2012-4-24 夕張マッターホルン(1415㍍)

【山名・コース】夕張マッターホルン(1415m峰)

【期間】    平成3年4月24日

【形態】    A・ C ・ P ・ 他

【天候】    晴

【性別】    男性2 名 女性 1名

【メンバー】  二 二 会員外:1名

【山行形態】  尾根 縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー ツボ足

【地点時間】 十梨別ゲート4:30 引返し地点5:35 ポントナシベツ川林道出合6:00

 桔梗川出合7:20 111211:00 基部11:50 頂上13:00-10 基部14:00 111214:45

 桔梗川出合16:35 ポントナシベツ川出合17:50 十梨別ゲート18:30

【記録者】 二  

【感想文】 二

 2017年GWに歩いた芦別岳~夕張岳のほぼ中間地点にある夕張マッターホルン。稜線上から迫力ある雄姿を眺めていました。昨年、下見も済ませ楽しみにしていましたが、コロナ禍で山行も自粛。今年こそはと想いを馳せておりました。晴天を狙い24日の土曜日にしました。先に現地に到着した赤さんより、鹿ゲートしっかりカギが掛かっているとメールあり。ネットで情報は知っていましたが、淡い期待は外れてしまいました。ポントナシベツ川林道出合まで3km程余計に歩かなければならない。

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 朝、まずは鹿ゲートを突破して歩き出す。羽衣橋を過ぎ、おかしいな・・・流星橋を過ぎた辺りで来過ぎていたことに気づき引き返す。1時間程のロス。初歩的なミスの自分に腹が立つ。ポントナシベツ川左岸林道をポントナシベツ川の川音を聴きながら桔梗出合まで来る。ここからは桔梗川沿いに少しだけ進み、支流分岐から上り古い作業道跡を進む。沢筋が沢山出てくる。980位より尾根がはっきりしてくる。1112辺りまで来ると、マッターホルンが見えてきた。疲れも飛び元気が出てくる。タンネノ森に入りマッ

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ターホルンが迫ってくると一直線に取付に向かう。基部で支度をし、ピッケルを持ちいざ笹、灌木等掴みながら攀じ登る。頂上手前まで来ると、熊の足跡がはっきりと頂上方向に向かっている。輝男さんが「熊だ」と笛を吹く。熊は頂上手前で切れ落ちている斜面へと向かって行った。頂上には、ネットで物議をにぎわしている真新しいニレシ岳の標識がありました。アイヌ語で「牙‣犬歯」とあるらしいが、私的にはなくてもいい。

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やはり夕張マッターホルンでいいのでは。こんな奥深い処まで来て人工物は入らない。

頂上からは芦別方面の山並み、芦別岳~鉢盛山・夕張岳・前岳・滝ノ沢岳が確認できる。

下りで中央労山の5人パーティーに会う。メンバーに一緒にネパールに行ったBaba君・雪崩研究会でのTさんが居て笑顔で挨拶を交わす。一泊して桔凶岳を回るそうです。下降はピッケルを刺しバックスッテプで降りる。基部に着きホッとする。振り返り雄姿をバックに記念撮影。中央のパーティが懸垂下降・バックステップでと夫々降りて来る姿を確認。もう来ることはないであろう雄姿を目に焼き付け下山の途に着く。渡渉を何度かし桔梗出合まで来ると後は長い林道歩きに耐え十梨別シカゲート到着。安堵。

 帰り支度をし、車を走らせると、ギーと何やらブレーキがかかっているような音がする・・・音は段々と大きくなる。車を止め見ても分からない・・・

車の担当者に電話して対処を聞く。車を走らせても大丈夫なので、気を付けて帰って来てくださいとの対応。家に帰ってこられてよかったー。点検してもらうと、タイヤのブレーキディスクに小石が挟まっていました。

2.5時間程余計な歩きもありましたが、札幌からも眺められる夕張岳・芦別岳の中間にある尖り峰(1415峰)。心に残る山行が一つ増えました。