銀沙灘が美しい砂で整えられていて、傍にいたお寺の方に作り方をお聞きしましたら、お相撲の土俵を作るのと同じ方法で、砂を固めて円筒形にするということでした。観音殿の作りは、一層目の書院風と二層目の板壁にある花頭窓がしっとりとした趣があり、何度来ても飽きません。お庭の木々も紅葉に染まり池に映えていました。

 盛りだくさんの行程の中、真如堂では特別公開が展示されていて、襖絵や観経曼荼羅等、お庭は勿論圧巻でした。その後、急ぎ足で平安神宮をもう出てお昼を頂き、午後から東福寺にて広い寺院を散策し、建物の大きさに圧倒されました。皆さんは、寺院内の茶屋でお抹茶を頂いていました。

 この後、神戸まで足を延ばすのですが、途中に有馬温泉に寄ることになり、初めての有馬の湯につかることが出来ました。久し振りの大浴場はあずましく、皆さんと頂いた湯上りのビールは本当においしかったです

 神戸につく頃には陽が暮れていて、六甲山の夜景鑑賞が叶いました。町並みの灯りと海に浮ぶ船の灯りが異国情緒のあるものに思えました。日本の古都の歴史をもっともっと知りたい思いが一層心をよぎりました。

11月25日(7日目) 会員№ 327 藤T-----------------------------------------------

7:30ホテル出発―因島水軍城―因島公園-天狗山(270m)―生口島大三島伯方島―開山公園―宿17:00

星Hさんが神戸空港から朝帰札。此処からは5人+ドライバーの旅程。因島では先ず、水軍城の見学。みなさんご存知なので詳細は省き、簡潔に説明すると、日本中世の瀬戸内海で活動した水軍(海賊衆)。海賊衆と言われるが、水崎案内人の派遣、海上護衛、など海の安全を守る集団と言われている。しかし、そこには利権が絡んだ勢力争いや、航行する船への通行料など強奪まがいも有り、海賊衆と呼ばれる側面もあった。(出典Wikipedia

 因島公園から瀬戸内海の島々を眺めて、西瀬戸自動車道しまなみ海道」を構成する橋の一つ生口橋生口島」渡り、完成時、斜張橋としては世界最長と言われた多々羅大橋を走行して大三島へ。

 大山紙神社がこの島の大きな見どころ。なんせ鎌倉期から戦国時代までの武具、甲冑の8割が納められ国宝、重文も数多い宝物殿がある。

頼朝、義経の甲冑、弁慶の薙刀も陳列されている。

ここでは「伯方の塩」で有名な塩工場も見学。塩トッピングされたソフトクリームを味わいながら遠い昔の瀬戸内海の塩田に思いを馳せる。

 開山公園では夕暮れ間近の遊歩道を歩いて、沈む夕日を眺めたが生口島の後ろに沈み

海に沈む夕日は拝めなかった。そして宿へ。

 

11月26日(8日目)晴れ 会員№ 327 藤T------------------------------------------

7:40宿出発-12:00瀬戸田-13:00~14:00平山邦夫美術館-15:00~16:00白滝山―17:00

竹原散策-宿18:30

 2班で別行動。1班サイクリング組行動記(吉D、柳K、藤T)

今回楽しみにしていたしまなみ海道」サイクリング。9時受付なので宿は遅めに出立。

札幌からクロスバイクを予約してある伯方道の駅へ。

気温、風共に申し分ない天候で瀬戸田観光案内所まで大三島生口島と走る。尾道へ戻る方向の20キロ余りで、車で通った大三島橋多々羅大橋を渡る。

展望台から瀬戸内海を眺めたり、大きな八朔のなる畑を覗き、海岸から渡る大橋を眺めて休憩したりと途中の景観を楽しんでのサイクリングだ。

数年前に、札幌近郊を折りたたみ自転車で回っていた仲間と2泊3日で尾道から愛媛迄
計画を立てたけれど、残念ながら実現しなかった。今回短距離でも走れたことで念願が叶い、サイクリングを組み入れてくれたリーダーに感謝。

瀬戸田観光案内所で自転車を返して、平山郁夫美術館鑑賞へ。日本画家の大家。幼少から青年期の間に描かれた作品の多くが納められていた。「栴檀は双葉より芳し」正に言葉通りで、素人目にも幼児の描いた作品とは思えない鉛筆書きの作品が展示されている。

次は、白竜山にある龍泉寺へ。ここは山登りを趣味にする人には格好の低山(342m)
本堂奥、山道を登れば奇岩の頂からの眺めは最高で、鐘撞も有り突き鳴らすことが出来る。又、竹原東南部に通じる黒滝山(270m)へも縦走が可能で低山巡りの衝動に駆られた。

宿に行く際に小京都と言われる竹原の町もさーっと歩いたが、以前散策したことが有る街で竹鶴正孝の生家がある。資料館の敷地には竹鶴と妻のリタ像があり、TV小説の題材になった二人。18時過ぎに瀬戸内海を一望出来る宿到着。

11月27日(9日目) No177吉D-----------------------------------------------------

8:30ホテル発・千光寺公園へ---10:00下山---10:30福山城---11:30昼食   

13:45閑谷学校着---16:50神戸空港着---20:10千歳空港着

旅の最終日は曇り。ホテル近くの千光寺公園へ出発した。立派な展望台があり向島や昨日通って来た、しまなみの島々が重なり合って良く見える。近くのロープウェイ駅を横目に文学の小道下る。地元の作家で林芙美子志賀直哉ほかの文学碑が石に刻まれ楽しめる静かな道だった。

1時間程で下のロープウェイ駅迄降りた。時間に余裕があり隣町の福山城を見学する事になった。定休日で中に入る事は出来なかったが五重の天守を持ち北側の壁面を防御する黒い鉄板で覆われている珍しい城だった。日本城郭の最高傑作で昨年、築城400年を迎えている美しい城だ。予定外の拾い物をした感じだった。何度か修復もしているので地元愛を感じる城だった。

昼食は肉玉モダンお好み焼きを食べた。広島風お好み焼きは初めてだったので美味しく頂きました。

午後からは備前特別史跡閑谷学校見学。「日本遺産第一号」に認定の建物で、講堂は国宝となっている。立派な石塀も印象に残った。世界最古の庶民の為の学校で1670年江戸時代初期岡山藩主、池田光政の命で創建されている。世界遺産の申請をしているとの事。

15:00神戸空港に向けて出発。予定以上の観光地の見学を入れる事が出来大満足の今回の冒険旅でした。皆さんの協力のお陰で無事終了した事に感謝致します。