2023-3-27 徳島県 剣山(1995m)

【山名・コース 徳島県、剣山(1995m)

【期間】2023年3月27日 【天候】 晴れ 

【形態】 (C)

【性別】 男性4名 女性4名

【メンバー】 CL多D、SL吉D、水N、柳G、星H、金K、宇TN、(会員外)荒K

【山行形態】 尾根: 

【地点時間】〔記録者〕 水N: 07:54 登山開始、08:56西島駅、09:55剣山頂上 

10:00下山開始、11:51登山口下山

【感  想】 会員№ 368水N

 

今回の登山は四国冒険隊として参加しました、正に冒険にふさわしく最初からスリル満点でした。

登山口に通じる林道は、登山口手前数百メートルの場所で岩石が崩落して車での通行不可となり徒歩でトンネルを通過し登山口に到着。

準備を整え、いざ出発、登山道は多少の残雪が有るものの快調に登れますが少し寒い。中間点の西島駅を通過すると右前方から剣山にかけて一面の樹木が霧氷で真っ白になっている。

昨夜の雨と風によるものだろう。

やがて登山道もエビの尻尾と言われる見事な霧氷が見られるようになってきた。


09:55絶景を楽しみながら剣山初登頂、山頂は剣のイメージとは異なり広く穏やかな表情を見せている高山植物の保護の為、立派な遊歩道を設置しています。

360度の大展望の予定でしたが残念ながら四国の最高峰、石鎚山は雲に隠れて確認できませんでした。


頂上は寒いので記念撮影を済ませて頂上山小屋前で風を避けながら昼食を済ませ下山開始西島駅まで下山すると東南アジアふうのイケメンの二人がザックならぬギターを担いで現れた。

服装を見るとスニーカーを履いてリフト直下を直登したと聞き二度ビックリ。

当然施設関係者に怒られたそうです。

朝からハプニングはあったものの計画通り剣山を満喫し11:51無事下山。

2023-3-26~4-3 四国冒険隊報告書

2023年 四国冒険隊報告書 (3/26~4/3  ノマド委託)  

         吉D・金K・星H・柳G・多D・宇TN・水N・会員外(8名)

走行距離/1日目239,3km----2日目200km---3日目173,8km---4日目157,1km

5日目198,4km---6日目85,5km---7日目108,3km---8日目94,7km---9日目270,5km

                                                        【総移動距離1527,6km】

 

1日目 3/26 (日)---------------------------------------------------------------------------記録:吉D

8:40千歳空港発----神戸空港着-----鳴門-----21番・太龍寺---17:40美馬町

 

  11時過ぎ神戸空港ノマドのT氏と先に来ていた柳Gさんと合流。直ぐに高速道11:40淡路島に入る。雨で景色はよく見えないが桜が見えた。鳴門大橋を渡り徳島へ。

駅前でセルフうどん店に入る。(素うどん260円・安い!)もちろん美味しく大満足。

1時間走り21番札所・太龍寺ロープウェイ駅着。長さ2775mのロープウェイは川を越し

森を超え5匹の狼像も見えたりし10分で山頂駅到着。階段を少し登ると太龍寺の本堂だ。

大師信仰の歴史を感じる格式のあるお寺で創建は792年と伝えられている。

夕食はホテル近くのスーパーで各自が買物をし、ホテルの食堂で食べた。 

 

2日目 3/27 (月)徳島県 剣山登山(別途報告)

 

3日目 3/28 (火) 快晴------------------------------------------------------------------記録:星H

 

 今日は4カ所の観光が予定されています。朝1番に高知市の近間に悠久の時を刻む国指定史蹟の「龍河洞」の見学です。小高い丘に入口があり、すぐに多種多様な鍾乳石や石筍、石柱、滝とが現れて背をかがめたり、横歩きの狭路道がつづき、照明も抑え気味になっていて、天井にはコウモリが生息しているとの事でした。出口付近では弥生人の生活跡が残されたツボと共に学術的にも貴重な史料として、保存されていました。果てしなく続く無形、無限の世界観に圧倒されました。

 まだ洞の余韻にボーとしておりましたら、県立牧野植物園に到着しました。広く明るい建物に沢山の老若男女が、楽しそうに花々をめでていました。さもありなん今年の4月からのNHK朝ドラのヒーローが、この植物園の主 牧野富太郎氏でした。沢山のパンフレットをかき集めました。彼の業績は皆さんがご存じの通りで、私達も高山植物山野草に逢いたくて山歩きをしています。隣のおじさんのような親しみのある笑顔に癒されました。

