【山名・コース】 富良野西岳(1331.1m)
【 期 間 】 2022年06月26日
【 形 態 】 A:会山行
【 天 候 】 曇り
【 性 別 】 男性6名、女性5名
【 メンバー 】 CL二H(理)、SL二H(輝)、藤T、金K、佐T(俊)、松U、
佐TK、佐T(智)、椎N、藤I、平N
【 山行形態 】 尾根歩き
登り:4時間30分
下り:2時間30分
【短信・感想】 会員NO.371 平N
前日から例年では考えられないくらいの暑さが続いており、登山当日も蒸し暑く不安を感じながら、野幌パーキングを出発しました。目指す新富良野プリンスホテル近くの駐車場に到着したのが7時30分でした。
登山の準備を整えて歩き始めたのが7時45分、巨大な砂防ダムの側にある登山口には計画通り8時に到着し、いよいよ旧道・沢コースの始まりです。このコースは徒渉の回数が十数回続くとの情報を得ていました。
そのとおり、8時10分には川沿いの登山道に、そして1回目の徒渉が8時25分でした。その後はピンクテープに従い両側の岸を渡り歩きながら高度を稼いでいくことになります。
8時45分に4回目の徒渉が終わり、9時頃に標高500m付近に到達しました。ここまで来ると、川は右側のかなり下を流れている様子です。そこで長靴から登山靴に履き替えて進むことになりました。しかし、履き替えは早すぎたようです。10分も経たないうちにまた徒渉が始まり、その後も延々と徒渉を繰り返し、結局18回の徒渉を経験することになりました。
お陰様で気温の割に暑さを感じませんでしたが、水の中そして水際の石は非常に滑りやすく、私も足を滑らせて登山靴の中に水を呼び込んでしまいました。途中の水飲み場では冷たい水を飲んで一休み。疲れた体に甘露水が浸み渡り気持ちのいいこと、この上ありません。
18回目の徒渉が終わったのが10時15分頃。ここから頂上までひたすら急登が続くので、ジグを切りながら歩を進めます。途中では珍しいクロバナハンショーヅルやシロモノ?を見ることができました。また、頂上付近では磯つつじ、ゴゼンタチバナ、ハクサンチドリが今を盛りと咲いていました。その他エゾカンゾウも咲いていたようです。
1200m付近のニセピークに着いたのが11時45分。それから30分ほどで頂上に到着しました。頂上は、狭い上に立っていることもできないくらいの強風が吹きつけており、記念撮影はできませんでした。期待していた十勝連峰と大雪山、芦別岳の男性的な姿はガスの中にあって、まったく見ることができません。
頂上から少し降りた所で昼食を摂りましたが、風が強くゆっくりすることができず、早々に食事を済ませ、12時35分に北の峰方面に向けて下山を開始しました。
降りるほどに風が弱くなり、蒸し暑さが体に応えます。途中にはハクサンチドリが沢山咲いており、中には初めて見る真っ白い花のものがありました。
スキーリフトの終点に着いたのが13時50分。これからはスキー場の急傾斜が続く辛い辛い下りです。
歩いても歩いても目印のプリンスホテルは大きくなりません。膝が限界に近づいた15時05分やっと駐車場に到着することができました。