2019-07-14 ニセコアンベツ川

【山名・コース】 ニセコアンベツ川

【期間】 2019年7月14日(日)   【天候】曇り

【形態】 ・ C ・ P ・ 他

【性別】 男性2名 女性3名

【メンバー】  CL:二 SL:古、二、千、塩

       

【山行形態】 尾根 縦走 沢登 岩登り 登攀 山スキー 

【地点時間】〔記録者〕   塩

  7:20五色温泉P集合 8:00昆布温泉より入渓 12:00第一の滝

   14:30終点五色温泉

【短信・感想】    塩

前夜しとしと雨が降り出している。20:45richiさんから中止の電話。しかし15分後決行の電話があり悩まれた様子が伺えました。

昆布温泉のホテル甘露の森裏から入渓し、五色温泉がゴールの約5kmのコース。

参加者全員が初めてのアンベツ川で期待に胸をふくらませています。

入渓して10分ほどでrichiさんがGPSを見て「沢が違う。戻ります」入渓地点に戻って

コンパスで方向を確かめると確かに違う。イタドリでほぼ隠れているもう1本右側の川でした。「初心忘るべからず。基本中の基本、入渓地点で必ずコンパスを切りましょう」と注意を受ける。まさしくその通り、油断禁物を肝に命じ仕切り直して再入渓。2日前の雨の影響もなく水量もほどほど、温泉が流れ込んでいるのか水温もぬるめです。

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ゴルジュ地形の釜をヘソまで浸かりながら渡ったり、リーダーのteruさんが忍者のごとくよじ登りお助けロープを出してくれて滝をクリアする。tibaさんが果敢に挑戦する大滝もありました。「ミッチー行け行けGOGO!」と応援するもあえなくドボン。う~ん残念!

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 でも楽しそう! 青空が出て日が差すと岩壁や足元の苔達が輝き始め、皆の口から出

た言葉は「中止にしなくて良かったね!」

 ブ~~ンと羽音をたてて近づいて私達の周りを旋回しteruさんのヘルメットにピタッと張り付いて動かない何やら怪しい奴がいる。もしかしてスズメバチ?アブです。それでも怖い!furuさんがザックをゴソゴソ。出てきたのはスプレー「スズメバチ サラバ」

シュ~っとひと吹き掛けると瞬時で逃げて行った。効果絶大と認識。携帯はお勧めです。

 

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そして最後の難所C490「第一の滝」に到着。20mはあろうかという滝は迫力があり圧巻です。高巻くことにしますがだんだん踏み跡が不明瞭になって藪の中を行きつ戻りつ格闘すること40分。トップのfuruさんが野生の本能(?)を発揮させてドンピシャの所に出た。ここからは浅瀬になりだんだん川幅も狭まっていきゴールが近づいていると感じさせるがなかなか着かない。「もうフラフラなんですけど~」と泣きが入るがひたすら歩くしかないよね。ゴールのトンネルが見えた時は達成感でいっぱいでした。

 速攻目の前の五色温泉にザッブ~ン!名湯が心も体も温めてくれました。

大滝・小滝が次々と現れワクワクドキドキの連続で飽きさせない素晴らしい沢遡行でした。私の中ではナンバーワンかも?

助けていただいたり、アドバイスしてくださった皆様のお陰と感謝申し上げます。

ありがとうございました。

 

ヒヤリハット

※ 入渓沢を間違えた。入渓地点で必ずコンパスを切り方向確認が必要。

※ 大きな岩を乗り越そうとして手が滑って後方に転倒。肩を強打し左胸骨骨折。