2024-1-13 冬山訓練 札幌タケノコ山(長伯稜 934m)650㎡地点

【期間】 2024年1月13日(土)    【天候】 曇り時々晴れ→小雪

【形態】 A・(C)・ P ・ 他

【性別】 男性5名 女性4名

【メンバー】 CL吉D、SL納Y、泉D、佐T(智)、渡N、後T、厚M、洞N、藤I(茂)

【山行形態】 (尾根) 縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー

【地点時間】 〔記録者〕 藤I(茂)

  7:00豊滝除雪センター集合→8:20タケノコ山駐車場発→9:30 650m地点で訓練開始

  →13:30下山開始→14:30タケノコ山駐車場着

【短信・感想】会員№380 藤I(茂)

 

前日からの降雪で国道230号もあまり除雪されていないかなと思いながら、自宅を出発したが、今日は大学入試共通テスト初日だったせいか、きっちり除雪されており、予定通り6時40分に除雪センターに到着しました。

センター内には、知らないおじさんが寝ている以外は、誰も来ておらず。靴とスパッツを装着したりして集合時間5分前になったけど、誰も来ない。「ひょっとして集合時間を間違ったか?」と一人慌てていると、車から降りてセンターに来る人影が・・(なんだ、皆さん車にいたのね)。急遽体調不良者がでたため、12名参加予定が9名で出発です。

 小雪交じりの天候の中、8時頃に駐車場着。駐車場は10分足らずで15台ほどの車で埋まり、改めて山スキーヤーに人気の場所なんだな~と実感。

 まず、講師の納Y先生から冬山の心得や観察ポイント等を教えて頂きました。

 次に、ビーコンの動作確認(ダブルチェックが基本)を行い、訓練スタートです。風がなく時折晴れ間ものぞくまずまずコンデションで、前日積もったふかふかの雪をかき分けながら林の中を進みます。昨年は、800m付近の斜面で訓練を行いましたが、今日は他のスキーヤーが多いため、邪魔にならないよう、650mの林の中の緩やかな斜面で訓練を実施することにしました。積雪は1.8mくらいありました。

 最初に、各自でピットテストを実施。優秀なる参加者たちは、戸惑うことなく、もくもくと雪柱を作ってテストを実施。新人さんは、先生から付きっ切りで厳しい指導を受けています。この日は、厚Mさんが華麗なるジャンプテストも披露してくれました。

本日のテスト結果は、「CTE7↓30RPDF 20240113」(手のひら7回タップで30㎝の場所に破断発生、破断面はレジスタンスプレナー(抵抗感があり前に出てこない)・こしまり雪、日付)でした。新雪30㎝の下の層は、滑り落ちるような層ではなく、雪崩の心配はないとの判断となりました。

 

次はサーチ訓練です。まずはビーコンの基本的な使い方やエアポートアプローチ、クロスサーチ、プロービングについて学びます。(1年前の雪崩講習会でさんざんやったので動作は覚えていましたが、忘れている用語があり、やっぱり定期的にやらないと駄目だなあと反省)

 

続いて、ビバーク訓練。洞Nさんの8人用ツェルトの中で昼食。8人用だが、詰めれば10人くらいは入れそう。室内にはおしゃれなテーブルもあり、野菜ラーメンで体を温める一同。この人数だと室内はシャツ1枚でも良い暖かさです(外に出たくない、帰りたくない、熱燗もってこいの声もチラホラ)。

体がほっこりしたのも束の間、次は雪洞作りに挑戦。百松の若手メンバーの頑張りで(65でも若手なのね・・)、40分ほどで結構な大きさのドームを作成できました。

 最後に、ドームを使ったピンポインティング訓練。深さをあると、意外とヒットしません。

本当に人が埋まっている場合はヅカヅカと刺せないし、時間がかかりそうです。

   (優しくついてね)

雪崩講習会でも実施していないビバーク訓練も出来て、盛り沢山の一日でした(経験値+3か?)。

事故に遭わずに冬山を楽しむために、知識だけでなく、体で覚えることの大切さを忘れないよう、少しずつ冬山の回数を増やしていきたいと思います。

講師役の納Y会長、計画いただいた吉Dリーダー、参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

ヒヤリハット

なし