↓博士の言葉が心に沁みました。

  人生をゆたかに、心楽しく暮らすには大自然を友とする人でなければなりません。

  散歩をしていても、道ばたに咲いている草や、林のなかにしげっている木が、

  みな自分の知りあいだったらどんなに心楽しいことでしょう。

  ふつうの人が、雑草とか雑木とか一口にいって片づけてしまう草や木にも、

  その一つ一つに名があり、物語が秘められています。

 もっと時間が欲しい!!と思いながら次の高知城に着きました。高知城は国の重文に指定されていて有名な話は山内一豊が城主ですが、この時代にあって妻の偉大さが語りつがれている事が、痛快です。現在は明治維新後、一部を除いて廃城となったようですが、城好きの私は満足でした。最後は木へんに寿とかいて、梼原雲の上の図書館の拝観となりました。このゆすはら図書館を造られた方が、あの有名な隈研吾さんでして、建物全体が自然に溶け込んで、木木のぬくもりがいっぱいで、温かさや安心感を感じさせる作りで一日の終わりに心が解き放された思いになりました。

 

4日目 3/29 (水) 晴れ------------------------------------------------------------------記録:金K

  四万十カヌー館(カヌー半日コース体験)---沈下橋---足摺岬---ジョン万次郎記念館

----竜串海岸-----土佐清水の宿

 

3/29(水曜日)今日は四万十川の川下り、カヌーは昨年一度、天売島の海で経験したが、川では初めてです、その時は上手く前に進むことが出来ず、岩や他の船にぶつける等色々あったのでとても不安でした。お店で説明を受け、河原に移動して、ライフジャケットやヘルメット、舟に就けるカバー等の使い方の説明を受けました。

海とは少し違いがありました。天売島は6月の天気の良い日でしたが、漕ぎ方が下手なのか、随分と濡れて寒い思い出があり、3月の雪解け水への不安がありました。それでも、それなりに漕ぐことが出来ましたが、少し休みが入ると漕ぎ方が上手く出来なくなり、反対を向いたり、河原に乗り上げたり、緩やかなところは良いのですが、急流になると何時、ひっくり返るかとビクビクでした。

川の淵は崖や桜など見るものが有ったようですが、カヌーの先を真っ直ぐに進ませることで精一杯で景色を見る余裕は有りませんでした。経験のある方は、6kmは、少ないとの事でしたが、私には十分の距離でした。

こんな年になって、こんなハラハラドキドキもちょっぴり楽しいひと時でした。

その後、何カ所かの沈下橋や桜並木を見ながら四万十川の流れに沿って足摺岬へ、前日の予定の梼原の図書館が明日の予定と入れ替わったので、滝串海岸に行くことになりました。日本にもこんな所が有るのかと思うほどの奇岩が並ぶ地帯でした。又飛び入りで、幕末の日本に世界を伝えた国際人のジョン万次郎の資料館へ行きました。

佐清水の漁師の次男坊として生まれ、14歳の時に漁に出て遭難したが、アメリカの捕鯨船に助けられ、船長の養子となり、アメリカで教育を受け知識や技術を身に付け、帰国後は教授や通訳として活躍、坂本龍馬岩崎弥太郎勝海舟にも影響を与えた人物との事でした。

宿も竜串海岸のすぐ近くで、夕食は宿に紹介して頂いた安くて美味しい店にいく事が出来ました。古い旅館ですがとても感じの良い宿でした。

 

5日目 3/30 (木) ----------------------------------------------------------------------記録:宇TN

 

いよいよ5日目の3月30日を迎えました。記録の宇TNです。

前日宿泊させて頂いた(味彩の宿・南国)を7時30分に出発。私たちが車に乗り込むと、宿の店主が玄関先に出てきて見えなくなるまでずっと手を振って見送りしてくださいました。一期一会ですね。嬉しかったです。

