【山名・コース】中山峠スキー場 第28回北海道雪崩講習会
【期間】 2023年01月28日・29日、【天候】 1/28曇り時々雪、1/29晴れ
【形態】 A・ C ・ P ・ 他
【性別】 (基本・中級コースあわせて)受講生56名
【メンバー】
【山行形態】 実習講習会、日帰り
【地点時間】 会員№380 藤I
両日とも 8:30集合→9:00開始→15:30頃終了
【短信・感想】会員№380 藤I
- 1/28(土)講習会1日目 曇り時々雪
少し小雪が降る中スタート。
私は基本コースC班(6名)、フランスと中国出身の方もいる国際色豊かなチームでした。班の講師2名はバビシェ・マウンテン・クラブの方でした。
雪崩トランスシーバー(ビーコン)を装着し、いよいよ森の中へ(といっても、スキー場のすぐ横ですが・・)。
午前中は、フィールドチェックと積雪安定評価(ピットテスト、コンプレッションテスト)の実地訓練、評価シートへの記入方法も学びます。
黙って聞いていると手先・足先が冷たい~。時折体を動かしながら説明を聞きます。
午後は、サーチ&レスキュー訓練。
通常であれば、シグナルサーチ→コースサーチ→ファインサーチ→ピンポインティングの順番でやるのでしょうが、班数が多いこともあり、我が班はいきなり複数埋没者がいる想定でピンポインティングまで行う訓練からスタートしました。
かなり走ったので、午後は体が温まりました。
(ちなみに、昨年はスキー場の施設建物を借りなかったので、お昼も外で過酷だったそうな)
・1/29(日)講習会2日目 晴れ
今日は快晴、羊蹄山もきれいに見えます。
午前は、昨日のおさらいです。
森の中で、各人がコンプレッションテストを行い、雪崩ハザード評価をします。
時間が余り、エクステンドコラムテスト(破断テスト)やジャンプテストも行いました。
午後は、新たなチーム毎にコンパニオンレスキュー訓練を3回実施。
これは、雪崩が発生し要救助者がいるというシナリオが複数用意され、実際に救助する訓練です。事前情報がある場合の訓練はいいのですが、別のパーティが雪崩に巻き込まれて情報なし(ビーコン有無不明、何人埋没か不明)の場合はかなり難しいですね。
訓練とはいえ、慌ててしまいます。
<感想>
雪崩に巻き込まれないようなリスク管理が一番大切ですが、もし雪崩にあった際に慌てないで対処できるかどうかは、やはり経験(訓練)が大切だと感じました。
また、雪崩発生時は各人がリーダーの意識を持って行動しなければ、短時間で救助するこができないだろうなと感じました。
なかなか有意義な2日間で、冬山超初心者の私の経験値も+2くらいになった気分でした。