2020-12-27 冬山入門 A班(中山峠)

【山名・コース】冬山入門 A班(中山峠)

【期間】 2020年12月27日 【天候】曇り

【形態】 (A)・ C ・ P ・ 他

【性別】 男性 6名 女性 4名

【メンバー】 CLFJ田,講師 N瓶(理),講師 Y田,W辺(誠),IZ田,S々木,YS川,W辺(元),KS石,S藤(智)

【山行形態】 尾根  縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー (講習)

【地点時間】〔記録者〕会員№364 S藤(智)

9:00行動開始→13:00行動停止

【短信・感想】会員№364 S藤(智)

冬山入門は今年で3回目の参加になる

訓練場所に向かう林道は蓬莱山のハイクコースでもあるのでいつもハイカーのトレースがあるのだが今年は無く訓練場所までの林道は雪深かった。

交代でラッセルしながら行軍し訓練場所まで進む。

まずは雪崩斜面を想定した勾配のある斜面で個々にシャベルコンプレッションテスト(以下CT)を行う。

個人的な話だが去年から山スキーを始めれた事で雪崩に関する危機意識が高まった。

会の方々には大変失礼な話だが、これまで冬山入門でCTをする際、冬山にシーズンインする行事的な感覚でやっていたところがあった。

しかし山スキーをやるようになると「この斜面は滑走には気持ち良さそうだが雪崩れないかな」など、ふと不安を感じる瞬間がありCTの重要性を体感することで真剣に取り組む姿勢になった。

自分のCTの結果は16回で破壊、CTM#のRPだった。

CTの後は、ビーコンのシングル&ダブルチェック→ビーコン捜索訓練へと移る。

以前の冬山入門でも指摘されているが自分のビーコン(PIEPS:フリーライド)は1波なので精度が悪い。

その特性を考慮し捜索時間や精度的にアウトだろう。

購入当時の自分はビーコンを雪崩に巻き込まれた時に発信する装置という認識が強く、ビーコンは捜索にも使うという知識はあったがそれほど捜索機能について重視せず安価だった値段に魅かれて(それでも2万円以上はした)購入した。

これから冬山を始める新しい会員の方は先輩会員の方にご相談の上、購入して頂きたい。

捜索訓練を終え、2班に分かれスノードーム作りとツェルト張りをして行動食をとる。

今日は風もあり雪も降る悪天候なので本当にビバークしている感じで冬山訓練らしい。

天候を憂慮して30分繰り上げて終了。

去年の今頃は、こんなコロナ禍の世の中を想像していなかった。

事前にコロナを想定したような感染症へのシュミレーションができていれば、現在のような医療崩壊の危機を迎えることは無かったのではと思う。

登山もコロナ同様に慢心や気の緩みで危機に陥る危ういところがある。

いつ遭難や雪崩に遭うかわからない、そうなった場合どうすれば良いか、備えあれば憂いなし。

冬山入門は、その点では重要な意味があると改めて考えさせられた。

 

ヒヤリハット

特になし。

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