車で移動すること1時間半程。曲がりくねった道で、ガードレールもないすれ違うことも出来ない程の細い細い山道、あまりの細さに全員固唾を飲んでいました。

後から聞くと今の道を走る予定ではなかったようです。全員無事でよかった。

10時過ぎにやっと高知県高岡郡梼原にある「ゆすはら」に到着。

28日に寄る予定だった「雲の上の図書館」に着きました。

素晴らしい建物で素晴らしい図書館で本と木に囲まれた森のような図書館で、

時間が許せばゆっくりとあの場で本を読んでみたいそんな空間でした。11時出発

13時愛媛に入る。松山城見学物凄い桜に遭遇。坂の上の雲ミュージアムに寄る。

道後温泉を通って今日の宿泊(ホテル松山ヒルズ)に到着。

夕食は皆で夜の街に繰り出し。ウフフ

明日はどんな冒険が待っているのかな。お た の し み

 

6日目 3/31 (金) --------------------------------------------------------------------------記録:柳G

松山→来島海峡→今治/岩城島伊予西条

 

 初日からの好天続きの中いつものように朝7時過ぎに宿を出発、来島海峡大橋展望所で海峡に掛かる大橋、眼下の瀬戸内海と見慣れた満開の桜、風に飛ばされた目前に散乱した空き缶に唖然としながら景色を堪能。再度車で今治港へ移動して高速艇に乗りしばし船上でしまなみに浮かぶ島々を眺めながら大島(友浦湊)伯方島(木浦湊)経由岩城島へ移動。上陸後すぐに島内循環の小型マイクロバスで目指す積善山(370m)北広場登山口まで桜の名所と言う事で観光バスも来て賑わっている。スタート地点で観光ボランティアのおじさんから各自八朔を頂き気分良く車道を進む。初日からほぼ満開の桜に歓喜したメンバーも道路脇の三千本桜と称する満開の桜並木に改めて感動しながら車道を歩いて登る。

大半の人は車で登っているが下山中の数人ともスライド。山頂まで約4㎞の車道歩きは単調で桜は綺麗だが結構疲れる中、思い思いのペースで登る。

山頂周辺の駐車場も満杯で車の駐車を制限しながら交通整理をしている。

山頂展望台で集合して登山口で頂いた八朔を賞味しながら簡単な昼食休憩。帰りの船の時間が十分すぎるくらいあるのでゆっくり休憩をして下山は車道でなく良く手入れ、管理された散策路をゆっくり下り再度車道を下山。港では時間が有り余ったので周囲を散策する人、お寺を見学する人、岩城郷土館を訪れる人、高校野球テレビ観戦する人とそれぞれ時間を過ごして出発した今治港経由伊予西条のホテルへ向いチェックイン後毎度の外食を堪能。今日も贅沢な一日でした。

下山中の休憩所での石碑:善を積む 人の集える 花見かな→欲を積む 人が集まるノマド冒険隊:どなたかの替え一句(毎日早朝から名所旧跡を飛ぶがごとく散策する活力旺盛な百松メンバーを例えた一句)

 

7日目 4/1 (土) --------------------------------------------------------------------------記録:多D

 

伊予西条7:30出まして雲辺寺山、徳島県愛媛県の境界に位置する、標高927m

ロープウェイで登り雲辺寺を参拝、四国霊場66番札所でもある。

本日の本当の魅力は「こんぴらさん」の長い長い石段を登ってお参りする事です。

参拝する人が多いのと石段の両側は上までお土産店です。

参道入口から御本宮までの石段の数785段「奥社まで行けば1,368段」登るのが大変です、

私達は御本宮の785段を登りお参りしてきました。

次に香川県善通寺市善通寺を参拝。ここのお寺は弘法大師御誕生所「お大師さま」としても親しまれる弘法大師空海の地です。弘法大師空海御誕生1250年祭があるとのことです。

戒壇めぐりは暗闇の中で自己を見つめ直しお大師さまと結縁できる道場を体験してきましたが結縁できたか分かりません。

本日最終は丸亀城 天守閣は小さいのですが石垣が素晴らしく桜が満開でお城とマッチして最高でした。満足です。

 

 

8日目 4/2 (日) ---------------------------------------------------------------------------記録:多D

 

高松港からフェリーで小豆島最初に世界一の狭い海峡を見学、次に日本一の大杉を見る樹齢3000年の年輪を刻む国の天然記念物に指定されている。大野町

次にマルキン醬油記念館 1987年丸金醬油で大正初期に建てられた工場、創業80年

有形文化財に登録されている。醬油ソフトクリームが美味しかった。

日本のオリーブ栽培は小豆島オリーブ園から始まり100年近く良質のオリーブを生産しているとのことです。小豆島の最後エンジェルロードは1日2回、干潮時に海の中から現れる砂の道で時間が良く渡って来ました。

