2022-4-29 美笛(880㍍)札幌150峰 最終登山

【山名・コース】札幌150峰  美笛(880m)

【期間】 2022年 4月29日    【天候】 晴れ

【形態】 A・(C)・ P ・ 他

【性別】 男性 8名 女性 5名

【メンバー】 CL古T、SL竹K、椎N、藤T、柳G、吉K 多D、松U、金K、塩I、平N、佐T(俊)、佐K

【山行形態】 (尾根) 縦走 沢登り 岩登り 登攀 山スキー 

【地点時間】〔記録者〕 古T

       6:00登山口→9:30漁岳→11:15小漁岳→12:20美笛12:30→13:45小漁岳→

       5:30漁岳→17:50登山口

【短信・感想】 古T

美笛(880m)

2022年4月29日(金)札幌150峰 150番目 

ようやく最後の150峰となった。26日の予定が雨で28日になり、強風のため29日に決行となった。朝5時半に常盤除雪センターに集合予定であったが、すでにメンバー13人は気合が入り集まってる。3台の車に分乗し漁岳登山口に向かった。ビーコンチェックし予定通り6時に出発、林道は雪が無く、つぼ足で歩いた。1時間で林道を外れ漁岳冬道に入る。

ここでアイゼンを履き急斜面を登る。雪面は硬めでアイゼンの刃が良く効く。しばらく歩くと稜線に出た。恵庭岳、支笏区、眼下にはオコタンペ湖の美しい景色が広がる。 

この山行の登山パターンはだいたい決まっている。計画がCL古T、山行行動がSL竹K、先頭を歩くのはSLが指名し区間を分担し全員で交代する。この先頭を歩くのはルートフ

ァンディング技術の進歩となっている。それぞれ地図を見て方向を定めGPSスマホの地図アプリで確認し進むCLは最後尾でついていくだけなので楽ちんなのだ。

今回のルートは長い歩行距離往復23Km、時間12時間かかった。

漁岳には9時30分に登頂、這松の中に立派な山頂カンバンが立っている。全員登頂経験

があり人気の山だ。

 

ここから小漁岳へは這松が濃くルートを右から大きく迂回し雪をつなぎながら向かった。

小漁岳は地図ではさほど難しく見えないがアップダインがかなりあり11時15分に到着

ここの未踏者は竹Kさんと藤Tさん

 

ここから長い緩斜面を下る。這松、笹に行く手を阻まれ迂回しながら快調に下る。

「美笛とは、アイヌ語のピフィ(小石原にある川の意)に由来する地名で、清冽な美笛川が支笏湖へと注ぎ込んでいる。 この美笛地区には、樹齢300年以上のカツラ、ミズナラの大木がそびえ立ち、いつのまにか自然に「巨木の森」と呼ばれるようになった。そして、湖に注ぎだす美笛川の河口の中州には、湖水の影響で立ち枯れた巨木の根株も点在している。」

美笛は三等三角点が設置されている、行ってみると小さな丘の中ほどに今はカンバンが吊るしてある。回りは樹木に覆われ視界はない。

 

美笛には12時20分到着、ここで塩Iさんが早朝に作った赤飯が全員に配られた。寝ないで作ったのだろう!美味しい、感謝感謝。

帰りも長いので12時30分には出発した。13時45分小漁岳、15時30分漁岳、17時50分ゴールした。

 今回は全員足攣りなし、早めに68番を飲み予防していた。下山すると、お祝いのシャンパンが待っていた!!

 ジュンコさんがクラーで冷やしてふるまってくれた。感謝、感激である。

ここまで6年かかった。

札幌50峰とは1989年(平成元年)札幌市が刊行した第48巻「札幌の山々」で紹介されている山である。始まりは手ごろな日帰りの山々なので登ってみようか・・・くらいの軽い気持ちで始めました。2016年4月21に藻岩山から始まり2018年4月21日の迷沢山で50峰2年間で完登。

35人参加で延べ581人日の登山であった。失敗山行は4峰、いずれも積雪、強風などで敗退している。時期を変えて再挑戦し完登している。

 

事故は2件起きている。2016年9月15日に登った札幌岳の下山途中で加Yさんが滑って転倒、1時間ほど休憩し自力下山した。翌日の診断結果は肋骨骨折であった、

もう一件は同じ田Nさんが同じ札幌岳登山の下山中、登山道を踏み外し滑落、頭をぶつけ大きなタンコブを作った。診断は頭に異常はなし、タンコブのみであった。

最期の迷沢山の下山後、パラダイスヒュッテで盛大に完登祝いをおこなった。

 

札幌150峰の定義は定かではないが、札幌の三角点を網羅したのではないかと思われる。ここではやまびこ山友会さんのホームページを参照とした。

 

2018年5月5日のモエレ山から始まり2022年4月29日の美笛で残りの100峰を4年間で完登した。参加人数27人、延べ1278人日の登山であった。失敗登山は4峰、豪雪、ヤブが深いなどが原因で時期を変更し再登山した。このほかに番外編の山を9座登っています。

一番長く歩いた山は美笛 23Km 12時間

二番は川上と滝の口   20Km 9時間43分

三番は番外の大江山   16Km 9時間12分     

一番美しい山行はフレ岳北峰 オコタンペ湖の凍った湖面を渡り上から見る恵庭岳と支笏湖、オコタンペ湖はとても美しい。 

一番過酷な山行は無意根山、氷結した這松のトンネルをくぐり、震えながらの登山であった。楽しい思いでは天神山の花見、五天山のお汁粉パーティ、神社山の正月お汁粉パーティ 

6年間の山行参加回数トップ10

1位:古T150回 2位:渡N130回 3位:藤T123回 4位:佐K122回

5位:金K120回 6位:柳G119回 7位:高M118回 8位:松U108回

8位:椎N108回 9位:泉D106回 10位:吉K91回  

参加メンバーの登山スキルは大幅に上がったと思える。20Kmを歩ける体力、地図の見方、GPSスマホ地図アプリの使い方、歩行ルート選定、山行リーダーとしての企画力いずれもレベルアップし最近には自主山行を企画し実行している。

これで150峰は卒業であるが、今後は一人一山企画山行などにつなげていければ良いと思っている。メンバーのみなさん、ありがとうございました。 (古T)

 

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