【山名・コース】 札幌150峰 桜山(168m)・土場(223.6m)・上新別(236.4m)
【 期 間 】 2020年12月22日
【 形 態 】 C:サークル山行
【 天 候 】 快晴・無風
【 性 別 】 男性9名 女性6名
【 メンバー 】 CLFR田、1班SLTK川、T松、W辺(誠)、2班S名、YN川、
3班SLYS川、S々木、M浦、H野、4班SLFJ田、K子、S藤(俊)、H原、IZ田
【所 要 時 間】 桜 山 登り 15分 下り 22分
土 場 登り 5分 下り 5分
上新別 登り 25分 下り 25分
【短信・感想】 会員NO.371 H 野
今回は札幌150峰の124番目桜山、125番目土場、126番目上新別の三山
です。いずれも低山で所要時間は見てのとおり記録的な短さでした。
最初に登った「桜山」は、遊歩道が整備されており、地域住民の憩いの場としてウオーキングなどに使われているのだろうと想像されました。
物知りのYS川さんによると、桜山は昭和の初め頃は桜の名所だったということです。私は、30数年前に真駒内に住んでいたことがありましたが、全く知りませんでした。帰ってから早速ネットで調べてみました。
むかし、真駒内種畜場内にはエゾヤマザクラが何百本も自生しており、大正末期にはここで花見をする人々がいました。そして、昭和4年に電車を走らせた定山渓鉄道が沿線の景勝地として宣伝したところ、一躍桜の名勝地として脚光を浴び、花見客が真駒内駅で下車、一升瓶やゴザを抱えて桜山に登り花見を楽しんだそうです。しかし、昭和21年に種畜場が米軍に接収され、キャンプ・クロフォードの建設が始まると、桜山にはガソリン集積所や射撃場が設けられて、無残にも桜の木はなぎ倒され、山は削られて昔の面影を失い人々から忘れ去られてしまったようです。しかし、昭和43年に「桜山保勝会」が結成され、真駒内団地造成計画が桜山に及ぶことを阻止されたことによって、総面積135haに及ぶ現在の桜山が残ることになりました。今は保健保安林並びに鳥獣保護区に指定されており、エゾヤマザクラも美しく咲き、遊歩道が10kmに及ぶなかを市民が楽しく散策できるようになったとのことでした。
次の125番目の山「土場」の登り口まで移動すること15分。薄い藪を2分ほど歩くと立派な林道に突き当たり、更に歩くこと3分で三等三角点が設置されている頂上でした。
「土場」という山名が不思議に感じたので調べてみました。すると、この一帯は、明治35~36年頃、真駒内川を通じて札幌に送るための木材を引き上げて集積する場所として使われていたことから、「土場」と呼ばれるようになったとのことでした。その後1944年、この一帯には常盤木(松や杉などのように年中葉が緑色の木。常緑樹。)の森林が多いことから、地名を「土場」から「常盤」へと改め、現在に至っているようです。
三番目の山「上新別」の登り口である北広島市の霊園まで移動すること約40分。
10時55分、登山を開始しました。霊園の脇を歩いて古田さんが下見の際つけてくれた黄色いリボンで左折。ここからはカラ松林と背の丈を超える笹薮の中を歩きます。登山を開始してから25分で頂上でした。
上新別は白旗山と高山に挟まれており、頂上には札幌市と北広島市の境界線上にある唯一の三角点(三等)が設置されていました。下山の途中では、北広島市のダイナスティスキーリゾートを臨む絶景ポイントで写真撮影。
霊園入口で昼食後12時10分に散会しました。