今回私にとって是非とも行きたい四国でした。特に香川県愛媛県の地

四国はお城が七つあり4城見たのが良かったと思っております。最後に予定になかった世界遺産姫路城に行けたのが最大の喜びです。

 

9日目 4/3 (月)---------------------------------------------------記録:吉D

    7:15高松---栗林公園---鳴門渦潮見学---淡路の道の駅---姫路城---

神戸空港発—--20:10千歳空港着(スカイマーク175便)

 

 ホテルを早立ちし栗林公園を見学。手入れの行き届いた立派な松や桜の木が沢山あった。大きな池には太鼓橋。鯉も沢山泳いでいた。さすが城下町の公園で素晴らしい。

10:10予定より少し早めにうず潮見学のフェリーに乗船。丁度、大鳴門橋の下あたりを船は何度も回りながらに迫力あるうず潮を見せてくれた。今日は当初予定になかった姫路城の見学をする事にしていた。途中で淡路の道の駅に寄りたっぷりしらすが乗った「しらす丼」を食べる。これはとても美味しかった。13:15姫路城着。城内は多くの見学者が入り、中々上層階に進めない状況。恐らく海外のお客様が半分はいるのでは・・と感じた。

天気も良く城下は桜が一杯咲いて美しい城とのベストマッチで美しい写真が撮れた。

盛り沢山の予定を入れた今回の旅だったが無事終了しほっとしたのが正直なところだ。

大人数で動くのは中々上手くいかないと感じる事も有った。しかし、皆さん良かったよ!

と言って頂き、成功だったと感じる事が出来ました。皆さんありがとう!!!

                                                           

 

2023-3-25 百松沢山 (宮城の沢コース 1034m) から阿部山(703m)

【山名・コース】百松沢山(宮城ノ沢コース、1043m)から阿部山(703m)へ

【期間】 2023年03月25日    【天候】 晴れ

【形態】 A・ C ・ P ・ 他

【性別】 男性6名、女性4名

【メンバー】 CL渡N、SL笠I、椎N、平N、厚M、藤T、佐SK、納Y、佐T(J)、藤I

【山行形態】 尾根 徒渉

【地点時間】 会員№380 藤I                           7:00平和霊園→8:10百松沢山 登頂中止→8:40阿部山分岐

        →10:10阿部山 山頂→12:10平和霊園

【短信・感想】  藤I

 

本日、札幌市内の最高気温11℃、天気は一日中晴れの予報で絶好の登山日和。

平和霊園の登り口ではネコヤナギが芽吹いていて、春の気配が感じられました。

雪崩トランスシーバー(ビーコン)をチェック後、宮城ノ沢川沿いに残雪を踏みしめながら登山を開始。川は雪解け水で増水しています。例年より雪解けが早いようで、もうフキノトウが顔を出していました。

登山開始20分程で、第1関門の橋に到着。ここはむき出しの鉄骨の上に雪の塊が2/3くらいのっている状態で、川におちないように慎重に渡り無事に突破しました。

阿部山の分岐を過ぎて、徒渉、丸木(雪あり)渡りと難易度があがっていきます。

本日2つ目の徒渉の時に、アクシデントが発生沢登り名人 笠I SLの後に続いた納Yさんが、川で転倒し足首を痛めてしまいます。(アイゼンの爪が石の間に引っかかってバランスを失い、尻もちをついた際に捻ったようです)

井戸端会議の上、ここで百松沢山の登頂は(2年連続で)断念し、少し戻って隣の阿部山に向かうことになりました。納Yさんは、J子さんがテーピングで患部を固定してくれたため、元気に?自力で下山となりました。

阿部山分岐で納Yさんと別れた一行は、気を取り直して残雪の斜面を登っていきます。

気温が上がってきたため、何度も雪を踏み抜きながら登頂しました。それでも、春の柔らかい日差しと小鳥のさえずりのなか、気持ちの良い登山でした。

帰りは、出始めたばかりのフキノトウを採って無事に下山。

百松沢山は、来年もう少し早い時期にリベンジ!(俺たちに明日(来年)はない?)

ヒヤリハット

徒渉の際に1名転倒、足首をねん挫しました。

増水した川の徒渉は慎重に。アイゼンが石にひっかかることもあるので要注意。

 またテーピングは必要と感じました。

2023-3-19~22 知床岳(カモイウンべ川) 海別岳

【山名・コース】知床岳 (カモイウンベ川) 海別岳
【期間】 2023年3月19日~22日    【天候】晴
【形態】 A・ ○C ・ P ・ 他

【性別】 男性3名 女性
【メンバー】 CL二H(R) SL二H(T) 納Y 佐T
【山行形態】 知床岳 尾根 (縦走) 沢登り 海別岳 山スキー 
【地点時間】〔記録者〕 二H(R)
3/19 札幌6:45 サロマ湖11:35 羅臼16:05 相泊17:00 羅臼
3/20 相泊5:15 渡渉5:35 二股スノーブリッジ6:55 稜線11:15 知床岳12:15-45
稜線13:25 二股スノーブリッジ15:50 渡渉16:55 相泊17:15
3/21 海別岳 車止め8:15 稜線13:35 頂上14:00 車止め16:40 斜里泊
3/22 帰札

 

【短信・感想】 二H(R)
3/19 白石6:45分出発。札幌ICから高速に乗り道の駅遠軽で休憩し、サロマ湖から知床連山・海別岳・斜里岳を眺め能取湖網走湖と初めての道を走り羅臼着。相泊へ向かう途中で納Yさん知り合いのガイドさん宅に寄り情報を聞くが、今年はまだ、知床岳には登っていないという。相泊で知床岳から下山してきた単独の帯広労山の女性に情報を貰う。「百松山岳会です」と言うと、「会報送ってもらっています」と嬉しい言葉。明日、もう一座登るそうです。カモイウンベ川の渡渉も登山靴で大丈夫。上のスノーブリッジも問題ないとのことです。今日は風が強かったと教えてもらう。晴天が続いているのでトレースもしっかりと付いていると聞き、安堵の就寝。

 

3/20 4時起床、5:15出発。風もなく暖かい。空にはぽっかりと大きなドーナツのような雲! 海岸線からの国後島、左端に爺爺岳を見ながら、日の出を眺める。2014年4月にスキーで来た時には海岸線はスキーで歩け、流氷もあったが、今年は流氷は少し残っている程度。(2014年の時は、雲の動きも早く、上は強風との判断で撤退。)カモイウンベ川の渡渉を終え、笹を掻き分け尾根に上がりスノーシューで樹林の中を進む。小さな沢のスノーブリッジは後幾日もつかな。二股のブリッジは厚くまだ、しばらく大丈夫です。途中で、彩雲だと教えられ空を見上げる。

 


 急登の手前でアイゼンに履き替える。雪は腐っており、トレースもあるのが、気を付けながら登る。時折、強風が付き始める。見晴らしのいい広い頂上へと向かう斜面はガスると気を付けなくてはならない。ここにスノーシューをデポして行く。斜面は薄く凍っているのでアイゼンで歩くとシャリシャリと音がする。頂上への稜線は耐風姿勢で何度も立ち止まり、頂上に到着。昨年の夏、撤退した稜線・知床岬へと続く尾根・ウトロ側のオホーツク海根室海峡・真っ白な硫黄山方面の展望。 最高!!



シャッターを切るがお天気良すぎで、画面が真っ黒で見えない・・・

名残り惜しく下山開始。急登の下りも朝よりさらに雪が腐っており、ザクザク降りて来る。

海岸に降りて安堵。車に到着。

熊の湯で汗を流して、身体も温まりました。いい湯なので地元の人達で大賑わい。

協力金払ってきました。羅臼泊。

 

 

3/21羅臼5:55出発。途中、根北峠Pで斜里岳に登るというパーティーが支度をしていました。真っ白に輝く斜里岳組にエールを送って海別登山口へと向かう。7:35登山口となる道路には既に多くの車が止まっている。8:15出発。行く手に海別岳が輝いている。樹林帯を抜け、這松帯を抜け振り返ると斜里の街・オホーツク海が見えている。急斜面をアイゼンに履き替え稜線に出て、アップダウンを繰り返し頂上に立ちました。昨年は真っ白なガスの中でしたが、今回は360度の展望がありました!

海別岳頂上から帰路の稜線とオホーツク海

頂上の尾根からは、小海別岳に向かうスノーシューノのトレースが伸びていました。頂上下では単独の男性がテント泊りです。この天気、素晴らしいご来光が見られるでしょう。スキーに履き替え、ザラメ雪を颯爽と滑ってきたかったが、転びながら降りてきました。

「天国に続く道」スッポトでは夕日を狙って沢山のカメラマンがいました。

今回の知床山旅、最高のお天気に恵まれて、知床岳に登頂でき、北海道100名山(124座)終えることができました。

お付き合い下さった、納Yさん・佐Tさん・Tさんご苦労様でした。

 

北海道100名山は、北海道百名山(山と渓谷社)・北海道の百名山(北海道新聞社)で選定されています。差し替えにより新版に新たに加えられた124座でした。

日高の山は登山口となる道程も頂上までも遠くなってしまいました。

山を始めて、気が付けば2年程前より残り少なくなっていましたので、完登したいなと輝男さんにお付き合いしてもらっていました。

 

皆さんからの沢山の祝福の言葉ありがとうございました!!

2023-3-19 芦別・班渓幌内山(899m)

【山名・コース】 芦別・班渓幌内山(899m)

【期  間】 2023年3月19日(日)   【天候】 快晴

【形  態】 A ・ C ・ P ・ 他

【性  別】 男性2名 女性3名

【メンバー】 CL佐T(T)、SL藤T、塩I、泉D、渡N(M)

【山行形態】  尾根  縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキースノーシュー

【地点時間】 〔記録者〕 渡N

       8:30登山口 10:10c530地点 11:35頂上 12:15下山開始

13:50登山口

【短信・感想】    渡N(M)

 

 札幌スタートの際は快晴であったが、目的地に近づくに従い曇り空となり小雪も混じる

空模様で「今回も青空はなしか・・・・(´・ω・`)」。

 入山口近くには既に路側に車1台が駐車済み。ほどよい駐車場所が見当たらず、某社会福祉施設の駐車場に車をとめさせて頂く。スキー靴を履いている内に日が差し青空になってきた。来てよかったと思いつつスタート。

 残存するスノーシューのトレースも辿りながら、時折地図でルートを確認し登る。1本目の林道を越え、2本目の林道と出会う箇所、580m地点辺りまでは緩斜面。3月の圧接状態で非常に登りやすいが、細い立ち木が密になっており、目印になるものも少なく迷わないか、また、滑りで難儀しないか少々不安になる。所々沢もあって危ないので、ピンテを付ける。

 少々の急登を過ぎると、立木が疎らな斜面にでる。視界が開け遠くに山々が見え始める。頂上地点までの500mほどは開けた台地上になっていて、360度パノラマ状態。青空の下、近くには深川のイルムケップ山、さらに芦別岳や大雪山系、増毛山地などが一望できる。本当に奇麗でした。

 山頂標識をやっと見つけてもう一度集合写真を撮る。晴天だが風があるので木陰で昼食をとり一服。本当にうまい。

 後は下山のみ。途中道に迷いそうになりながら、密林地帯も何とか滑り降り無事下山。

 企画頂いた佐Tリーダーに皆でお礼。すばらしい一日をどうもありがとうございました。

ヒヤリハット

 冬山、特にスキーは、道に迷いやすいことを実感。方向を少し誤ると苦しい「沢登り」が待っている。今回は沢(川)の合流点の真ん中出ずに助かりました。


 

朝里岳(1280m)~白井岳(1301m)

【山名・コース】 朝里岳(1280m)~白井岳(1301m)

【 期 間 】 2023年03月14日

【 形 態 】 A:会山行

【 天 候 】 曇り時々雪・強風

【 性 別 】 男性7名 女性3名

【 メンバー 】 CL竹K、SL佐SK、松U、柳G、古D、藤T、椎N

高M、金K、平N

【 山行形態 】 スノーシュー 所要時間:5時間30分

 

【短信・感想】 会員NO.371 平N

今回の山行は、前々日(3月12日)の思いがけない苦行から中1日の山行で不安が一杯です。膝が壊れないように気を付けながら頑張るぞといった気合だけで集合場所に出掛けて行きました。

国際スキー場に着いたのはゴンドラが動き出す1時間前の8時でした。

施設の中でダべリングをして時間を過ごし、チケットが発売される8時45分前にはチケット売り場の行列に参加。ゴンドラが動く9時を待ちます。

ゴンドラに乗っていると風は強いが時間の経過とともに空の青さが増しているようで、山行には支障がないと思われます。

9時20分頃にゴンドラの終点に到着。標高が1100m程なので強風が吹き荒れ、体感気温はマイナス10度を超えています。その中で準備を整え9時30分に出発。

風で粉雪が前方右側から吹き付けるので、歩きにくいことこの上ない。


30分ほど進んだ所で小休止。平坦で目印がない状況が続いたので位置確認をしながら歩を進め、10時25分に朝里岳頂上に到着。風が強く寒いので、集合写真を撮って早々に白井岳に向けて出発。



朝里岳から遠ざかるとともに風が弱まり暖かくなってきました。11時10分、急斜面が現れたところで安全を期してアイゼンを装着し、慎重に降りて行きます。



白井岳に向かう登り斜面では全く風がなく体温が上がってきたので衣服調整。この辺りで男2人、女1人の元気一杯の若者グループに追いつかれてしばらくは前後しながら白井岳を目指すことになりました。


そして、12時30分に白井岳頂上に到着。残念ながら、標識は雪の下でした。頂上はあまりにも風が強いので、風の弱いところまで降りアイゼンをスノーシューに履き替えて昼食を摂ることにしました。


13時10分に下山開始。計画していた急斜面のルートを変更することにしました。白井岳に精通している古田さんのガイドの下、安全な沢を伝って降りることにしたのです。沢に通じる斜面は緩斜面で雪崩の心配が全くないルートです。小休止を繰り返しながら15時にスキー場に到着。無事山行を終えることができました。

2023-03-12 小登山[コノボリヤマ](514.6m)・大登山[オオノボリヤマ](565m)

【山名・コース】 小登山(514.6m)・大登山(565m)

【 期 間 】 2023年03月12日

【 形 態 】 A:会山行

【 天 候 】 快晴・無風

【 性 別 】 男性4名 女性5名

【 メンバー 】 CL二H(理)、SL二H(輝)、佐TK、泉D、塩I、椎N、藤T

佐T(智)、平N

【 山行形態 】 スノーシュー 所要時間:8時間

 

【短信・感想】 会員NO.371 平N

翌々日に国際スキー場のゴンドラ終点から朝里岳~白井岳を巡るツアーが予定されているので、その準備運動のつもりで参加しました。計画書によると小登山(514.6m)、大登山(565m)を巡る所要時間約6時間の里山周回コースです。

足慣らしに丁度いいだろうと軽い気持ちで参加した次第です。それがとんでもないことになるとは想像もできませんでした。

集合場所の前田森林公園を6時50分に出発。プロバンスの丘に到着したのが7時45分。8時にはツボ足で出発しましたが、10分後には早くもスノーシューを装着。要領が悪く準備に時間がかかる私にとっては思わぬ負担で、最初から暗雲が漂っていたように思います。

快晴無風で気温が高いので8時35分には衣服調整。その後も30分毎に小休止を繰り返します。そして、小登山に到着したのが10時30分、ここまでは計画どおりです。

しかし、この後が悪かった。小登山から大登山までは計画によると所要時間1時間。

小登山から右側の尾根を進んで行くと、後方から「方向が間違っている」と声が掛かりました。左側の急斜面を下ってから登り返さなければならなかったのです。標高450m付近の枯れ木が林立しているところを通過して11時45分に大登山に到着。

眺望が全く利かない頂上で集合写真を撮り早々に下山を開始しました。

この後に、アップダウンと言うにはあまりにも激しい登り下りを4回も繰り返す苦行が待っていました。

腐った雪が積もっている細尾根を進んで行きます。左側下方には林道が見え隠れしていますが、所々途切れているのでそこを歩く訳にはいきません。

我慢に我慢を重ねて15時にやっと目的の林道に到達し、その後はツボ足で歩を進めて行きます。

30分ほど歩いた所でスノーシューを再装着していよいよ最後の急登です。

これまでに体力を消耗しきっているのでキツイキツイ急登でしたが、16時に駐車場所に到着。総距離13.5Km、歩数3万歩の苦行を終えることができました。